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コーラスをしてる時のあなたはヴォーカリストです。

あなたは本気でコーラスしてますか?楽器演奏と同じくらい本気で取り組んでますか?楽器のミスは目立ちませんが歌のミスは目立ちます。もちろんコーラスも目立ちます。

人間の耳は人間の声に照準が合ってます。

大きなステージで歌うソロシンガーのサポートコーラスを聴いてみてください。めちゃくちゃ上手いです。メインのシンガーより上手いです。当然です。

メインヴォーカリストは基本的な歌の上手さよりも感情表現や個性を求められます。ピッチやリズムの良さももちろん重要ですが一番に求められるべきものではありません。そのメインヴォーカリストの不安定さを補い歌の魅力を増幅させるのがコーラスの役割です。

コーラスの音程が揺らいでしまったらその箇所の歌はもちろん演奏も台無しです。皆んな忘れがちなのでもう一度言います。

人間の耳は人間の声に照準が合ってます。

同じ種族の中で家族を始め親しい人の声を聞き分けるために人類の誕生以来数十万年を経て人間に備わった機能です。ギターの音の違いよりも声の違いの方が10倍かそれ以上細かく正確に聴き分けられます。

あなたはコーラスに本気で取り組んでますか?

ギターやベースやドラムと同等かそれ以上に本気で歌ってますか?極端な話、コーラスを歌うときは楽器は二の次で構いません。コーラスをしっかり歌うことに集中してください。

コーラスする時のあなたはヴォーカリストです。

メインのヴォーカリストよりも技術的に上をいかなくてはいけません。ピッチやリズムを安定させるのは当然として、メインヴォーカリストと呼吸を合わせなければならない。合わせるのはメインヴォーカリストでは無くてコーラスをするあなたです。メインヴォーカリストはむしろ自由に歌うべきです。その自由なメインヴォーカルに対してコーラスは声量や歌い方も、そのステージで瞬時に判断する耳の感度も対応力も不可欠です。

バンドは歌が最も重要ですが、その「歌」の中にはあなたの「コーラス」も当然含まれています。

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