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[NBA] どうなるクリス・ポールの去就

今年で38歳を迎えキャリアの終わりが近づいて来ているフェニックス・サンズの司令塔、“CP3”ことクリス・ポール

彼が来季どこでプレーするのかということに多くの注目が向けられている。

低迷チームをプレーオフ出場へ導き、今シーズンもPGとしてサンズを支えてきたポールだが、必ずと言っていいほどプレーオフで怪我を負ってしまい大事な場面で出場できなくなってしまうところがある。

それに加えて年齢的なところから無理も効かなくなってきたこともあり、優勝を目指すサンズは新たな体制を整えるためにサラリーキャップの余裕を作ろうと考え、ポールとの関係を見直そうとしている。

サンズはポールとの間に結んだ高額の契約を違約金を払うことで破棄し、サラリーバランスを整える動きに出るようなので、金銭面とコンディションという面で負担となっているポールを放出する可能性が高まってきている。

ポールがサンズに残留するとしたら金額面での調整をした上で再契約するという、契約内容の変更に同意した場合になるだろう。

今季サンズはケビン・デュラントというリーグ屈指のスコアラーを獲得したことで火力を大幅に向上させることには成功したが、チームケミストリーを構築する時間が少なく、プレーオフに出場はしたものの彼を加入させたことによるチーム力の向上をあまり感じることは出来ず、ポテンシャルを持て余している感が否めなかった。

だからこそサンズは来季デュラントとブッカーの強力な個人技をチームプレーに溶け込ましながら新たなプレーヤーを獲得することで、万全の体制を整えつつ優勝目掛けてシーズンに臨んで行こうとしている。

それはこれまでにサンズでプレーしてきたポールがまさに望んだ状況でもあるだろう。

なので、常に優勝を目指すポールが契約内容の変更に関して譲歩する可能性は十分に考えられる。

すでにプレーを重ねてきたチームなだけにそれが一番安定した選択肢となるのではないだろうか。

ただ、ポールがサンズを離れた場合、彼を欲するチームが多数あることも確かだろう。

その中でも有力候補として挙げられているのがレブロン・ジェームズ率いる「ロサンゼルス・レイカーズ」全盛期にプレーした「ロサンゼルス・クリッパーズ」グレッグ・ポポビッチが指揮する「サンアントニオ・スパーズ」といったチームとなっている。

その中でクリス・ポールがどういった判断を下していくのか。

リーグ屈指のPGの去就は多くの注目と影響を与えることになるだろう。

果たして彼は来季どこでプレーすることになるのだろうか。

ファンの中でも優勝を望む声が上げられているポールが、残り少ないキャリアを過ごす場所を決める機会となるので、どういった決断であってもそれが優勝という悲願に辿り着くものになることを祈りたい。

ただNBAの移籍関連の情報では直前まで飛び交っていたニュースの内容とは全く異なる結果が最終的にポンと報道されるケースもしばしばあるので、想定の結果にすっぽり収まることもあれば、全くの想定外の選択肢に向かうこともあるかもしれない。

なので最終的にどうなるのか未知数な分、今後の動向に対する注目は高まっていくことになるだろうと思われる。


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