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【オルタナティブ学童】学童保育を深堀りしてみる

こんにちは!
2025年4月から今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げようと思っている藤森です。

私の18年間の保育園・児童館・学童クラブ勤務で培った児童健全育成理論、
そして目指している理想の学童クラブについて綴っていこうと思います。

起業までの道程もストーリー形式で綴っていくつもりです!

最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!


たまにはしっかり「思考」しよう…

ここ最近は外出して人と会うことが多かったので
インプット&アウトプットする機会が多かった気がします。

それはそれでとても刺激的で楽しいのですが
逆に
退職してから「思考する」機会が少なくなったなぁ~と感じました。

現場では毎日色々なトラブルが起きるし
職場には壁打ち相手になってくれるスタッフがいたので
とにかくよく考え、よくしゃべっていたのですが
一人になるとどうしてもインプットが増えてしまう…
※noteもついつい読みすぎちゃいますよね…

noteでアウトプットする習慣をつけていなかったら
起業する前にただの読書家になってしまっていったかも…

ということで
今日は、きちんと思考しながら書いていきたいと思います。


学童保育所ってだれのための施設なの?

昨日のAERAの記事です ↓

全国の学童待機児童数は
東京都、埼玉県、千葉県で全体の約4割を占めているとのこと。

ということは
待機児童問題はほぼ首都圏だけの問題なんだよね…

そもそも学童保育自体がニッチな存在なので
まずはネットでどのように書かれているか、検索してみます。

学童保育とは?

保護者が就労・疾病などの理由により、昼間適切な監護を受けられない児童を対象として、適切な遊びと生活の場を提供し、健全な育成を図ることを目的とした児童福祉法に基づく児童福祉施設です。

この間まで勤務していた国分寺市のHPより引用

保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るものです

こども家庭庁のHPより引用 国分寺市とそんなに変わらない

共働き・一人親の小学生の放課後(土曜日、春・夏・冬休み等の学校休業中は一日)の生活を継続的に保障することを通して、親の仕事と子育ての両立支援を保障すること

引用:厚生労働省「学童保育の目的・役割がしっかりと果たせる制度の確立を~ 一人ひとりの子どもたちに「安全で安心して生活できる学童保育」を保障する ~」

学童保育は、共働き世帯の子どもを放課後や長期休み中に預かる施設です。

民間学童 K社のHPより引用

学童保育とは放課後や夏休みなどの長期休暇に小学生の子どもを預かるサービスです。
民間学童保育は子どもに宿題や自習をさせるだけではなく、習い事なども提供しています。英語・音楽・体育などの幅広い習い事を用意している施設も存在し、学童保育の時間で子どもの能力を伸ばせることがメリットです。

民間学童 W社HPより引用

いくつか引用してみましたが
学童保育って…
子どものための施設なの?
親のための施設なの?
こういうネット上の文章を見ていると
だれのためにある施設なのか本当によくわからなくなってしまいます…

答えはもちろん
「子どもと保護者、両方が幸せになるための施設」のはずですよね。
でも…
そんな雰囲気を この引用した文面から感じ取ることができますか?
う~ん
このままだと解像度が低いのでもう少し深堀りしていきたいと思います。


学童保育はまだまだ発展途上中

公設で働く人たちは皆
日々、「児童福祉法」に則って働いているわけだけれど…

「子どもに与えるべき適切な遊びって何ですか?」
「健全な育成って具体的にどんなものですか?」
って質問すると
わらってごまかしたり、黙って下向いちゃう人もたくさんいる…。

ゲームは適切な遊びですか? それとも不適切な遊びですか?
「eスポーツが好き! 将来プロゲーマーになる! 学童でゲームしたい!」
って子どもがいったらどんな言葉をかけてあげれば良いですか?
学童にゲームを導入してあげることは可能ですか?

簡単には答えられないですよね…
だって
教えてくれる人がいないんだもん 難しいよね…

現場で働く若い先生たちへ…
ベテランさんたちとの年齢差、いろんな意味で大変だよね…
古い価値観の壁は高いよね… 

子どもだけでなく、スタッフさんのことも考えていかないといかないな…


さて…
民間学童はといいますと…
お客様は保護者様です!って感じがビンビン出てますね…

預かる施設(託児所)です!って堂々と言い放つ潔さはある意味清々しい…

子どもに宿題や自習をさせるだけではなく、って…
どれだけさせるんだろう…
民間学童は効率・効果的で、コスパ・タイパが良いですよ!ってこと?
※保育の業界では、子どもに○○させるって考え方はNGですよ…

習いごとが全てダメとは言わないけれど
適切な遊びと生活の場を提供し、健全な育成を図るっていう
児童福祉法の精神はどこへ行っちゃったんだよ…

まぁ…
具体的に書かないと保護者という潜在顧客には響かないもんね…
教育や子育てをビジネスにするって本当に大変なんだな…

ここ数年で数多くの企業が参入してきていますが…
私が いいね!この学童!といえる学童は 指で数えられるほど…

ということで…
AERAの記事によると待機児童は減っているようですが
学童保育の保育の質に関しては、まだまだ発展途上中なのです…

「ゆっくりできないからつらい」「決められた遊びしかできないのが嫌」
などと、学童保育に行きたがらなくなる子の声も聞く。
せっかく放課後の預け先があってもそこで過ごしてくれない限り、親も安心して仕事はできない。
受け皿を大きくするとともに、そこで多種多様な過ごし方ができるかについての検証も必要だろう。

AERAより

ちなみにオルタナティブ学童とは?

私は
今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げます!
といっているわけですが…

なぜ
いまだかつてない素晴らしい学童クラブを立ち上げます!
とは言わないのかと言いますと…

そもそも
私が作りたい施設と、一般的な学童は似ても似つかない施設だからです。

どこがそんなに違うのかというと…
そもそも託児し続けるという意識がないからです!
だって… 自立を支援する施設ですから…。 

似ているのはオルタナティブスクールのような小規模な学校

  • 主体性を伸ばす コーチング

  • 開かれた会話 オープン・ダイアローグ

  • 民主的な話し合い 子ども自治

そこにいる私たちスタッフの役割は
子どもたち一人ひとりの気付きや好奇心に 興味・関心を寄せて
「どうしたの?」
「どうしたいの?」
「やってみようか?」

みたいなフレーズからはじまる伴走支援。

ね、託児要素なんてほぼありません。
重要なのは
“多種多様な活動ができる施設運営”
子どもたちが自分の意志で通いたいから通う、そんな施設にしたいのです!

古代ギリシアのソクラテスが用いたという
「産婆術」なんていう問答法を使ったりして話し合いしながら
「あ! いいこと思いついた!」
ってみんなでワイワイ楽しみながらも知識・技能・経験を身に付けちゃう…
そんな場所にしたいのです。

というか…
今までもずっと、そんな施設運営をしてきたのです。
そしてそれを
もっともっとレベルアップさせた施設を作りたいのです。

そのために民間でやる決意をしたのです。

利用者のニーズに応えていくことで利益を出しつつ事業を継続させる。
出した利益で更なる利用者のニーズに応えていく。
考え方は非常にシンプル。

教育施設といえばやっぱり学校が一番メジャーですが
東京で新しく学校法人を立ち上げたかったら50億円くらい必要らしい…

※うつほの杜学園は2億円集めたけど足りない!って言っていましたね…
えっと…私にはそんなお金ありませんよ(笑)…

でも
学校なんて別に作らなくたっていいんですよ。

だって
一番大事なのは“ハコ”じゃなくて“ヒト”だからね!


オルタナティブ学童&こどもの居場所事業は
家庭や学校、塾や習いごととはちょっと違う「人間力を身に付ける場所」

2025年4月開所予定!

オルタナティブ学童「ピカイチ(仮)」
「託児」がメインだった今までの学童に、非認知能力を伸ばす多彩な取組みを導入し、これからの時代を生き抜く子ども達をのびのびと、健やかに、逞しく育てます!

子どもの居場所「こどものスタバ(仮)」
非認知能力を伸ばす 伴走型支援ができる 優秀なスタッフたちが運営する「こどもの自立をサポートするハイスペックな遊び場&イベントスペース」です。

この人たちなんだか面白そう…と思った方!
私もそんな人たちとつながりたいなぁ~と思った方!
私にも何かできるかも…と思った方!
是非ともつながりを作っていきましょう!

コメントお待ちしております!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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