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25歳からのひとりコングロマリットという働き方

以前、2010年くらいから2013年くらいまで人生のどん底をさまよっていたことがある。
その時に私が働いていた働き方は完全にフリーターだった。
資格実務経験の仕事をこなし、経理の補助をしたり、書店で本を売っていたい。
その時2012年の時に、働いていた書店で手に取った本が、25歳からのひとりコングロマリットという働き方だった。

著者と立場は全然違うけど、色々な仕事をこなしてく働く自分を肯定するような気がしてうれしくてこの本を買った。
あまり売れている本ではないが、個人的には今でもおすすめの本だと思う。
型にはめられない、又、型にはまろうとして苦しんでいる人にはいいと思う。

2024年になって、私は40代を迎えて久しぶりにこの本を読んでみて、あらためてどう感じたか書いていこうと思います。


コングロマリットとは?

ビジネスにおいては、異業種同士の企業が合併や買収などによって発達した企業体のことを示します。 厳密には多業種で組織されなければコングロマリットとはなりません。 多業種で構成されることで、多角経営を行えることになれば、既存の事業とは技術も市場も違う事業分野へ参入することも可能になります。

著書ではコングロマリットが個人でも出来る可能性があると書いてあります。
当時私は、いろんな事をしながら働いていました。複数の仕事を掛け持つことで当時は、良い効果を生み出したかはわからない。
当時、周りは正社員で働くのは当たり前の世の中だった。
その中でフリーターとして働くのは引け目があった。
だけどその引け目は、誰かが考えた、正社員で働くのが当たり前の価値観によって生み出されたものである。そんなこと気にしなければいいのにと40代を過ぎると感じるが、20代の多感な私にはきつかったからこそ、この本にかいあることを肯定しようとした。

既成概念からの解放

自分を苦しめるのは他人ではなくて、常識という価値観である。
働かないといけない、結婚しないといけない、子供を生まないといけないといった常識という価値観です。
大学を卒業すると就職しないといけない、フリーターはダメだ。
就職して落ち着くと結婚しないといけない。
結婚すると子供産まないいけない。
誰が決めたか分からない常識に苦しめられる人もいます。
別に、法律を犯したり、人に迷惑を掛けたりするわけでもないのに自分が常識によって苦しめられる事は、誰でも一度や二度はあると思う。
そいうい常識にとらわれず自分軸で生きることが限りある自分の人生を充実したものしていく事ができるのではないのかと。


一つの会社につとめる事のリスク

これからは、ひとつの会社や仕事に寄りかかっていると、その会社がダメになったり仕事がなくなったりして、「気がついたら何もなくなっていた」となる危険性が高い

P31

私が新卒の当時の2005年は、正社員になれたら安堵していました。
それほど就職氷河期は厳しかった。
時代は変わり、2024年の現在ではどうでしょうか、大手企業でも早期退職の募集があったりします。一つの企業に勤めるということは、株式投資でいうとろこの個別株にフルインベスト状態といった感じです。
ひとつのところに長く勤めるなではなくて、依存するなと著書に書いてあり、その通りだと思う。会社員をしていたらわかりますが、上司や同僚、取引先によって働く環境が大きく左右されます。
だからこそ、リスクを回避するために複業(コングロマリット化)する必要があると思う。複業することによって、スキルや技術が自分の中で生まれてあらたな価値を生み出すことができると。

足し算ではなくて掛け算

一人コングロマリットは、「副業」ではなくて「複業」です。
仕事が終わってアルバイトをするような足し算ではなくて、仕事と仕事を掛けて相乗効果を生み出し、新たな可能性を自分自身で探すことをします。
20代の私も、当時はそういう事に共感しのだと思う。
今、メインでやっている仕事以外の事やnoteでの発信をやっている方が、人生にとって刺激的だと思う(ほんの少しの刺激だけど)。その中で新しい、技術やスキルが思いつけばいいなと淡い期待に抱いている。

自由な時間をフルに活用してスキルを磨く

会社でずっと雇ってもらうためにがんばるのではありません。
会社に依存しない自分をつくるために、会社以外でも通用するような力を蓄えていく

P73

若い人だとあまり感じませんが、おっさんになると今の仕事がいつまで出来るのか考える事があります。
体力や気力は有限です。限界が来そうなときに、新たなフィールドへ踏み出せる事ができるか?いやわかりません。スキルがあれば可能だと思う。別に圧倒的なスキルでなくても、コツコツまいにちスキルや技術を向上させている方はやっぱり強いんだろうなと思います。

収入源は複数あるべき

凄く共感出来ます。
一つのところしか収入がないと、業績がダメなら賞与や手当がカットされたりします。コロナ禍においてそういった現場もありました。
その時に収入が他にあることは精神の安定感が半端ないと思います。
私は金融投資で、インカムゲインを目的にやっているので、配当を貰ったり、株主優待を貰ったり、やっぱり精神的に余裕が生まれます。

やらないことを決める

意味のない仕事や価値のない仕事を辞める。
会社につとめた人なら経験あると思いますが、意味のない仕事をまじめにすることがたまにあります。私もそういうことをありました。無駄だと思う事もありましたし、自分の手の届く範囲から辞めて、仕事に余裕を持たせたらいい感じになりました。
プライベートでは最近note以外のSNSアプリを辞めました。
今日も、電車でお姉さんがスマホを持つや、
インスタ⇒ライン⇒インスタ⇒ラインといった具合に内容は興味はありませんが、LINEとインスタの往復をしていました。特にインスタは時間の浪費が激しいと感じますね。

まとめ

ほかにもいっぱい紹介したいことありますけど、このへんにしておきます。
2012年の時点に今の時代を先読みしていたこの本は凄いなと感じました。

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