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【オルタナティブ学童】進化とは 変化し続けていった結果。 最高の学童とは、日々成長していく学童。

こんにちは!
2025年4月から今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げようと思っている藤森です。

私の18年間の児童健全育成にまつわる思い出を振り返ったり、現在勤務中の施設での取組みを紹介したりしながら、私なりの児童健全育成理論、そして目指している理想の学童クラブについて綴っていこうと思います。

最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!


今年度最後の自治体モニタリングが終了しました!
起業準備も進めていきたいし、もう少しnoteも更新していきたいところですが、まだまだ忙しい日々が続いています。
退職するとはいえ、手抜きはしたくありませんしね!

市主催の乳幼児向けイベントで、実行委員長を務めた親子ひろばキャラバンが先週末に無事終了!
約60組の乳幼児親子が来場してくれました!
良かった~。

J-COMの撮影が入り、テレビにもちょっとだけ出演…若干緊張しました…。
スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。

TV映えを気にするスタッフさんもいましたが、まぁ出るだけでも貴重な体験、細かいことは気にしない!

とまあ
着実に新しい挑戦の結果も出てきています。


児童館・学童スタッフの育成も順調です。

1月に子どもアドボケイト講演会があり、事例発表の依頼を受けました。
※これも先週無事終了!

この依頼を受けて、12月に子どもの意見表明権子どもアドボケイトについて施設内勉強会をしたところ、スタッフが面白い企画を思いついてくれました。

それがこちら ↓

壁に貼られた木の壁面と、葉っぱの形をしたメッセージカード

子ども達が、葉っぱ形のカードにお願いを書いてご意見BOXに入れておくと、1枚の木の葉として壁面に飾られ、願いが叶ったら様々な木の実がなるという不思議な木。

「花柄の折り紙が欲しい」
というお願いの書いた葉っぱが貼られると…次の日

「花柄の折り紙が入りました!」
というメッセージが書いてある、りんごのような実がなりました。

「おやつでグミが食べたい」
というお願いの書いた葉っぱが貼られると…次の日

「学童のおやつでグミを出しました!」
というメッセージが書いてある、みかんのような実がなりました。

すると
たった1週間ちょっとで葉っぱ型のメッセージカードが50枚を超えました!

「ドッチボール大会がしたい!」

のようなものから

「switchが欲しい!」

「サッカー場が欲しい!」

などお願いは様々。

子どもの意見表明のきっかけを作り、見える化したい!
というスタッフの取組み。
なかなかおもしろいアイディア!
次はどんな実がなるのか、私も楽しみです。


進化とは 変化し続けていった結果である

皆様のお子さんが通っている学童の子ども達は、毎日を楽しく過ごしていますか?
保護者の皆さんは、お子さんがどんなことをして過ごしているのか知っていますか?

オルタナティブ学童を立ち上げるため、私が日々実践を積み重ねている現在勤務中の学童では、子ども達が楽しそうに毎日を過ごしています。

楽しい場所であり続けるためにも、学童は日々変化し、進化しています。
私が館長になった13年前と今では、施設においてある玩具や育成の活動内容もだいぶ様変わりしました。

昔は児童書や「小学1年生」のような雑誌がたくさんあった本棚に、現在は「名探偵コナン」「ワンピース」「Drストーン」「推しの子」 「SPY×FAMILY」など、アニメ化した漫画の単行本や、朝日新聞出版の科学漫画「サバイバル」シリーズ等が並んでいます。

一輪車や大繩が人気だった館庭では、ブレイブボードが人気です。
ケンカにならないよう買い足していき、現在は6台まで増えました。

室内玩具は、レゴブロック・LaQブロック・ポリーエムブロックなどブロックだけでも数種類。
一人で遊ぶ玩具は、パープレクサスのような3D迷路やルービックキューブ、電池で動くデジタル玩具などが増えました。

こまやけん玉 折り紙やぬりえ あやとりなど、昔からある遊びも人気ですが、子ども達の興味関心に合わせて、遊びの種類は格段に増えていっています。

そんなに遊びばかりさせていると、子ども達は言うことを聞かなくなるのでは…と心配される保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は全くそんなことはありません。
宿題もきちんとやるし、お手伝いも大好きです。

むしろ
好きなことをたくさんやって心が満たされた子ども達のほうが、とても素直で健康的です。


子ども達を観察し、話を聴き、できることから1つずつ変えていく

「学童クラブやめたい」という子に対してどうすればいいのか
という記事を見かけました。

目次には
・子どもは放課後くらい、自分で過ごし方を決めたいと思っている
と書かれていました。

そんなの当たり前ですよね。
大人だって仕事の後の過ごし方くらい自分で決めたいし、実際に自分で決めているのではないでしょうか。

でもその子どもの当たり前は、
大人の当り前ではなく、日本の当り前でもありません。

「学童行きたくない」という子どもに対して、親が子どもの話を聞き、理由を受けとめたうえで、何とか説得して通ってもらっている…
こんな家庭がたくさんあるのが現実です。

じゃあ学童で過ごしたいように過ごさせてあげれば良いのでは?
と思う方もいるかもしれませんが、現実はそんなに簡単ではありません。

日本は
子どもがやりたいことばかりしていたら、絶対にまともな子に育たないだろう!という考えの保護者の方が圧倒的に多数派なのです。

日本の学校教育や、放課後の健全育成が、なかなか進化していかない理由の一つです…。


オルタナティブ学童は、放課後の過ごし方を自分で決める

私が現場での実践を通して得た経験から言えることは、
好きなことを好きなだけやった子ども達は、そこから多くのことを学び、仲間を作り、仲間のために何ができるかを一生懸命考え、親やスタッフといった大人の想像を超えて成長していく
ということです。

だから私は、放課後の過ごし方は子ども自身が自分で決めるに賛成です。

だからこそ
今の学校教育に何の疑問を感じない保護者の方には、正直言ってオルタナティブ学童の考え方には合わない部分もあるだろうと思います。

オルタナティブ学童は、世界基準の教育に興味関心があったり、子どもの潜在能力を見つけて伸ばしていってあげたいと願っている、高い視座を持っている保護者の方に向けた新しい選択肢です。

子ども達は、自ら主体的に、一番やりたいと思う活動に取り組むと、非常に高い集中力を発揮します。

一方で、その高い集中力はまわりを見えなくさせ、時に友達や大人とのトラブルにも発展します。

しかし、そのトラブルを解決するための対話の中で、相手の想いをしっかりと聴き、受け止めたうえで、自分の想いを正直に伝えるなど、子ども達はメキメキと成長していきます。

それを横や後ろで観察しながら、必要に応じて幅広い知識・技術・経験によるアイディアを駆使して多面的に支援していくのが、私達の考えるプロフェッショナルの在り方です。

フィンランドは、教育者の育成に注力することで学力世界一になりました。
オランダは、多様な学びを受け入れることで、個性豊かな才能が育っています。
私が保育士時代に学んだ保育先進国ニュージーランドにも、一人ひとりの個性を大切にする素晴らしいスタッフがいました。

日本も、「優秀な教育者」を育て、「画一から個別へ」という教育へ変化していかなければいけないと思います。
一人ひとりの考えが変化していけば、未来は変化し、進化します。
社会は変えられるのです。

子ども達が、自分自身の「やってみたい」に挑戦し、失敗や困難を乗り越えながら、創造力をふくらませて作り出していく自分達の居場所を、ともに創っていってみませんか?
きっと、最高の思い出になると思いますよ。


私のnoteの記事は、学童保育というニッチな業界のネタを、これからも延々と書き続けていくわけですが、この人面白い! 私もそんな児童館・学童の先生になりたいなぁ~と思っている方がいらっしゃいましたら是非ともつながりを作っていきましょう!

コメントお待ちしております!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!

家庭や学校、塾や習いごととはちょっと違う「人間力を身に付ける場所」

2025年4月開所予定!

非認知能力を伸ばす、伴走型支援ができる優秀なスタッフが運営するオルタナティブ学童は、「託児」がメインだった今までの学童の概念を壊し、これからの時代を生き抜く子ども達をのびのびと、健やかに、逞しく育てます!

今年度中は、小中学生年代のお子さんをお持ちの保護者様に、私の目指す理想の学童の輪郭が伝わるようnoteに書き綴っていこうと思っています。

よろしければ、応援、コメントよろしくお願いいたします!


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