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bankupスタッフインタビュー 【藤吉航介さん vol.1】

今回も引き続きbankup(以下bankと略称)のスタッフの方に、bankバイトスタッフの倉田がお話を伺っていきます。

●プロフィール

藤吉 航介(ふじよし こうすけ)さん
三重県出身。鳥取県米子市在住。
大学進学の際に鳥取で暮らすように。大学は農学部で学ぶ。
大学3年のときにbankupのプロジェクトに参加し、営業活動や米づくりなどに関わる。
2019年からbankupに勤める。

【藤吉さんのキャリアの歩み】
民間の株式会社
⇨東京の保育系のNPO
⇨大阪の法人で雇用問題・就労支援に関わる(キャリアに悩む方の相談支援、中小企業の採用・人事支援に関わる)
⇨bankup

●bankは自分にとってどんな場だと感じますか?

緩くてルールがなくて、自由だなと感じますね。
「何かしたい」という想いを持った人が吸い寄せられる場なのかもしれないですね。色んな機会がありますし、機会を求めている人が集まってくるんだなーと思います。

●活動振り返って、bankupの魅力は?逆に課題は?

「人を信じて向き合う」というスタンスが特徴的かなと思います。
こういった団体が20年続いているというのが、まず力強いパワーを持っているなと感じますね。

課題としては、現在はメンバー各々がプロジェクトを進めている状態でフリーランスの集まりのような形なので、メンバーはどのスタイルでやっていきたいと思っているのかを話し合って、法人としてのスタンスをはっきりさせていくことが必要かもしれません。
ひとつのプロジェクトや事業を数年単位で育てていこうとすると、今の法人の体制だと結構大変かもしれないので、そこについても考えていきたいですね。

●特に印象的だったプロジェクト
━YELL FOR オンラインアシスタント事業

去年の4月から本格的にスタートし、主婦・学生・若くして介護をしているヤングケアラーの方など、これまでに40人近くが参加してくれました。

「この場があったから働けました」と言って下さる方がいたり、参加してくれた方がプロジェクトが終わった後に記念品を贈ってきてくれたりして嬉しかったですね・・・

YELL FORが始まったきっかけの一つに、コロナウイルス感染症の感染拡大がありました。2020年はじめの緊急事態宣言時、飲食店が一時的に閉業して、学生の働く場所がないという声が聞こえるようになりました。
自分のアルバイト代を学費や家賃などの生活費に充てている大学生もいて、先が見えない状況の中で学業に集中できないというのはしんどい状況だなと感じていました。
一方、関わりのある企業の方に話を聞いてみると、たくさんの業務を抱える中で、本当はやりたくても出来ない仕事があることがわかりました。例えば、Webサイトの更新や広報、情報発信などです。
忙しくてやりたいことが出来ない会社の業務を僕らが受託し、一時的に仕事を失った方に回して実施する。そうすると、お互いにとって助かる仕組みになるんじゃないかーー
というところからスタートしました。


YELL FORの取り組みで大変だったことはありますか?

業務の仕組みをつくることが大切ですし、大変でしたね。
プレスリリースの作成・メルマガ作成・営業資料作成・採用のお手伝い・システムの運用補修・WEB・SNSの更新......等々、幅広い業務があります。

僕の役割の一つは、ご依頼をいただいた業務を実際にやり、そしてマニュアルや業務フローを作ることです。
初めての人でもすぐに慣れるような業務の仕組みを作ることで、色んな人に働く機会を提供することができます。業務の仕組みを作り、できるように育成をする、はじめはそんな仕組みづくりに苦労しました。

嬉しいことに、今では安心して任せることができる人が増えてきたので、今後はどんどんお願いできる役割・機会を増やしていきたいと思っています。

YELL FORの今後の展望はありますか?

働くことを通じて、人が前に進める機会をつくって、働き手だけではなく企業の方も含めて、前に進めるようにサポートしたいですね。
会社内が忙しすぎたり、仕事の負担が偏っていたりすると、本来その人が持つ力を十分に発揮できずに小さい不満や不安が積み重なっていきます。そして、働く人のやる気も低下してしまいます。
だから重すぎる荷物は、YELLFORに預けてもらい、会社の仕事の負荷が軽くなるサポートをしていきたいなと思います。そして、その組織が「何をしていきたいか、していくべきか」を考えたり、新規事業やお客さんと向き合う時間が増えていくと嬉しいなと。
その結果として、社内の方が「自分の仕事の価値」「自分のやりたかったこと」を見つめ直せるようになってもらえれば良いなと思います。

●bankupで出会った方で、印象的だった人

大学時代、bankのお米づくりのボランティアで活動していた際に出会った高田さんという方が印象に残っています。今は日野の方でお酒やお米をつくっている方なんですけど、生き方が印象的で、豪快な感じの方なんですよね。
会ったときに感じたのは、自分で自分の人生をつくっている、生きる力がみなぎっている方だなと思いました。

高田さんから「感謝はとっておくものだよ。すぐ返さなくても良いんじゃない?」と言われたことが印象に残っています。 自分は誰かに何かをしてもらったときにすぐお礼や謝罪を言って精算したくなるのですが、感謝の気持ちはとっておいて、頑張る糧にしたり、後々大きくして返しても良いと思うよと。
記憶が朧気だし、意図は聞いてないので分かんないんですが、自分には無かった考えだな〜と強く思ったことを覚えています。

●藤吉さん個人の意見として、bankupがどうなっていったら良いと思いますか?

bankupの目指していきたいことに共感してくれた人たちが何か影響を受けて、周辺で何かをやり始めるという状況が生まれると良いんじゃないかなと思います。


次は藤吉さんの過去のお話を伺います!
vol.2もお楽しみに(o^―^o)


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