あまた開いた 僕の名を呼ぶ口 どれも君の声に 似ても似つかないんだ 生んで、僕の子供 新しい始まりを そしたら君の子供 僕が生んであげる 祈る言葉を どうして忘れたの…
足元浮かぶ蓮の色 浅い眠りの中で見た蝶の夢 きっとこのまま2人の時間が続かないように 何かがほどける音が止むことはないでしょう
うん、そう もう終わりなんだよ ひび割れたとき、言ったはずだ これ以上乱暴にしないで 時を刻めなくなってしまう 形を成した幾数秒が 砂にまじって現れはじめた 繰り返…
愁いをたたえて いなすのだ いじらしく笑う様 きっと悪いことをしたの 巡り巡る輪から出られない 天から垂れる細い糸 尊い人の足元へと 許される その時を想像する
あっという間に私とあなた 手術台の上の二人 あなたの幸せなことは全部 これから私のものになるのよ とても似ている寂しい二人は だんだん互いが憎たらしくて 愛している…
僕の名前をもしも呼ぶなら 愛でたり 撫でたり たくさん愛情を注ぐけど 君みたいな人はたくさんいて 同じように僕を捨てるから 次かな 次こそは 尽きない期待に飽き飽きだ
夜の寒さの中を歩く 透き通った空気は薄氷に近い 静まり返った街の中 手を伸ばすと、パキンと音がする 寒くて寂しいこの夜が嫌いじゃない 幾重にも重なる氷の向こう側 そ…
ねえねえ 僕を燃やして そして、灰にまみれてほしいんだよ 僕を思って悲しむ君に 愛を確信したいの これから何人現れようと この僕は1度きりしか生きられない 目を覚ま…
星の軌道 まるで航路 きっと長い旅になるでしょう 2人の思い出を巡りながら 夜明けを待つよ
電車に揺られております これからどこへ行こうかな 飛び出してみたかったのです ゆるりとほどけた糸を忘れて 忘れてしまいたいことがあるんだ 知らなくても生きていけたの…
溢れかえった約束を少しずつ流していって 心が軽くなった錯覚をするのです うんざりするくらい長い会話で 世間的恋愛をしている気分に浸るのです 僕らは不器用で 嘘をつ…
木々や花々が装いを変えるけど 私を絶えず追いかける影の背が伸びるけど 私は今を生きると同時に過去の存在でもある 私とあなたは遥かな直線上で重なっている
ずれが生じるたびに 責められている気持ちになる 私は私のことで精一杯なの 何かを信じるための土台が ぽっかりと抜けている 十数年の月日がそこにはないの
冷たい手と手重ねて 大きく息を吸い込んで 宇宙の端々まで見渡せるような気がするまで 「帰り道は暗いから」 冗談交じりに流して 波風立てるくらいならもういっそ 何もな…
許されたいと思うほど 何も言えなくなってしまって 負い目なく騙してしまえるほど 器用ではないけど 全てが正しいと思うほど 純粋ではないので 君のために悔いたいの
電話かけたろ 忙しいから出られなかったって言うけど 今夜何時間待てば折り返しがくるの 子供みたいなことをしないで 大人の話し合いをしよう 君が起きる頃に出て 君が眠…
宇凪うな
2024年5月17日 09:22
あまた開いた僕の名を呼ぶ口どれも君の声に似ても似つかないんだ生んで、僕の子供新しい始まりをそしたら君の子供僕が生んであげる祈る言葉をどうして忘れたのか僕はその言葉を一文字も言えなかった
2024年5月16日 10:10
足元浮かぶ蓮の色浅い眠りの中で見た蝶の夢きっとこのまま2人の時間が続かないように何かがほどける音が止むことはないでしょう
2024年5月15日 09:50
うん、そうもう終わりなんだよひび割れたとき、言ったはずだこれ以上乱暴にしないで時を刻めなくなってしまう形を成した幾数秒が砂にまじって現れはじめた繰り返す日々はこぼれた無限はあっけなく消え去った針のない時計昼も夜もいっしょくたに短い周期がだんだん煩わしくなっちゃったのかな
2024年5月14日 09:05
愁いをたたえていなすのだいじらしく笑う様きっと悪いことをしたの巡り巡る輪から出られない天から垂れる細い糸尊い人の足元へと許されるその時を想像する
2024年5月13日 09:08
あっという間に私とあなた手術台の上の二人あなたの幸せなことは全部これから私のものになるのよとても似ている寂しい二人はだんだん互いが憎たらしくて愛しているの今もずっとだけど心にはかなわないの釣り合わない天秤の片端にはもう耐えられないのよ永い眠りにつく頃に二人はもとの一つになるの
2024年5月12日 20:15
僕の名前をもしも呼ぶなら愛でたり撫でたりたくさん愛情を注ぐけど君みたいな人はたくさんいて同じように僕を捨てるから次かな次こそは尽きない期待に飽き飽きだ
2024年5月11日 08:43
夜の寒さの中を歩く透き通った空気は薄氷に近い静まり返った街の中手を伸ばすと、パキンと音がする寒くて寂しいこの夜が嫌いじゃない幾重にも重なる氷の向こう側そこに孤独の意味がある気がする
2024年5月10日 09:35
ねえねえ僕を燃やしてそして、灰にまみれてほしいんだよ僕を思って悲しむ君に愛を確信したいのこれから何人現れようとこの僕は1度きりしか生きられない目を覚ましてしまいたいのに不完全なままで終わるのだ
2024年5月9日 09:15
星の軌道まるで航路きっと長い旅になるでしょう2人の思い出を巡りながら夜明けを待つよ
2024年5月8日 09:41
電車に揺られておりますこれからどこへ行こうかな飛び出してみたかったのですゆるりとほどけた糸を忘れて忘れてしまいたいことがあるんだ知らなくても生きていけたのに手を引かれて振り向いた先で確かに未来を夢見てたのです得られない感情は置いていこう終点まで少し眠ろう
2024年5月7日 12:54
溢れかえった約束を少しずつ流していって心が軽くなった錯覚をするのですうんざりするくらい長い会話で世間的恋愛をしている気分に浸るのです僕らは不器用で嘘をついた愛想ついた話に尾ひれがついていくのです
2024年5月6日 10:32
木々や花々が装いを変えるけど私を絶えず追いかける影の背が伸びるけど私は今を生きると同時に過去の存在でもある私とあなたは遥かな直線上で重なっている
2024年5月5日 07:34
ずれが生じるたびに責められている気持ちになる私は私のことで精一杯なの何かを信じるための土台がぽっかりと抜けている十数年の月日がそこにはないの
2024年5月4日 08:52
冷たい手と手重ねて大きく息を吸い込んで宇宙の端々まで見渡せるような気がするまで「帰り道は暗いから」冗談交じりに流して波風立てるくらいならもういっそ何もないかのように
2024年5月3日 09:02
許されたいと思うほど何も言えなくなってしまって負い目なく騙してしまえるほど器用ではないけど全てが正しいと思うほど純粋ではないので君のために悔いたいの
2024年5月2日 09:50
電話かけたろ忙しいから出られなかったって言うけど今夜何時間待てば折り返しがくるの子供みたいなことをしないで大人の話し合いをしよう君が起きる頃に出て君が眠る頃に帰ってくる薄情というのなら、君の王子様はどこだ俺が知ったのは真実の愛だ、運命はこうだ、言ったそばからいや、自分のことしか見えていないことに気づく冷たい人