春を待つ

画像1 毎年恒例、三陸 重茂産早採りワカメ『春いちばん』美味しいワカメを育てる為に適宜収穫された新ワカメ。地元にしか出回らなかった期間限定、初春の海の恵みをどこにいても味わえるありがたさ。
画像2 お湯でしゃぶしゃぶすると、さーっと鮮やかな緑色に変わる。爽やかな海の香り、シャキシャキとした歯応えがたまらない。ワカメを茹でただけなのに、なんでこんなに美味しく、幸せなのだろう、というほっこりする味。
画像3 山菜が出回り始めるとまた一年が始まるなぁという気分になる、なんとなく。東京の厨房にも季節の便りは届き、食材で巡る季節を感じさせてもらっている。今年は暖冬、雪が少ないのは北国にとっては過ごしやすくはなるけれども、ちょっとずつずれたり狂う感じの怖さ、やってくる先の季節がどうなるか、作物の生育は?海の状態は?と生産現場での不安は尽きないだろう。冬が温くても、手放しで喜べない、厳しさ。

おいでくださりありがとうございます。 不器用な料理人、たぬき女将が季節の食材、料理、方言にまつわるよもやま話を綴っています。おまけレシピもありますよ。