見出し画像

【育成】育てていける売上げの作り方

商売において、V字回復や急成長、一発逆転などの急激な変化を狙うのではなく、数年単位に徐々に伸びるような施策を育てていく、という話

現在、去年から走らせたWeb上の検索広告の効果が上がっている。そのおかげか今年に入ってから多忙な日が続いているのだが、要因はそれだけではないもよう。

数年かけて育てたあらゆる施策が実を結んでいる状態と認識しているが、この数年を長いとみるか短いとみるか。



以前のわたしもそうだったのだが、はやく成果が欲しいばかりに、深く考えずに効果が見込めそうなものに手を出しては、中途半端に投げ出していた時期があった。

今取り組んでいるものすべては、即効性は乏しく、そのかわりじっくりと時間をかけて取り組んでいけばそれなりの成果は見込めるものばかり。数年間じっくり取り組むには忍耐も必要だが、わたしの場合、忍耐というより、短期で成果をあげようという気持ちをあきらめたことから、向き合い続けられているのだと思う。



これには一つの成功体験があり、半信半疑ではじめた施工ブログを5年継続したあたりからポツポツと問い合わせが増え、今では問い合わせの9割が施工ブログによるものである。

月に数本程度だが、あきらめずに5年間取り組んだことで芽が出始めたのだが、その5年という期間を待てない人も多いのではないだろうか。

確実な成果を育てるのに3年から5年という時間軸を理解していれば、ムダに焦ることなく取り組めると思うのだ。窮地に陥っているときほど成果を焦るが、そんな精神状態のときにつかんでしまう方法は誤っていることも多いので注意が必要だ。



今ではSNSなどで「1ヵ月で驚くほどの」とか「簡単に誰でも」などの成果を匂わす広告があふれているが、そんなバカなことがあるわけない、と頭ではわかっていてもどん底にいればいるほど、こういったうまい話に飛びつきたくなる気持ちはわたしもよくわかる。



明日の売上げも危ういならば、そういった詐欺まがいの話に飛びつくのではなく、とりあえず日銭を稼げるような自身の事業で利益は薄くともハードルの低い分野でつないでいく方がいい。

カラダはしんどいかもしれないが、大負けはしないし、日銭が入ることで時間稼ぎだってできる。その間に数年単位で育成できるような集客方法を進めていけば長く暗いトンネルの出口はそのうち必ず見えてくるだろう。



弊社も何度目かのトンネルの出口が見えたに過ぎない。本当の勝負はここからゆえ、気を抜かないようここ心がけていきたい。

成果の芽が出る時間軸を自分の体に叩き込むと、うまい話から距離ができる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?