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ビジネスルールvol.2 キャリアの優美さは、ジャケット下のトップスが物語る:『Precious』『Precious.jp』寄稿

※本記事は『Precious』10月号別冊付録(2016年)、『Precious.jp』に掲載された
日野江都子の寄稿記事からの転載です。

「堅い印象のスーツを和らげるのは、上質でしなやかなトップスだけ」

プレシャスキャリアには、バリバリ頑張るイメージのシャツより、上質でしなやかなブラウスのほうが、大人の余裕と優美な風格を引き出せます。色やデザインは、奇抜ではないベーシックなものを。女性のジャケットは腕をすっきり見せるために、そで口に向かってタイトに仕立てられているものが多い。そのためトップスは、ジャケットの中でもたつかないものをおすすめします。

「シャツ襟のトップスは、ひとつ間違えるとリクルートかおじさん!?」

シャツスタイルは着慣れていないと、残念ながらリクルートスーツか、性別を超えておじさんに見えてしまう危険性も…。そもそも男性のスーツはシルエットが四角いため、直線的なシャツとは相性がいいのですが、S字カーブを描くレディススーツにハリのあるコットンシャツは、ジャケットのフロントボタンを閉めたときに収まりが悪く、Vゾーンももたついて見えます。間違っても、ラペルにシャツの襟を乗せるW襟だけはしないように!

「首元周りの抜け感は、女性だけに許されたOKライン」

男性の正式な装いで肌を見せていいのは、首から上と手首から先というのが鉄則。しかし女性の場合は、だいぶ緩和されています。年齢を重ね、若いときよりもほっそりしてくる鎖骨部分は、女性が女性である、美しさの証。首元周りの適度な抜けは、過剰にならない女性のエレガンスを印象づけます。

ボウブラウス¥122,000(キートン)
ノースリーブブラウス¥56,000(マックスマーラジャパン〈マックスマーラ〉)
白ブラウス¥75,000(サン・フレール〈レ・コパン〉)

クレジット : 構成/兼信実加子

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