本が好きな狐
本がとにかく好きだ。
初めて活字でしっかりと読んだのは星新一。
言わずと知れたショートショート界の神様で「きまぐれロボット」は漫画大好き、活字アレルギーの幼い僕に物語を文字で読み切るという達成感を教えてくれた。(ショートショートはひとつの物語が短いのだ。)
人生で3度読書ブームがあって最初は高校時代
電車とバスを使って死ぬほど退屈なあの箱(学校)に向かう道中の長い時間、僕の側には本があった。
活字を追うときだけは色の失われた日々から逃げることが出来て鬱屈として捻くれた自分の心が少しだけ安らいだ。
次が大学4年の時
この時期も大学の生協書籍で色々と漁って、積読も多かったが狂ったように本を読んでた。
著:飲茶「史上最強の哲学入門」という本に出会ったのもこの時で、後にニーチェにどっぷりとハマるきっかけにもなった。今でも人生を変えた一冊として、単行本と文庫で2冊持っている。
そして現在。第三次読書ブームが到来。
TSUTAYA BOOK GARAGEという莫大な書籍が集められた場所が近所にあってそこで中古本を漁っては買うという生活が続いている。
主に今は小説を中心に本を揃えるようになった。
本を読むことは、自己投資だとか頭が良くなるという言葉とセットで推奨されがちだが…
あえて言おう!読書はただの娯楽であると!
何故本を読むのか?と問われると
これ以上の娯楽はないから。としか言い様が無い!
皆がスマホをいじる様に、YouTubeをダラダラと見る様に、我々自称読書好きも本を読んでいるのだ。エンタメとして。
だから読書が生産性のある趣味として持ち上げられているのも気持ちが悪いし、そんなことをしたらこれから本を読み始める人の肩に余計な力が入ってしまうじゃないか。
ダラダラと時間をたっぷりとかけて本を読む。
これこそが極上の娯楽だとは思わんかね人間の諸君。
原価1億円とかの内容の哲学本が数千円で売ってるのが本の世界ですからね。ほんとヤバいよ。バグってる。
もともと活字が大嫌いだったのが、気づいたら本大好きになっている。
嫌いなものほどハマったら強い。
一度惹かれたら離れない。
本とこれからも一生付き合っていくだろうと思う業狐でした🦊
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