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CULVIEW

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カルチャーに関するレビューやインタビューをまとめる共同運営マガジンです。カルチャーに関して雑談できるオンラインサービスDiscord上に無料オンラインコミュニティもあります。興味… もっと読む
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2024.02.09 カルチャー好きのコミュニティを立ち上げました。

気軽にご参加くださいね。https://twitter.com/i/communities/1755883404544090446 こんな情…

カルチャー好き集まれ!オンラインコミュニティ「CULVIEW」参加者募集

「CULVIEW」を動き始めたのは3年前(カルビ=いい肉ということで、11月29日はCULVIEWの日)な…

【中止】4/1(金)21:00~ フリトーク「嘘」/【中止】4/2(土)10:00~ フリダンス「…

エイプリルフールなら嘘は許されますが、すでにエイプリルフールは終わっているので嘘は許され…

イカゲームは誰を告発するか~戦争を映す鏡としての『イカゲーム』~

世界中、そして、日本でも話題となったNetflixドラマ『イカゲーム』。しかし、その作品を生み…

青春映画としての『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

 ジョン・ワッツ監督のMCUスパイダーマンは「少年から青年への成長」を描きながら、いわゆるZ…

「春原さんのうた」と高橋久美子さんと私をめぐる偶然について

昨日「春原さんのうた」という映画を観てから、これまでの私に訪れた幸福な偶然の重なりについ…

ひかり
2年前
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『春原さんのうた』短評

『春原さんのうた』という映画に物語はないようだ。 だからといって必ずしもそれは、決して目の前の映像に鑑賞者を没入させまいとする実験的な挑戦や、ドラマツルギーなるものの構造を知力と教養で解体しようとする戯れを志向しているわけではなさそうであり、むしろ言ってみればそのオチのなさ、特定の意図や意味への回収の不在、あるいはカタルシスの欠如らしきものはある種の慎ましさに由来していると仮定したほうがいくぶんそれらしいように今は感じられる。 たとえば、この映画には泣いている人物がよく出てく

『春原さんのうた』のこと

 物語より詩が優っている。この映画についてそう言った人がいるらしいのだけど、その通りだと…

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映画「クライ・マッチョ」映画に愛されし者の痛ましく美しき映画への愛の 歌/映画の子…

1:映画、その愛を巡る物語、一方的で残忍なまでの冷淡さ、あるいは、映画の奴隷の刻印どれほ…

【cinema】ユンヒへ

始まりは雪深い小樽。1人の高齢女性が手紙をポストへ投函する。深々と降り積もる雪。 「雪は…

つぶまる
2年前
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#cinema『ずっと独身でいるつもり?』

たまには映画でも観ようと思い立ち、少し前に友人から勧められた映画を観ることにした。 田中…

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映画『Passing 白い黒人』について

ぼやけたモノクロスタンダードの画面の中から、歩道を行き交う人々の足元が徐々に浮かび上がっ…

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TVドラマ「スカム」でギャラクシー賞受賞。DHU1期生・原さんの、映像の作り手であり続…

監督、プロデューサー、脚本家、演出家、俳優、カメラマン、CG、音響、衣装、美術スタッフなど…

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』人々をかつて結びつけていた幻想。

 「夢は深淵からのメッセージだ」“Dreams Are Messages From The Deep”と始まる『DUNE/デューン 砂の惑星』は「夢」についての映画である。それは作品内で主人公ポールの見る幻視が重要な意味を持つということだけではなく、1965年に出版されたフランク・ハーバートの同名小説が多くの人にとって「夢」だからである。今まで多くの読者が、数多くの言語で翻訳された『デューン』を読み、著者自身の思惑も超え、それぞれの自由の王国で「夢」を形にしてきた。生きる時代