がくまるい@教育学部助教Vtuber

教育学の解説文章・動画を作る個人勢V大学教員です。 ★活動まとめ: https://n…

がくまるい@教育学部助教Vtuber

教育学の解説文章・動画を作る個人勢V大学教員です。 ★活動まとめ: https://note.com/gakumarui/n/n93c537e824a7

マガジン

  • プロセカ イベスト感想

    良い物語からは学びも多い。プロセカはストーリーも面白い。学生さん達も大人も刺さる物語が沢山あります。 画像出典「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」 SEGA・Colorful Palette・Crypton Future Media

  • 学校で教えない教育のこと【教育学】

    疑問こそ学びの原点なのに、学校の決まりや文化に関する「なぜ?」に、学校はほとんど答えてくれません。疑問や悩みに少しでも答えたい、そして疑問を大切にする人が増えてほしいと思い、教育学部の大学教員Vtuberが発信しております。

  • 文系研究者として

    大学・大学院や研究者の世界や考え方について記しています。教育学を専門に若手研究者Vtuberとしてnote・youtubeなどで活動しています。

  • 言葉は難しい【言語学・教育学】

    言葉は難しいが面白い。言葉の間違いや無知を嘲るのではなく、難しさを知って共に考え学んでいく。その一助になれば幸いです。

  • アドラー心理学とは何か"臨床心理学と自己啓発を整理する"

    2013年『嫌われる勇気』で流行したアドラー心理学とは結局なんだったのか、マインドフルネスなど他の臨床心理学系も含め整理し、数多ある「心理学」と名の付く本や自己啓発本をどう見ればよいのか探求します。

最近の記事

  • 固定された記事

活動まとめ:教育学部助教Vtuberがくまるい【自己紹介】

 がくまるいと申します。noteやyoutubeで教育学の解説をしています。  疑問こそ学びの原点なのに、学校の決まりや文化に関する「なぜ?」に、学校はほとんど答えてくれません。疑問や悩みに少しでも答えたい、そして疑問を大切にする人が増えてほしいと思い、発信しております。  この度活動の充実に伴い、プロフィール記事をリニューアルしました。 主な活動・作品note ◆学校で教えない教育のこと【教育学】  卒業式や運動会といった学校行事の歴史や意味、教員の仕事や異動の仕組み、

    • 作品を共に創るって難しい「Parallel Harmonies」イベスト感想【プロセカ】

       作品を、個人的な想いを込めたものを複数人で作ることは難しいです。このイベスト感想にしても、2人で書くことは恐らく出来ません。書けたとして、私かもう一人の思いとは離れたものに、あるいはどちらの感想でもない空虚なものになりそうです。  複数人で進める多くの物事はリーダーを1人置き、各メンバーはリーダーの指針に沿って各役割を担います。「船頭多くして船山に登る」と言われるように、進む方向の最終決定権を複数人が持つと中々進まない・とんでもない方向に進むものです。もっとも、立場上2人の

      • 互いの"逃げられない"覚悟を知る父娘「Knowing the Unseen」イベスト感想【プロセカ】

         ニーゴの仲間の描写も極力サイドストーリー(みんなが絵名をどう見ているかも凄い良かった)に回し、徹底的に東雲絵名と父東雲慎英を描いた物語。決めた道でしか生きられない者の苦悩と覚悟、刺さりまくりました。  画家の娘に生まれ自然に絵が好きになって、自然に自分も画家になりたいと思っていたのに、高校受験になって突然「画家になれる才能はない」と言われた。絵名の立場なら、突然突き放されたと思う方が自然です。しかし、父の想いは娘に苦しい道を歩んで欲しくないんだろうな、でもめちゃくちゃ不器

        • "相棒"のためなら「Rise as ONE!」イベスト感想【プロセカ】

           ついにサモちゃんとしばおが本編に登場。サモちゃんは番外「ぷちセカ」での大活躍がありましたが、しばおはようやくのお披露目でした。マックスくん含めて、ワンちゃんがかわいい!イベストでした。  …しかし、中には犬が苦手な人もいます。彰人の犬が苦手という部分を真正面から扱う、個人的にプロセカの好きな所です。穂波の絵が苦手なところを扱った「好きを描いて♪レインボーキャンバス」での絵名の対応が大好きなのですが、今回も彰人に対しての穂波・みのり・類が一緒に考えて克服を目指す姿勢がとっても

        • 固定された記事

        活動まとめ:教育学部助教Vtuberがくまるい【自己紹介】

        マガジン

        • プロセカ イベスト感想
          45本
        • 学校で教えない教育のこと【教育学】
          54本
        • 文系研究者として
          5本
        • 言葉は難しい【言語学・教育学】
          3本
        • アドラー心理学とは何か"臨床心理学と自己啓発を整理する"
          10本
        • インターネット文化【現役ニコニコ動画投稿者が綴る】
          2本

        記事

          スラング「スクールカースト」を整理する:序列意識はあっても”カースト”ではない【教育学】

           「スクールカースト」は2000年代に使われた俗語です。学校での生徒間の固定的な序列を示します。①序列(≒身分)が上の者は下の者を見下す、②仲間集団(グループ)は同じ序列の者同士で形成される、③学校・教室では誰がどの序列か共通見解がある、という捉え方です。  しかし、実際には学校の人間関係の形は多様です。階級意識ともいえる序列意識が明確にある場合も、「上位」か「下位」かなど何となく二分されているくらいの感覚の場合も、序列意識がない場合もあります。生徒の人数や地域の環境、学力な

          スラング「スクールカースト」を整理する:序列意識はあっても”カースト”ではない【教育学】

          過去があるから戦える「The first concerto」イベスト感想【プロセカ】

           時系列はおそらくワールドリンクイベント前、冬弥が辛い過去に対して「冬弥らしく」自分なりに1つのけりを付けた物語でした。  冬弥に与えられた課題は重要なイベントの曲を全て作ること。冬弥はメンバー全員の想いを込めるため、各人から音楽に出会ってからの出来事や気持ちを丹念に聞き取りノートに整理します。実(まめ)な冬弥らしい音楽との、そしてみんなとの向き合い方だと思いました。  しかし、どうも曲に納得のいく熱量が生まれません。様々な手を尽くし、かつての師であり袂を分かった父にも尋

          過去があるから戦える「The first concerto」イベスト感想【プロセカ】

          夢へわんだほーい「星を目指して、ヨーソロー!」イベスト感想+ワンダーランズ×ショウタイム振り返り【プロセカ】

          各チャプターで1人づつ焦点を当てるワールドリンクイベントの第3弾でした。今回もイベストを踏まえつつ、メンバーのこれまでを振り返っていきます。 神代類  豊富な知識を持ち判断力にも長けた優秀な演出家であり、飛びぬけた技術力で奇抜なアイデアを実現する装置を作ってしまう稀代のエンターテイナー。幼少期は周りがついていけず一人でショーをするようになった孤高の天才でしたが、認め合い共に最高のショーを作っていける仲間に出会えました。学校でも「爆破のマッドサイエンティスト」と恐れられてい

          夢へわんだほーい「星を目指して、ヨーソロー!」イベスト感想+ワンダーランズ×ショウタイム振り返り【プロセカ】

          研究者情報サイトの「所属」の見方 ~名誉教授は所属?~【KAKEN】

           現代は、一般の方でも研究者の情報を簡単に得られます。「KAKEN」や「researchmap」といったサイトでは、現在と過去の所属や研究行政が公開されています。「KAKEN」では所属に「大学, 学部・研究所等, 役職」の順で記されます。  そうしたサイトを見た際、経歴に隙間がある場合がよくあります。例えば、以下の例ならば2012~13年度、そして2017~22年度の所属は記されていません。しかし、これは「所属なし」だったことを意味しません。  今回は研究者情報サイトにおけ

          研究者情報サイトの「所属」の見方 ~名誉教授は所属?~【KAKEN】

          贈りたい想いが何より嬉しい「リラックスティータイム」イベスト感想【プロセカ】

           プロセカ開始当初、奏にはニーゴと穂波以外に交友関係がなく、ユーザーコメント紹介コーナーでは「奏にもっとお友達をつくってあげてください」という声も取り上げられました(もうすぐハーフアニバーサリー生放送)。プロデューサーは(僕が答えるものでもないと前置きした上で)今後色々な出会いが生まれていく中で「自然に出来るもの」と回答していました。人間関係を一気に構築できる人もいれば、じんわりと紡いでいく人もいるものです。奏の少しずつ広がった繋がりを感じさせる今回のお話でした。  ホワイト

          贈りたい想いが何より嬉しい「リラックスティータイム」イベスト感想【プロセカ】

          代わりにはなれない、でも出来ることがある「刻まれた傷は、やがて」イベスト感想【プロセカ】

          バナーのみのりの表情に不安になった読者も多いでしょうが、杞憂でした。アイドル花里みのりの底力を思い知らされました。  前回提案された活動拠点「モアモアハウス」の物件を探すモモジャン。みのりも新生活に夢が膨らみます。 とはいえ、条件に合う物件はそう簡単には見つかりません。いくつか内見を経て、努力した跡が沢山ある物件に至ります。入居条件は「夢を叶えられる人」。  代役として急遽のテレビ出演が決まり、番組の打ち合わせに行く道中、足をくじいたおばあさんに出会います。「絶対この人

          代わりにはなれない、でも出来ることがある「刻まれた傷は、やがて」イベスト感想【プロセカ】

          リーダーの夢は、みんなの夢を叶えること「導く勇気、優しさを胸に」イベスト感想【プロセカ】

          「守りたい夢もないから 答えのない日々 でもそれは優しさではないんだろう?なぁ」  一歩を踏み出した初めての穂波バナーイベスト「揺れるまま、でも君は前へ」の書き下ろし曲『霽(は)れを待つ』が今回改めて刺さりました。  一歌が手を引いてもう一度4人で繋がれるまで、誰かにバカにされても貫くような「くだらない夢もないまま」、自らは動けず「君を待つ日々」でした。誰も傷つけたくなくて何も選べなかった優柔不断な優しさから、決断して意思を伝える勇気を得て、誰かを守れる力強い優しさを得てい

          リーダーの夢は、みんなの夢を叶えること「導く勇気、優しさを胸に」イベスト感想【プロセカ】

          一枚から広がる思い出「Take the Best Shot!」イベスト感想【プロセカ】

           昨年のバレンタインイベントは私が初めてnoteに感想を書いた回でした。奏・一歌・寧々が穂波と贈り物のアロマキャンドルづくりに挑む話で、その感想として贈り物も後から見て作った時などの思い出を広げるきっかけ(媒介)になること、それは色々なモノに言えて私の場合は昔より意識して写真を撮って残すようなったことを書きました。  それから1年、今年のバレンタインイベントはダイレクトに写真がテーマになりました。まさかでした。  大人気で買えないチョコをどうしても杏に贈りたいこはねは、それ

          一枚から広がる思い出「Take the Best Shot!」イベスト感想【プロセカ】

          「主体的に学習に取り組む態度」の付け方と問題点【内申点】

           通知表には成績の数字「評定」と、各項目のABC「観点別学習状況の評価」が記されています。過去、ABCは評定のおまけ程度の扱いで、多くの場合は結局定期テストの結果で評定が決まっていました。  しかし、現在の中学校ではABCの項目を無視することはできません。各項目の評価を基に、合計して評定が出されます。その際、3項目はバランスよく考慮される必要があり「主体的に学習に取り組む態度」を無視して評定をつけることはできません。(詳しくは以下の前回記事をご覧ください)。  今回は「主体

          「主体的に学習に取り組む態度」の付け方と問題点【内申点】

          他分野にどっぷり浸かる経験「逆光のレンズフレア」イベスト感想【プロセカ】

           前回の劇団で教えてもらった映画エキストラの出演から、欠員を埋める形で撮影終了まで関わるスタッフに。出演前も出演後も映画を沢山みていて、ワンダーステージを一度離れて修行編に入ったからこそ、演劇とは違う分野にどっぷり浸かる期間が作れました。普段から視野を広げ色々見ようと意識していても、その世界に深く入らないと体感できないことは沢山あるので、こういう経験は後々力になります。  特に、常に演出を考え続け、表現し続けてきた類にとって、助手として監督にべったりついて徹底的に学ぶ期間と

          他分野にどっぷり浸かる経験「逆光のレンズフレア」イベスト感想【プロセカ】

          伝説の先へ「BREAK DOWN THE WALL」イベスト感想+Vivid BAD SQUAD振り返り【プロセカ】

           各チャプターで1人づつ焦点を当てるワールドリンクイベントの第2弾でした。今回もイベストを踏まえつつ、メンバーのこれまでを振り返っていきます。 東雲彰人  社交性も高く(学校の勉強はともかく)何でもそつなくこなせる器用さを持ちながら(「純白の貴方へ、誓いの歌を!」「怪盗紳士のハラハラ!?ホワイトデー」「最高のクランクアップ!」などで高い演技力や即応性を見せています)、夢に向かって不器用に突き進みます。個人的には「BURN MY SOUL」で一気に解像度が上がりました。上を

          伝説の先へ「BREAK DOWN THE WALL」イベスト感想+Vivid BAD SQUAD振り返り【プロセカ】

          通知表の評定とABC(観点別学習状況の評価)の関係【内申点】

           通知表には成績の数字「評定」と、各項目のABC「観点別学習状況の評価」が記されています。評定は多くの場合、入試に使われる点数「内申点」になります。過去、ABCは評定のおまけ程度の扱いでした(過去の評価については、以下の記事をご覧ください)。  ところが2002年の絶対評価導入以降、評定とABCが関連づけられるようになりました。特に小学校2020年度・中学校2021年度から実施の学習指導要領で「観点別学習状況の評価」が4項目から3項目になったのを受け、3項目の平均から評定を

          通知表の評定とABC(観点別学習状況の評価)の関係【内申点】