見出し画像

本当に数値をつかって仕事ができていますか?

いきなりですが。

事業責任者としての強さって、どこにあると思いますか?

僕は、次の6点の練度と事業責任者としての優秀さが、比例するかなと思ってます。

  • 当事者意識

    • 事業を前に進める。グロースさせる。真っ直ぐでぶれない想い。その真摯さに周りはついてくる

  • 問いかけ力

    • 事業成長に貢献する、上手な問いを出し続けられる力。続けられるかどうかが大切。目的思考で、満足せずに、固定観念にとらわれずに。

  • 自走力

    • 粘り強く、そして燃えつきずに走り続けられるか。リーダーがとまったらチームはとまる。

  • 人に迫る力

    • 適切な先に適切なネクストアクションを合意し、おざなりにせず期限と成果を迫り切る強さ。軋轢を恐れず、忖度を許さない。

  • 数値化力

    • あやふやな判断・評価・進捗を見逃さない。自分自信にも、人に対しても。

  • KPIマネジメント力

    • 攻めどころへの資源集中ができるか。最短最速で目的を達成するストーリーが描けるか。

今後、追加削除はあるがと思うが、今のとこ、この6点です。

そんな中、僕もとある領域の責任者として仕事をしているのですが、「数値化とかKPIマネジメントの基本が崩れているな」と反省するような、指摘を最近うけました。

キャパに余裕がないまま走っていると、いつのまにかフォームが乱れてたって感じです。指摘ありがたや。

ということで、土台を矯正しておきたい思って、「数値化」とか「KPI」とか「PDCA」といったテーマの本をディグって、改めて知見吸収しました。

おススメはこの2冊です。

どっかで聞いたことがあるような基本的なことばかりだと思う内容も多いかもしれません。でもこのテーマはかなり奥が深い。「そんなことはわかってる。聞いたことがある。」と「できている。意識し続けている。行動し続けている。」は、似て非なるものです。

さっきもいいましたが、キャパに余裕なく走っていると、どうしたってフォームが乱れたりするもんです。

月に1回、四半期に1回でもいいから、ちゃんと時間をとって、こういった本を見直し装置として使いながら、現状の戦略・戦術を棚卸しする時間は必要だと痛感。

あとは、事業責任者のようなマネジメント層はなるだけプレイングせずにキャパシティを残しておくことも必要ですよね。。。走る方向を指示する人が、ミスった指示をすると目も当てられないですしねー

ということで、最後は、1ヶ月後、四半期後の自分が、また迷走してないかどうか、戒めを残しておきます。


・変数と定数の整理は、できていますか?
・定数を追いかけてませんか?
・自分達でつくった前例に、捉われてませんか?
・サンクコストに、捉われてませんか?
・事業や事象を細かく分解して構造化できてますか?
・新たな変数探しをさぼってませんか?
・コントロールできないブラックボックス変数を言い訳にしてませんか?
・コントロールできる変数にコミットしてますか?
・取得すべき数値を、とりにいくのを怠ってませんか?
・効果や優先順位は、感や経験ではなく、数値をもとに判断してますか?
・小さくまとまって機会損失をうんでませんか?


ここからは、この2冊の好きな箇所をmemo的に残します。

・数値化メタボ(✕)と数値化仕事術(○)は似て非なるもの
・数値マネジメント(✕)とKPIマネジメント(○)は似て非なるもの
・単なる数値マネジメントが産み出すのが数値化メタボ。数値化メタボは過去しか見ていない
・評価という過去だけを見るから、数値が嫌いになる
・不適切な目標をかがげて感情的に叱責するからプレッシャーになる。数字を考えること自体がプレッシャーではない
・安心のための数値化ではない。不足を見て、課題を捉え、改善を行うきっかけになるもの(未来のためにある)
・都合が悪いときに限って曖昧な表現になる
・数字の確認をおこたる管理者は失格
・ビッグワードもそうだが、ニセモノの数字に気を付ける。英語力2倍ではなく、TOEIC800点。販売力向上ではなく、売上15%アップ。定義不明のなんちゃって定量にだまされてはいけない
・ある目的を達成するためのKPI自体が、目的よりも大きな目標となり、目的達成に貢献していないことが露見してもなお、無思考に推進され続けられていることが本当に多い。


この記事が参加している募集

推薦図書

最後まで読んでくださりありがとうございます!面白かったらスキ!超おもしろければサポートいただけると嬉しいです!これからもがんばります。