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生きる本質と、生きる楽しさに気づくことができるー映画『きっと、うまくいく』

やっと観ました!『きっと、うまくいく』!評判がとてもいいとは聞いていましたが、自分の中でそんなにプライオリティが高くないと感じていたのでついつい後回しにしていた映画。

なぜって、「ボリウッド」だから。

失礼ながら、インド映画の癖の強さ(音楽とかダンスとかコメディチックな感じとか)って、そんなにガツガツ見たいものではないなと思っていました
(今まで観たボリウッドは唯一、『バーフバリ』。これは見応えあり!)


今なら観ていいかなと思った、『きっと、うまくいく』。なんたって2時間50分ほどの映画。リモートワークになり、通勤時間が無くなったので、時間をたっぷり作れる今こそ。

そして、観た後に非常に後悔に苛まれました。

「なぜ、もっと早く観ておかなかったんだ!」と。

この映画は「やりたいことがいまいちわからない」「すかーっと爽快が味わえる映画を観たい」という人にお勧め。

カテゴリをいくつもつけたくなる豊かな映画

原題は『3 idiots』。タイトルだけ見てもギャグ。エリートたちが通うインドの名門工科大学に入学した3人の新入生が珍騒動を巻き起こす。セオリー通りの学園コメディ

しかし同時に、10年後の物語がミステリー仕立てで進んでいく。3バカの一人、ランチョーは今、いったいどこで何をしているのか?

情報を集めながらランチョーを目指し車を走らせていく様子はロードムービー!

そしてお決まり、ボリウッドならではの歌とダンス♪のミュージカル。

そして物語が確信に近づいていくにつれ、ヒューマンドラマに変化する。ラストは爽快だね!

3時間近い映画でしたが、終始面白くて笑い、何度も心を打たれました。内容がとても濃い映画!

生きる喜びとともに、何のために生きるのか?が問われる

観賞後は満足感とともに、自分の価値観を振り返りたくなりました。

余談ですが、現職にてインド人のエンジニアとかかわる機会がありました。そのときちらっと「インドはカースト制度が厳しい面があるが、手に職をつければそのカーストから脱却できる。だからエンジニアを目指す人が多い」と聞いたことがありました。その時は納得とともに「インドの人は勤勉なんだな」と思いました(現在はどうなのかは詳しくないですが)。

しかしそれも負の側面は解消されている訳ではないのだなと理解。劇中、何度もいろんな人が周囲のプレッシャーに苦しみ、死に瀕する場面があります。

しかし3バカの一人、ランチョーは「うまくいく!(All is Well)」といって、自身の価値観と好奇心に素直になり行動をしていきます。自由人!しかしそれが理想なのかも。カーストを抜け出だすためではなく、周りを蹴落とし一番になるためにいきるのではない。「自分がどうなりたいか?」のために生きていくことが本質

心のままに生きているランチョーだからこそ、溢れんばかりのひらめきと創造性が発揮できるのでしょうね。シャワールームで踊りだしたくなるくらいねw

幸福な映画

インド映画だけあって、マインドフルネスな内容。鑑賞後の幸福だなぁって素直に思いました。

生きる本質と、生きる楽しさに気づくことのできる映画だと思うので、まだ見ていない人は早く観て~。Amazon Primeとかで観られるよ~。




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