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ロック様と仲の悪かったレスラーたち

現在世界一売れる俳優の名を欲しいままにして、ハリウッドの頂点になっているロック様ことドウェイン・ジョンソン。

彼がかつてプロレスラーであったことを知らないファンも多いのではないだろうか。

そんなロック様は多くのファンに愛され、現在でも慕われているがその1部には彼を非常に嫌悪するレスラーがいたりする。

今回は「ピープルズチャンプ」であり続けたロック様と仲が悪かったレスラーたちをピックアップしていきたい。

①ケビン・ナッシュ

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90年代に当時WWFだったWWEとWCWで活躍したディーゼルことケビン・ナッシュ、ハンサムな顔つきと2m超の巨体から繰り出すパワーでアンダーテイカーのライバルとしても君臨していた。

そんな彼だが、ロック様のことを非常に嫌悪していることで知られている。

プロレスファン向けのDVD番組を制作している「you shoot」に出演したナッシュはインタビューの中でこのように語っている。

「ロックはただのカマ野郎だ。」

「『ハムナプトラ2』や『スコーピオンキング』でハリウッドに出て、リングに戻ってきた2002年にはヤツはかなり天狗になっていた。」


しかしその後、レスラーとしてはほとんどセミリタイアになったナッシュは俳優に転身した。

俳優としてのキャリアの大変さを知りロック様を評価するようになっていったらしくこのように彼をほめたたえていた。

「あいつはプロレスラーがハリウッドでは通用しないというガラスの天井をうまく突き破ってくれた」


しかし、ロック様としてはかつて自分を同性愛者を揶揄する「ゲイ」という言葉で中傷した彼を許すことはないのではないだろうか。

彼の上記の発言も少し彼の機嫌をとろうとしているのではないかとうがった目でみてしまう。


②アーメッド・ジョンソン

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身長188㎝体重138㎏という巨体をした黒人レスラーのアーメッド・ジョンソンは黒人レスラーとして史上初めてインターコンチネンタル王座に輝いたスターであった。

当時、ネイションオブドミネーションというユニットでロック様と手を組んでいた彼は舞台裏でロック様とショーン・マイケルズとトリプルHの「DジェネレーションX」がジョークを言ったのを聞いてしまった。

彼らは黒人をネタにしたジョークをいってしまいロック様に謝罪をしにきていたらしい、ロック様は遺恨にならないようにジョークでかえしたがその冗談がアーメッドにとってかなり憤慨するような内容であったそうだ。

その内容というのは

「気にしないでくれ。みんなは俺を観て黒人というが俺は黒人じゃないんだ。母ちゃんが白人と寝ていた、それが俺の親父だろう!つまり俺は白人なのさ!」


というものだった。

書くだけでもひどい、こんなことを本気でいったのだろうか?

ロック様の父親はロッキー・ジョンソンという有名な黒人レスラーであり、アーメッドはロック様が彼を否定したのではないかと思い、彼に詰め寄り今のジョークを訂正しろと殴り掛かったそうだ。

しかし、大事には至らずその場にいた他のレスラーに抑えられ事なきを得たそうだ。

それ以前にアーメッドはロック様が気に入らず以前から彼をぶちのめしてやりたいと思っていたらしい。


③トリプルHとショーン・マイケルズ

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90年代中盤に「DジェネレーションX」として活躍した二人であるが、実はかなりロック様との間に隙間風が吹いていたのではないかといわれている。

ファンの間では有名なので知っている人も多いかもしれない。

同じく90年代初頭にWWEのメインとして活躍していたブレット・ハートはポッドキャストの中で「二人はロックに嫉妬して、あの手この手で追い出そうとしていた。」と語っていた。

ある日新人時代のロック様の前にショーン・マイケルズがやってきて「コーナートップからのドロップキックを二度とするな」と冷たく吐き捨てたことがあった。

横で聞いていたブレットに「他のレスラーだってやってるのになぜ俺だけダメなんだよ」と漏らしたロックをブレットは慰めていたそうである。

これがただのいちゃもんではなく二人の新人いじめであることをブレット・ハートは知っていたのだ。

その後、ブレットは団体から去りロックは孤立してしまうと思られたが…キャラクターを変えヒール選手として生まれ変わった彼はDジェネレーションXを食いかねない人気が出て爆発的にブレイクをした。

かくして、ロック様は団体のメイン選手になりWWFの黄金期を築き上げていったのであった。

アーメッド・ジョンソンが聞いた差別ジョークもロックなりに先輩への忖度をした結果そうなってしまったというのが結論ではないかな。


④ランディ・オートン

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ジョン・シナと並び00年代後半から10年代初頭にかけて団体の顔として君臨しているランディ・オートン。

そんな彼は大事な時に団体を離れたロック様に対して激しい嫌悪感があった。

2011年、団体へ戻ってきたロック様は彼を差し置いてレッスルマニアのメインイベントに参加する事へオートンは明確に不満を募らせていた。

「所詮映画スターでしかないあいつが、なぜ今更戻ってくる必要があるんだ?」


ラジオのインタビューでそのことに対して吐き捨てたオートンであったが、そのことがロック様の耳に触れてしまった。

彼は非常に怒り、ビンスマクマホンにクレームを直接入れてしまった。

ビンスはオートンにロック様に対する批判はもうやめるようにと注意をしたことでこの問題は事なきを得たそうである。

ロック様も人間で、意外と器が小さいのである…。


まとめ

ハリウッドの大スターであるロック様であるが、その歴史には多くの遺恨が隠されているのである。

長い間噂でしかなかったトリプルHとロック様の間の遺恨であるが、今回調べてみると割とグレー話であったのだなと知りかなり興味深いものがあった。










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