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なぜ走ることにこんなにハマったんだろう?

やっぱり寒い

今日も本当に冷えました。暖かいところに住んでる方には理解できないけど、こちらでは一般の家にも灯油のホームタンクがあって給湯機とかは直接タンクにつながってます。そして見た目は少しごちゃごちゃするけど水系の配管はみんな外部配管。トラブルの時修理しやすいように。因みに庭の水やり用の水栓も水抜きできる水栓になってます。そこまでちゃんとしとかないとマジこの時期水道水が凍って使えないどころか配管が破裂したりして大変なんです。そして絶対都会では考えられないけど毎日お風呂に入ったらお湯はすぐ抜かず、翌日お風呂にお湯張る前に抜きます。これも凍結対策。今の給湯器はスイッチ切っても湯船にお湯が張ってあればポンプで僅かずつ溜まった水を動かすので凍らないけど、抜いてしまうと配管が凍る恐れがあるんです。おまけに外部に露出している配管全部にヒーターが巻いて有って冬はずっと電気であっためます。雪国ではほんと電気って命綱みたいなところが有って、停電が続く能登の被災地が心配でなりません。早く停電が復旧するのを願っています。
そして昨日はパートナーのランニングにハマっていく過程を書いたのですが、自分のことも改めて思い返してみます。

どうみたって地味なランニング、苦手というより嫌いでした

スポーツはもともと好きなんです。小さい頃から競技スキーを中年まで続けてたし小学校、中学校ではブラバンをやりつつサッカー部にも所属してました。
が?僕にとってスポーツって?

  • 目立つ:とにかくカッコ良くないとスポーツじゃない

  • どちらかというとチーム競技は苦手:要するに目立ちたがり屋

  • 流行り物である

  • 道具がそもそもかっこいい

などなど明らかに小さい頃からミーハーですね(^^;そんな僕にとってスキーは道具がそもそもカッコ良くて、僕の子供の頃の大阪で子供でスキーしてる子ってほぼいなくてその時点で目立つ。最高のスポーツ。だからしんどい練習にも頑張れる。そしてサッカーは古い話ですけど当時ペレやベッケンバウアーが全盛の頃で通学の時も特に色気付いてきた中学生の時には通学カバンとは別にアディダスのボストンバッグ持っていくのがいかにも!な感じで頑張れました(^^;だから申し訳ないんですが坊主頭にしないといけなかった野球は論外でした。高校からはアルバイトなんかもしてお金もできて冬休みや春休みを自己都合で多少長めにして白馬に籠って滑ってました。が!当時から学校にはスキー部はないから社会人のクラブで小学生の頃からお世話になってたんですがクラブの一大イベント、大阪府のクラブ対抗戦が有って、その時はアルペンレースは勿論、ノルディックもあるんです。ジャンプは流石にないけどクロスカントリーが。同じスキーでありながら華やかなアルペンと比べて森の中のコースを黙々と走り続ける・・・もう絶対嫌なんだけどそれはみんな同じで強制的に3〜4年に一度無理やり順番が回ってきて出ないといけない。それがどれほど辛かったか。だから彼女がマラソンやってるっていうのは知り合った頃から聞いてたけど全く興味ない。というか意識してそこは避けたいって感じでした。

じゃあ何故その嫌いだったランニングを?

彼女と住むようになって気持ちが落ち着いたのか、そして彼女が一生懸命毎日いろんなもの作ってくれるからなのか、順調に体重が増えていきました。当時会社がうまくいかなくなったりのストレスでお酒の量も増えてたのもさらに拍車をかけたのか。60キロ前半だった体重があっという間に70キロを超えさらに間も無く80に到達するってとこまできてようやく僕もこれはやばいかも?って思い出し、彼女も流石にちょっと太ったよね?って。しかも写真でも勿論わかってはいたけど、その頃やってた店が何度かテレビに紹介され画面で見る自分の姿に愕然。完全にデブやし。そこでもともと走ってた彼女が走りにいくのについて行ってみよう。からランニングが始まりました。

自分もスポーツはしてたんだし

白馬にいた頃はボードの他にもスケボーにもハマって痛い、痛いとにかくあちこち痛いところだらけでもなんか楽しかったんですけど走り出す前はほぼ何もしてなかったし、なんだかんだ言ってもそこそこ走れるやろって思って走ってみたら彼女が笑って色々話しながらゆっくり走ってくれても全くついていけない、息がゼーハーしてこの世の終わりみたいな情けない姿だったはずです。これはかなりマズイ。嫌だけどとにかく頑張って痩せないと。と思った途端、彼女は僕の心がよめるのか?
ミーハーな僕の為にすぐにランニングシューズを選んでくれました。こうなると逃げられない(^^;畳み掛けるようにあれこれランニング用ウェアとかも揃えてもらって何がなんでも走らないと!しかもランナーズって雑誌を読むとなかなか老若男女オシャレな方達もそれぞれオシャレして走ってるし、地味イメージがちょっと崩れて来たところに店のお客さんでもランナーの方が何人かいてランニング始めたんですって話から盛り上がったりで自分の意思より環境がどんどんランニング環境に。そして彼女やお客さんと話してて話題に上ったのがサブ3やサブ4って単語。
最初??だったけど教えてもらうとなんかカッコいい。脳天気にもカッコいいから僕もサブ4目指します。って宣言しちゃった。これで完全に退路絶ってしまいました(^^;そこからとりあえずほぼ毎日走る。生活が始まりました。

目標があると人間って頑張れますね

これまでも勿論何かしら生きてきた中で目標は持ってやってきてた筈です。会社員時代はやっぱり出世したい。長野にきて最初友達と共同経営でやり出した頃は自分で独立してやっていきたい。そしてボードでは若い者には負けん!そのために細かいトリックじゃなく、大技!できるだけデッカイキッカーを飛ぶ!などなど。
でも考えてみたらこれまで結構エイや!!で頑張るときの瞬発力は人一倍あるけど、集中が長く続かなくて集中してる間になんとかなればいいけど、集中切れると失敗するとか。そんな僕がランニングだけは、これだけはも〜コツコツ頑張らないとどうしようもない。って気づいたのはサブ4宣言した後でした(^^;
短期集中ではどうにもならないことがわかって、それでもコツコツ練習することができたのはこれも彼女のアドバイスのおかげです。ある日今お世話になってるクラブのホームページを見せてくれて、ここでお世話になって頑張ってみたら?と。
めでたくクラブに入部して自己紹介の時も、すごく速い人たちの前で歳はとってますけけどサブ4達成します!と宣言(^^;ますます頑張らないと仕方ない方向に自分を追い込んじゃいました。以後必死でサブ4達成を目標に頑張ってきました。

レースではランナーみんなが主役

当初コロナがまだ全盛でリアルのレースがみんな無い時期だったのですが、少し落ち着いてくる頃には、実際のレースでどのくらい走れるのかやってみたいな。と思える程度には練習も積んできて、一番最初松本のスカイパークで開催される松本クロスカントリーってレースを走りました。たった8キロのレースでしたけどとにかく何もわからないし、スタートしてとりあえず先頭集団の人について行こうとしたら1キロも経たないでヘロヘロ。そこからゴールまで本当に辛かったです。それでもゴール前数百メートルは周りにいた数人のランナーさんと必死でスパート合戦になってとにかく意地の走り(^^:なんとかゴールした後の爽やかさとか感動がすごくて楽しいかも?って思い出してすぐ初フルマラソンの群馬マラソンを走りました。初めてのフル。やっぱりここでも最初調子良く周りにつられて突っ込んで入りました。前も書きましたけど突っ込んだツケはハーフより前から出てきて、ハーフの手前から足裏が痛くて痛くて、ハーフ過ぎる頃には脚も攣り出して歩いて走っての繰り返しで結局サブ4どころか5時間半近くかかりました。それでも沿道の皆さんやエイドや給水のボランティアの皆さんが大きな声で応援してくれる。これにはハマりました。大人になってこんなに見ず知らずの方から沢山応援してもらえるなんて初めての経験でした。スキーのレースでも応援はほぼスタートとゴールだし声出してくれるのはクラブのみんなでした。それが小さな子供さんからお年寄りまで一生懸命遅い僕にも声かけてくれる。これは嬉しい(^^)
ランニングって一緒に走ってるランナーもライバルではあるけどそれ以上に同じレース走ってる仲間みたいな感じで、群馬の時も沿道からの応援だけでなく脚攣って止まってしまった時も知らないランナーさんが肩をポンと叩いて「もう少し頑張ろうよ」って声かけてくれたりで嬉しいことがいっぱいでした。これがマラソンなんやな〜って完全にハマりました。なんとか止まらず歩かず最後まで走り切れるようになってからは僕も止まってしまったランナーさんに逆に声かけたりもできるようになりました。そんなみんなが仲間!みたいなこの感覚ってマラソンでしか味わえないような気がしてます。ランナーも応援の方も関係者の方もみんなが主役なんですよね!
そんなことが色々あって頑張ってランニングっていうより、今はランニングが楽しい。って思うようになりました。おかげさまで公言していたサブ4も達成し、今は次の目標。サブ3時間45分、その先のサブ3.5を達成したい。新たな目標もできて日々メチャ楽しいです。

そんな感じでランニングにハマってしまいました。
とはいえ元がミーハーな僕なので次回は、これから使ってみたいグッズについて書いてみたいと思います。

今日も本当にありがとうございました。

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