なぜ、メンタルには筋トレか ~④そもそも運動嫌いはなぜ起こるか~

結論;運動嫌いになる理由は、たいてい日本の体育教育が悪いから。
日本の体育教育は、運動嫌い量産を目的にしていると言っても過言ではない(少なくとも、運動嫌いの人が多いことは事実)。


皆さんの学校では、どのような体育教育が行われていましたか?
みんなでバレーやバスケをする、跳び箱や走り高跳びのバーを跳ぶなど色々あったかと思いますが、
たいていの場合"勝ち負け"あるいは"上手い下手"が絶対的な価値基準だったのではないでしょうか。

人と競わせるしか能がない昭和以前の学校教育を未だに引きずっている構造に問題あり、と言ってもいいです。


チーム競技であれば下手な人はチームに迷惑をかけますし、
跳び箱のような個人競技でも、"皆が見てる前で跳ぶ"ので出来なかったら恥ずかしいからやりたくないとか、
結果的にネガティブイメージを定着させてしまいます。
(上手い人は、上手いのでどんどんやる→やるから上手くなるの好循環があるため、極論ほっといてもいい)


しかし、人と比べることは運動の本質では全くありません。
なぜなら、50m走でいくらクラス一位になっても全国では予選落ちかもしれないからです。
世界は広いのです。宇宙のキリのなさと同じことです。

せっまい世界の中での優劣なんていうくだらないことより、去年の自分のタイムと比較してどうだったか、各人の成長を評価するのが本質です。
成長を実感させることで初めて運動は生涯体育となり、真の意味で健康寿命を向上させることができるでしょう。


ちなみに、まるで運動スバラシイ主義者みたいなこと書いてますが、僕は元々運動嫌いです。
そんな僕でも、もう8年もジムに通っています。
なぜ、運動嫌いの僕がジムに通う習慣を定着させられているのか、そのコツについては過去記事をご覧下さい。

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