紀良京佑

手品師であり手品創作をしてます。手品に関する考え方や感じた事を書きたいと思います。手品…

紀良京佑

手品師であり手品創作をしてます。手品に関する考え方や感じた事を書きたいと思います。手品の好みは、小難しいものよりシンプルダイレクトが好きです。実践で演じれるもので、準備が要らない物が好みです。趣味はイラスト。神戸在住。

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    デックバニッシュ

    レギュラーデックがケースの中で消えます。【現象】演者はケースの片方に、穴の開いたデックを出してきます。デックからお客さんに1枚選んでもらいます。覚えてもらったら、そのカードを受け取り、デックの中程に入れます。そのままデックをケースに入れます。おまじないをかけて、デックケースをひっくり返すと、穴からカードが見えます。そのカードはお客さんの選んだカードです。そのカードを穴から押すと、フシュッとカードが下がり、ケースの中には1枚のカードしかありません。ケースを開けて、中からカードを出しますが、確かにそのカード以外が消えてしまいます。◯普段はレギュラーデックなので、普通に使えます。◯座っていても立っていても演じれます。◯特に準備も無く、終わった時点でほぼリセットされた状態になります。カード・コイン・デックバニッシュでカードを消して終わる等の手順はいかがでしょうか?
    ¥3,500
    トリックスタジオ
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    リフレクション・ケース

     このリフレクション・ケースは演者の強力なツールになるでしょう。 この構造になるまでに4年掛かりました。何が出来るかと言うと“ピーク”です。密かに覗き見る事が出来ます。手に持った1枚のカードやパケットのボトム等を見る事が出来ます。なので、ドリブルで落としていって、止めてもらった所のカードも見る事が出来ます。システム系の手品と組み合わせて使っても面白いと思います。 普段は普通のケースとして使えます。デックをケースから出す時に、ある事をするだけで作動する様になっています。普通に出した時と、ある動作との差は、見た目は同じなので、ギミックを作動させたのかどうかは気付かれません。ギミックを作動させずにデックを出す事も出来ます。デックを出した後に、ギミックを作動させる事も出来ます。 ギミックは、ケースとデックの間に有り、普通にデックが入ります。なので、ケースをスリ替える必要はありません。 このケースを使って、色んな不思議を作り出して下さい。バイシクルの赤色で出してます。レギュラーデック付きです。
    ¥4,500
    トリックスタジオ
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    超・透視術

     このマジックは、かなり前から演じているもので、私のマジックを生で見たことある方なら、実際に見たことあるかも知れません。ふざけた感じでありながら、ラストにどんでん返しのあるサッカートリックマジックです。面白さの後に不思議感がやってきます。現象 1組のデックの中から1枚選んでもらい、覚えてもらってデックにもどします。デックを裏向きにスプレッドして、どこにあるか分からない事を見せます。カードを揃えて、演者は「実は超能力者なんです」とおかしな事を言い出します。「選んだカードだけ透視できるようになったんです」と訳の分からない事を言います。デックを裏向きに広げてみると、誰から見ても明らかに選んでもらったカードだけが表返っています。 なのに演者は『今日は上手く見えないですね…』と、見えていない様子…。『この辺りには無いですね』と言いながらカードを省いていきますが、そのときに表向いているカードも一緒に省いてしまいます。そのままカードを省いていき、テーブルに裏向きのカードを1枚残し、「このカードがあなたのカードです」と言います。デックを裏向きに広げると、表向きのカードはありません。テーブルに残したカードを見てみると、お客さんの覚えたカードなのです。○簡単な技法しか使いません。○レギュラーデックに加えて使うので、演技後は自然にギミックカードを取り除けて、残ったデックで普通に演じる事が出来ます。
    ¥2,000
    トリックスタジオ

記事一覧

昔、考えた紙マッチの手品。

 昔に考えた手品です。 演者は同じ紙マッチ(ペーパーマッチ・ブックマッチ)を6個を出してきます。 紙マッチには1〜5の数字の書いてあり、1つには何も書いてません。 …

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紀良京佑
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先日のイベントの雑感。

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若い頃、おじさんマジシャンを見て、感じた何か。

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試して上手くいかなった事。

 過去に試みた事を書きます。  お客さんが密かに思ってる事を、何気なく否定してから始めた方が、良い反応を得られるんじゃないかと思いました。  露骨には書きません…

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 たまにお客さんが手品に対して「袖に隠した」という意見を持っていたりします。 僕はその時、ジャケットを着て演技をしていました。  その時の僕の変え方はこうです。…

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綺麗な手付き。

 コロナウィルスの流行も影響してるのか、たまたまかも知れませんが、SNSでマジックの動画を目にする機会が増えた様な気がします。  それらの動画は、とても綺麗な手付…

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僕が使ってた引きネタの制作・解説

 今回は僕が使っていた道具の事を書いてみたいと思います。  それは引きネタです。  作り方はもちろん、どの様に使ったとか、作って仕上がるまでに考えた事とか、どこ…

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トップチェンジの名前について。

 手品の技法でトップチェンジと呼ばれる物があります。 カードを密かにスリ替える技法なのですが、最近ではすっかり見なくなった技法の様に思います。  最近ではカメラ…

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カップルのお客さんがケンカからハッピーエンドな話。

 昔、入ってたお店が結構暇な店でした。 「今日はお客さん来るかなぁ」なんて感じです。 そんな中、お客さんが来ました。 常連の手品の好きなお客さんが一人。 そのお客…

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デックを混ぜてもらう時の小ネタ解説。

 今回はちょっとした小ネタを紹介します。 お客さんにトランプを混ぜてもらう場面で使います。 普通ならお客さんに混ぜてもらったら、演者は「これでよく混ざりました」的…

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紀良京佑
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メジャーな方法とマイナーな方法。

手品の手法には、メジャーな方法とマイナーな方法がある。 このマイナーな手法はマニアに好まれる事が多いです。 マニアの人達は、メジャーな方法は知っているので、知…

紀良京佑
3か月前
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昔、考えた紙マッチの手品。

 昔に考えた手品です。 演者は同じ紙マッチ(ペーパーマッチ・ブックマッチ)を6個を出してきます。 紙マッチには1〜5の数字の書いてあり、1つには何も書いてません。 演者が後ろを向いている間に、数字の書いてある紙マッチから好きな物を選び、中からマッチを取り、何も書いてない紙マッチで擦って火を付けます。 数字の書いてある全ての紙マッチを、お客さんに後ろ手に持って隠してもらいます。 ここで演者は向き直り、演者はお客さんが何番を選んだかを当ててしまいます。  この様な紙マッチ

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マジックの進化とお客さん。

 マジックは進化してます。 新たな現象や、今まで見せれなかった所が見せれる様になるなど、日々進化してます。  現場のマジシャンに話を聞く。 僕『何がウケますか?』 マジシャン「シカゴ・オープナーやビドル・トリックです」 僕『何か違う方法ですか?』 マジシャン「いいえ。普通のやり方です」  お気付きでしょうか? マジックの進化はマジシャンに対しての進化が多いです。  それに対してお客さんはどうでしょう。 マジックを見るのが初めてで、テレビでやってるを少し見た事ある位がほ

先日のイベントの雑感。

 またまた久々の手品をして来ました。 今回は他にやる事がありました。 新作のリフレクション・ケースの注文がありました。 今回のイベントから帰ってきてから作ろうと思ってたのですが、僕の手品に興味を持ち、待ってくれている人が居ると思うと、待たせるのを申し訳なく思い、イベントに行く前に作ろうと思いました。  また今回のリフレクション・ケースは作る準備も手間がかかる上、組み立ての段階も神経を遣います。 決まった場所まで狭い所を動かしていき、接着するのですが、動かしている途中で引っ付

マジックの技術と営業は比例?な話。

 昔、出会った人の話。 その人はマジックが好きなのですが、上手く出来ませんでした。 練習してるのかどうかは分かりませんが、簡単なコインの消し方も出来ませんでした。  その人は高い道具を一杯持ってます。 なので、コインを消すのも高級なコインスタンドで、コインを簡単に消せる道具を使って消したりしてました。 普段の身なりもキッチリしていて、僕の知らない高級ブランドの服だと思います。  ある時その人が営業に行ってきたと言ってました。 「僕みたいな者が営業なんて行ってもいいんですか

大人も子供も楽しませた映画。

 テレビである人が言ってました。 その人は映画の面白さを伝えるために、映画をイベントを開催してました。 2本の映画を放映するのですが、1本目が何を放映するかが凄く難しいと語ってました。  お客さんは性別も年齢もバラバラ。 有名なアニメの映画を放映しても、子供達はすでにテレビや何かで見ていたり、大人が少し退屈そうにしていたりします。 味のある映画を放映すると、子供たちが付いてこれなくなります。  そんな時、ある映画を思い出し、その映画を放映してみました。  その映画とは“

若い頃、おじさんマジシャンを見て、感じた何か。

 僕が子供の頃、テレビでおじさんのマジシャンが出てました。 度々テレビで見るのですが、ほとんどが演芸の中の1コーナーって感じでした。 演じているのはサロン・ステージ系の物ばかりでした。    そこからしばらくして、マリックさんのブームもあって、なるほど・ザ・ワールドなど、色んな番組でクローズアップマジックを見る様になりました。  興味を持った僕は色んな番組を見る様になりました。  クロースアップマジックが取り上げられてる間も、演芸番組等では同じ様なマジックを演じてました。

試して上手くいかなった事。

 過去に試みた事を書きます。  お客さんが密かに思ってる事を、何気なく否定してから始めた方が、良い反応を得られるんじゃないかと思いました。  露骨には書きませんが、お客さんに『よかったら調べて下さい』と言ってデックを渡して、よく滑るカードである事を分かってもらおうと思いました。  よく滑るので、またにお客さんが思ってる様な事は出来ませんよって事を、密かに伝わったらなぁと思ってました。  この企みは上手く行きませんでした。 と、言うか、上手くいかなった様な気がします。

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僕がジャケットに思ってた事。

 たまにお客さんが手品に対して「袖に隠した」という意見を持っていたりします。 僕はその時、ジャケットを着て演技をしていました。  その時の僕の変え方はこうです。 『長袖の方がお客さんの思考の逃げ道が生まれる。その方が安心して見れるはず』と。  つまり、不思議な事が起きても、お客さんは「袖を使って隠したんだろう」とか「袖に隠してた物を出したんだろう」と考える事で、思考の逃げ道が出来、その分安心して見れる。その結果、お客さんの反応に繋がるのではないかと考えていました。 こ

綺麗な手付き。

 コロナウィルスの流行も影響してるのか、たまたまかも知れませんが、SNSでマジックの動画を目にする機会が増えた様な気がします。  それらの動画は、とても綺麗な手付きで演技をしています。  そういった動画を見て思うのですが、メンタル系のマジックをする時はどうするのでしょうか? まぁ、おそらくヤらないんでしょうけど。 何か手付きが綺麗過ぎて、何か違和感を感じてしまいます。  綺麗な手付きでフローティングビルを演じてるのを見た事があるんですが、何だか変な感じでした。 E

綺麗な手品のまま?

 昔、入っていたバーでの話。  そこのバーで僕は綺麗な手品を演じてました。  音楽を流しながらマクドナルドの4Aのバリエーションを音楽に合わせて演じてました。 見ているお客さんは静かに見ていて、演技が終わると盛大な拍手をくれました。 お客さんはバラバラで、若い女の人や太ったおじさん等。 そんな時にフッと思いました。  未来の僕は、どんな姿になってるんだろう…。  見た目が悪くなったら、この手品は出来ないな…。  『そうならない為に、日頃から気をつければ良い』

僕が使ってた引きネタの制作・解説

 今回は僕が使っていた道具の事を書いてみたいと思います。  それは引きネタです。  作り方はもちろん、どの様に使ったとか、作って仕上がるまでに考えた事とか、どこが気になって、どう変えた等を書いていきます。  この頃、引きネタと言えば、火の着いたタバコを消す専門の物だとか、そういった物しか有りませんでした。  まず僕が引きネタを使っていた事に驚くかも知れませんね。 使っていたのはかなり前になります。 しかも使うのは一度のショーで一回キリ。 使っていた期間も短いです。

有料
1,500

人の上限。

 僕は苦手な物が多い。 その中でも以外に思われるかも知れない物があります。 それは、フラリッシュです。 最近ではカーディストリーなんて言い方もします。 「いやいや!紀良さんやってるやん!」って思ってるかも知れませんが、ホントに下手です。  細かく書くと、“物凄く練習しても、一定以上に行かない”です。 練習してたらそのラインより上に行けると思ってたのですが、どうも一定のラインが越せません。 そこで試してみました。  『ひょっとしたら、難しいフラリッシュを覚えたら、

トップチェンジの名前について。

 手品の技法でトップチェンジと呼ばれる物があります。 カードを密かにスリ替える技法なのですが、最近ではすっかり見なくなった技法の様に思います。  最近ではカメラ相手の手品が増えてる様に思うので、ますます見る機会が減った様に思います。  でも、この技法「“チェンジ”ではなく“スイッチ”ではないか…」と思った人も居てるのではないでしょうか?  密かに入れ替えてるので、スイッチの方がしっくり来る様な気がします。 なのに何故“トップチェンジ”という名前なのか?  ここから

カップルのお客さんがケンカからハッピーエンドな話。

 昔、入ってたお店が結構暇な店でした。 「今日はお客さん来るかなぁ」なんて感じです。 そんな中、お客さんが来ました。 常連の手品の好きなお客さんが一人。 そのお客さんに簡単なカードマジックを演じました。 するとお客さんが、「もし良ければ、その手品教えてくれないか?」と言ってきたので、教えました。 「これで、こうなるんや!」 『そうなんですよ。だから、このまま繰り返す事が出来るんですよ』 そんな感じで話しをしてたら、お客さんが来ました。 カップルで来たのですが、席について

デックを混ぜてもらう時の小ネタ解説。

 今回はちょっとした小ネタを紹介します。 お客さんにトランプを混ぜてもらう場面で使います。 普通ならお客さんに混ぜてもらったら、演者は「これでよく混ざりました」的な事を伝えます。 実はこれって、演者とお客さんの間に壁を作る行為なので、僕はあまりやらないのですが、この方法を使うと、混ぜてもらっているのですが、壁は出来ません。それに加えてひと笑い貰えるチャンスでもあります。

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200

メジャーな方法とマイナーな方法。

手品の手法には、メジャーな方法とマイナーな方法がある。 このマイナーな手法はマニアに好まれる事が多いです。 マニアの人達は、メジャーな方法は知っているので、知っている方法にはあまり興味が無い。この事は前回書いた記事にも少し触れていますが、僕の中では“そう言う物”として認識しています。 ただマイナーな手法は、使い勝手が良くない所があります。 それは、その手品のその場面でしか使えない物が多い様に思います。 でも、応用範囲は狭いものの、魅力的な事は確かです。