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雑記

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ゲームいきものデータベース作成、研究、ゲームプレイなど研究活動内で起きたことについて雑多に書いていきます。
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【雑記】FOREVER BLUE LUMINOUS――一週間のプレイ感と登場いきものについて

【雑記】FOREVER BLUE LUMINOUS――一週間のプレイ感と登場いきものについて

 任天堂とARIKAの作ったゲーム『FOREVER BLUE LUMINOUS(フォーエバーブルールミナス)』が発売されてから一週間が経った。ゲームの感想や大まかな情報が出揃ったところで、レビューではないけれど、雑感をいろいろと書いてみたいと思う。
 まず、この『FOREVER BLUE LUMINOUS』というゲームは、ファンからすると待望のゲームだった。Wiiが出始めたときに出たゲーム『FOR

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【雑記】5/2発売の『フォーエバーブルールミナス』を楽しむためにーーあと一週間をどう過ごすか

【雑記】5/2発売の『フォーエバーブルールミナス』を楽しむためにーーあと一週間をどう過ごすか

はじめに:フォーエバーブルーシリーズとは

 『フォーエバーブルー』とは、株式会社アリカが開発し、Wiiで発売された、海を自由に散策し、魚を見つけ、海のいきものと触れ合うリラックスできるゲームだ。『フォーエバーブルー』は2007年に発売され、続編の『フォーエバーブルー 海の呼び声』は2009年に発売された。

 両作品ともダイバーとなって海を探検するが、その目的は海のいきものを見つけながらその海域

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【雑記】Steamウィッシュリストに入っているいきものゲーム紹介ーー近い未来に発売されることを祈って

【雑記】Steamウィッシュリストに入っているいきものゲーム紹介ーー近い未来に発売されることを祈って

 先日、『FOREVER BLUE』シリーズの最新作がNintendo Switchで発売されることが報じられ、ゲームいきもの研究所も盛り上がり、その最新作をみんなで楽しみにしています。

 さて、世の中には多くのゲームがありますが、そのゲームの中には「作っている途中であり、まだ発売されていないもの」という状態のものがあります。Steamでは「近日発売」と表記され、発売されるその日を待っている……

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【雑記】ゲーム内の説明文読みますか?ーーいきもの説明文を文字数ごとに見てみる

【雑記】ゲーム内の説明文読みますか?ーーいきもの説明文を文字数ごとに見てみる

前略

 前略、めんどくさがりな人間です。
 子どものころに『デジモンワールド』をプレイして、NPCにも話しかけないし、ゲームの説明書も読まないせいで、先に進めずにアグモンを連れて限られたフィールドを歩くだけのゲームをしていた。
 そんな人間でも、回数を重ねて、なんとかゲームをすることができている。めんどくさがりは治っていないけれども。シミュレーションゲームなども説明を読んで理解しても、次プレイし

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【雑記】ゲームで出会ったいきもので現実の施設を作る企画についてーーこの企画のキモは……

【雑記】ゲームで出会ったいきもので現実の施設を作る企画についてーーこの企画のキモは……

 某日、ゲームいきもの研究所でこんな企画が提案された。
「研究所で集めたデータベースで、どこかの水族館のいきものをどれだけ網羅できるのかって面白くない?」
 なにそれ。めっちゃ面白そう。
 軽いノリで「やろうぜ!」とのる研究員、データベース公開している施設がないかさっそく調べる研究員、ワクワクしている所長。
 企画発足時はそんな感じだった。
 その企画の第一弾「ゲーム世界のいきもので、鳥羽水族館を

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【雑記】シミュレーションってなんだろうーー「動物+シミュレーター」

【雑記】シミュレーションってなんだろうーー「動物+シミュレーター」

 シミュレーションゲームってなんだろう。そんなことを最近思い始めた。こういうときに定義から入ると「現実にあるものをゲームで体験できるようにする」みたいな意味になると思う。まあ、そういうものであるのはわかっているんだけどさ……。そういうことをつらつら話していきます。

経営シミュレーションの難

 戦闘系にあまり興味がないから、シミュレーションゲームといえばもっぱら経営シミュレーションゲームだ。
 

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【雑記】全ての学びの道はつながっているーー目的一つに道は無数

 こんにちは、ゲームいきもの研究所所長です。カプセルトイが好きで、いきものが好きで、ゲームが好きで……と生きてきて、今このような研究所を立ち上げてゲームをし、ゲーム世界のいきものの標本を集めている。そしてそれをデータベースという標本箱に収納し、その情報をもとに調査レポートを作成している。
 この活動をしていると、自分に足りないものがいろいろと目につく。研究所の活動というのは「ゲームをして、そこに出

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【雑記】運について考えることはあるだろうか――ゲームに運はつきもの

はじめに:運について 

 運について考えたことはあるだろうか。
 人生単位で考えると、自分は運が良い方、悪い方いろいろあるだろう。
 とはいえ、運にはいろいろある。就職するときにタイミングよく良いところに行った。受験のときにギリギリ合格できた。そんな「人生の大きなイベントのときに運が良い」人もいれば、「毎年おみくじ大吉出る」「くじびきで良い景品が当たりやすい」「ガチャ運が良い」という日常的な運が

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【雑記】クソみたいなゲームを愛せよーー楽しんだもん勝ちだからやっても勝ちだし、やらなくても勝ち

 誰が言い出したか分からないが「良いものを作るには、名作だけじゃなくて駄作も知るべきだ」という助言がある。駄作から学ぶこともあるから、良いものだけでなく悪いものからも学び取って、創作の糧にしろということを言いたいらしい。
 じゃあ、ゲームではどうだろう。ゲームを作るじゃなくて、ゲームをプレイする人。そういう人は駄作をやって何になるのだろうか。逆に、名作だけをやって、面白いと誰もが分かっているものを

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【雑記】「いきもの系ゲーム特集」は誰に向けたものなのか――ひねくれ研究員の愚痴

はじまりの愚痴

 ゲームいきもの研究所の研究員たるもの、いきものに関するゲームの情報には常にアンテナを張り巡らしておきたい。だからこそ、サイトや雑誌にある「いきものに出会うゲーム!」「オススメのいきものが出るゲーム!」みたいな特集は、見ないわけにはいかない。
 全部が全部というわけではないけど、それを見ていると、なんだかもやっとする。
 メインが「いきもの」なのか、ただ単に「いきものが出てくるゲ

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【雑記】いきものを好きになるきっかけはどこにでもあるーー私はカプセルトイから

 なにか好きなものを、好きになった瞬間を覚えていますか?
 私は高校三年のときの秋に、ひとめぼれをしました。それはイオンの文房具コーナーちかくにあったカプセルトイ、ネイチャーテクニカラーのヤドクガエルです。
 一回300円(当時は200円が多く、300円は珍しかった)とあまり安くない値段だったけど、気づけばその日のお昼ご飯代をその機械に入れていた。

 出たのは「コバルトヤドクガエル」。
 立体で

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【雑記】インディーって何かわからないけど、インディーゲームの話をする

【雑記】インディーって何かわからないけど、インディーゲームの話をする

 タイトルのとおり、インディーというものがよくわらかない。
 最近、『DAVE THE DIVER』がインディーゲームの枠で賞をもらったことで「これはインディゲームじゃねえ!」みたいな意見がよく出た、らしい。
 『DAVE THE DIVER』を作った会社自体は「自分たちはインディーゲームを作っています!」と言っているわけではないから、この賞はだれかが『DAVE THE DIVER』をインディーゲ

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【雑記】ニンテンドーDSを学習・実用ソフトを中心にふりかえろうーー十徳ナイフのような幅広いソフトをもつゲーム機

【雑記】ニンテンドーDSを学習・実用ソフトを中心にふりかえろうーー十徳ナイフのような幅広いソフトをもつゲーム機

はじめに

 先日、『ニンテンドーDSパーフェクトカタログ』が発売されました。研究所でもこの本を資料として購入し、研究員たちでワイワイと懐かしみながら読みました。

 面白いことに、研究員それぞれ、「これやってた」というゲームがバラバラなのです。「DSが発売されてすぐに、さわるメイドインワリオがあったのを覚えている」「サウンドノベルとか、ウィッシュルームとかのストーリー系をやっていた」「ポケモンや

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【雑記】ゲームの原体験ーーニンテンドー64で育った子はワイワイしたい

 ゲームの原体験はどこだろう、と聞かれると「みんなでワイワイとプレイしていること」と答える。この答えは人それぞれで、研究員たちに聞いてもバラバラだが、自分の場合はそれだ。
 その理由は簡単で、自分が小学生のときにニンテンドー64やスーファミで遊んでいたからだ。『大乱闘スマッシュブラザーズ』やったり、「マリオパーティ」シリーズをやったり、スーファミで『星のカービィ スーパーデラックス』を二人プレイで

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