夢と才能
( つぶやきにしたかったのですが、文字数が多く収まらなかったので、散文日記ということで )
又吉直樹さんの作品は『火花』と『人間』しか読んでいないが、先日映画の『劇場』を鑑賞した。
小説『人間』もそうなのだけど主人公自身が抱く「才能」に対しての弱々しい姿勢に胸が苦しくなる。「好き」は十分なのに「才能」となると…。
「自信」と呼ぶには大げさで、けれどささやかな希望のようなものを主人公は抱えていて、しかし周りの評価は容赦なく手厳しく、木っ端微塵にされては惨めな気持ちに陥ったり。
そんな他人事と思えない描写に、私はたまらなく弱い。
この頃、また精神面が不安定で、心細くて、惨めで、甘えたくて、でも一人になりたくて、ずっと眠りたかった。中島みゆきさんの『ファイト』を聴いたら、涙が止まらなくなってしゃくり上げて泣いた。
『夢』を壊すのは、周りじゃなくて自分なのかもしれない。
私は負けないぞ、自分に。
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