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【認知活動】誰に知ってもらいたいか決まってますか?

商売において何より大事な認知活動。いいものを作っても知ってもらわなければ無いものと一緒。でも、誰に知っててもらいたいの?という話

今朝自宅でパソコンを開くと1通の営業メールが入っていた。

名前を確認すると先週に電話でも営業をかけてきた会社でることが判明。ずいぶん熱心な営業だなと思いつつ削除した。

電話で伺ったときの内容も「地元のお客様をもっと増やしませんか?」という一方的なもので、弊社が地元というくくりで集客していないことを知らずに会社からの小さな商圏で考えての提案であった。

この営業と同じくらいズレているのが、先日の投稿でも触れた同業種の団体である。

最新のタウンページを引っ張り出してきては、地元で良心的な業者であるということをもっとアピールせよ、というのだ。

タウンページによる認知活動に思うことはない。アナログでもデジタルでもアプローチによってはそれなりの効果が期待できるからで、どちらの話でも引っ掛かるのは、そもそも自身の商売において、はっきりと「誰に知ってもらいたいか?」ということを明確にしているかという点である。

業種業態、または商売の方向性によっては小さな商圏で地元のお客様を第一に考えるところもあるだろう。それとは対極にECサイトや離れたエリアに対象顧客が存在するということであればアプローチのしかたも変わるのだ。

認知活動のくくりを大きく捉えすぎても誰にも刺さらない労力とお金の垂れ流しとなる。そうした認知活動もやらないよりはやった方がいくらかマシであるが、八方美人に万人にモテたい!とするよりは本命を決めて戦略を練る方が誠実だし、成果は得やすいと思うのだ。

であるからして、認知活動を考えるのであればお見合いの仲人やコンパの幹事に自分の好みを伝えるように「誰に知ってもらいたいか?」の「誰」というターゲットは割と細かく定めておいた方がその後のアプローチもしやすい。

話は戻るが、数年ぶりにタウンページを手に取り内容を確認したのだが、数ページわたり広告費を割いて掲載しているような会社はおそらくタウンページで情報を得るような顧客層が対象顧客なのである。

パラパラとページをめくっていたのだが、どの業界でも主に高齢者を指すアナログ層は存在しているため、タウンページも使い方によってはまだまだ有効なのだろうと興味深く拝見していた。

いずれにしても認知活動とひとえに言っても様々である。最終的な媒体は数多くあるが、そもそもの「誰に」という部分は自身でしか決められない。

好きな人を他人に決めさせる人がいないように、商売をする上でそこだけは自分で考えて決めなければ話にならない。

少なくとも私の好きな人は「地元」でも「タウンページ」でも確認することはできなかったのだが。

自身の商売においての相思相愛を目指す。まずは好き相手を明確にしよう




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