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【2月新刊発売中】光文社文芸編集部の新刊3作品をご紹介!

2024年2月は3冊の新刊を刊行しました。
青春小説からミステリまで、読み味さまざま!読み逃しなく!



①『毒入り火刑法廷』榊林 銘

『毒入り火刑法廷』書籍情報

★『毒入り火刑法廷』あらすじ

この魔女裁判から逃れられるはずがない。だってわたしは、本物の魔女なのだから。
十数年前、突如現れた“魔女”――箒に乗って空を飛び、黒猫に化けることができ、近くにいる人の感情を操ることができる存在。文明社会の秩序を脅かす魔女たちを取り締まる司法が“火刑法廷”であり、この裁判で魔女と認定された者は火炙りとなる。ある日、空を飛行したのでなければ不可能な死亡事件が起こる。魔女と疑いをかけられた被告の少女カラーをじっと見つめるのは、被害者の義娘となる予定だったエリス。エリスは知っていた。あの夜、本当は何が起こっていたのかを――
法廷を制した者が真実となる。そのためなら犠牲は厭わない。

☆担当編集の【ココが推し!!】

連載中から「こんなにアイデアを詰め込んでいいの(もったいない)……?」と思っていた榊林さん渾身の一作が、さらに新たな仕掛けやサプライズを盛り込んで遂に刊行です!
「本物の魔女が、魔女裁判からあの手この手で逃げる物語」と書くと可愛らしい気配がしますが、序盤から怒濤のロジックの応酬で、攻守がめまぐるしく入れ替わり、ガチガチの本格ミステリファンも必ずや唸らせる逸品です。
濃厚で高密度な特殊設定ミステリの世界に、どっぷりと浸ってください!

文芸編集部 A.Y

②『芸能界』染井為人

『芸能界』書籍情報

★『芸能界』あらすじ

芸能界を知る男が紡ぐ七つのバックヤード
落ちぶれて25年在籍した事務所を退所する俳優
人気タレントを10年かけて育て上げた辣腕マネージャー
50歳にしてインスタにハマったベテラン女優
若い男子が集うミュージカルを仕切る女性プロデューサー
容姿をイジるネタで30年笑いをとってきた漫才コンビ
誹謗中傷に悩まされ孤独とたたかうアイドル俳優
震災の町からデビューした中学生女子の父親
芸能界裏方出身の著者が描く、きらびやかな世界の舞台裏!!

☆担当編集の【ココが推し!!】

『悪い夏』『正体』でブレイク中の作家が、芸能界裏方出身の経験を活かし、生々しい世界を物語ります。
染井さん曰く、「ぼくの見てきた”ギャーカイ”を詰め込みました」
ここには、強さも危うさも、感動も喜びも、詰まっています。
きらびやかな世界の舞台裏、リアルな「芸能界」を感じてください。

文芸編集部 Y.Y

③『鳥人王』額賀 澪

『鳥人王』書籍情報

★『鳥人王』あらすじ

お笑いでは芽が出ず、身体能力ばかりが評価され、番組の企画で棒高跳に挑戦することになった崖っぷちの芸人。その番組を通じて共演するのは、パリ五輪が目標のいけ好かない大学生アスリート。出会うはずのなかった二人、それぞれの跳躍の先に広がる景色は――。

☆担当編集の【ココが推し!!】

青春小説、スポーツ小説で多くの名作を生み出してきた額賀さんの新たな傑作誕生です!
今回の競技は「棒高跳」。どんなスポーツかイメージがわくかと思いますが、ルールや駆け引きなど実は知らないことがいっぱいの競技です。そして、この作品の制作にあたっては、棒高跳の日本女子記録も持つ諸田実咲選手や、棒高跳のポールの開発・研究等をされている武田理さんに取材をさせていただきました。光文社発額賀さん作品では『競歩王』に続く「王」シリーズになります!ぜひとも棒高跳の魅力、そして心震わせる物語を堪能ください!

文芸編集部 Y.S

【2月新刊発売中!】

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