見出し画像

自分のキャリアを取り戻そう~プロティアンについて~

1 はじめに

人生100年時代、テクノロジー社会の到来など、世の中はかつてないスピードで変化しています。
私は比較的トラディッショナルな会社に努めており、アルファ世代から団塊世代まで幅広い人間に囲まれる環境にあります。
私はちょうど真ん中あたりにいるのですが、日々感じるのは世代間ギャップです(「とある世代の常識は、とある世代の非常識」がいつも起こります)。
それそのものは、いつの時代にもあったと思います。
1点だけ違うのは、下の世代における「主張の民主(年少)化」です。
かつては親の言うことは絶対で、例えば私も幼少期は門限(今は死語)を守れなかったら家に入れてもらえませんでしたし、悪さをしたときには教師からハイキックを喰らいました。
現代においてそんなことをしたら、どちらも即通報です。
確かに分別のつかないころの教育において「インパクト」「体験」、そしてときには「五感に訴える」ことは有効かもしれません。
それらのある意味効果的な躾(これも死語?)ができなくなり、年少者が年長者の言うことをきかなくなりました。
実社会でも、日本型の終身雇用崩壊により、安定的な雇用の見返りに組織の理不尽な都合で個人が異動や転勤などを受け入れてきた相互依存関係の破綻も多数耳にします。
それに加え情報社会が到来し、年長者の持つ情報はかつてより価値を持たなくなりました。
このような背景から、「年長者や昭和の理不尽」が通らなくなっています。
そうすると、苛立った彼らはきっとこう言います。
「勝手にしろ!」
と。
加えて、機械化、人類寿命の長命化と企業寿命の短命化など、例えば会社勤めであればいつ突然仕事を奪われる(キャリアを強制中断される)かわからなくなりました。
そんな危機感解決の1つとなりえると思ったのが、プロティアンキャリアです。

2 理解の現在地

プロティアンに関する自分の理解の現在地について、サマライズします。
・プロティアンとはギリシア神話に登場する「プロテウス」のごとく、個人と組織の関係を良いものにしながら、環境に合わせて自分軸をもって自身を変化させていくという、柔軟しなやかなキャリア形成のこと。組織の中だけでとらえられてきたキャリアを、キャリアの中で組織を捉える。そのために自らのキャリアを(会社などから)取り戻し、今の職場を最大限に活かし、吸収できることを一つ一つ身につけながら常に外の動向を注視する。
・自らを1つの会社として考える。それに際し、キャリア資本を可視化し不足分を把握、増量する。1ビジネス資本=知識やスキル、ビジネスリテラシー(理解力、論理的思考力、ビジネスアダプタビリビリ(変化適応力)、ビジネスプロダクティビティ(問題解決思考力)、ビジネススキル(語学、プログラミング、資格、学歴、職歴)。2社会関係資本=組織内活動(社内ネットワーク)、組織外活動(趣味、健康維持活動、地域活動など)、心理的幸福(友人との関係性など)。3経済資本=金銭、資産、財産、株式、不動産。
・スキルの把握には、モジュール(部品)化が有効。例えば「営業」は、「顧客候補のリスト作成(販売計画立案)」「説得力や魅力を伝える力」「成約後フォロー」「次の営業に活かす顧客管理」などに分けられる。その上でそのどれに長けているのかを特定し、自分の強みを探す。
・プロティアンキャリア形成における二大要素は、アイデンティティ(自分の軸)アダプタビリティ(変化適応力)。社会的なニーズとずれたアイデンティティを拠り所にしても良くない。大切なのは、アイデンティティが確立し同時にそれが市場や組織からも求められること。この状態を手に入れるために必要なのが、アダプタビリティ。アダプタビリティは、外部環境の変化に応じて自分自身をアップデート自分らしいキャリアを築こうとする意欲のこと。
・キャリアを築くのは、組織ではなく個人。社会的な成功や失敗はなく、仕事の報酬は自分の目標が達成された時に感じる心理的成功自分を尊敬できるかを働く拠り所とし、市場で求められる人材であるために社会の変化に適応する。
・「組織に残るか独立するか」「転職するか今の組織に残るか」といったor思考ではなく、「会社員として働きながら個人事業主としても働く、本業と並行して副業を始めてみる」と言ったand思考でキャリアを形成する。
・組織と個人は、キャリアに関して対等な関係を作れることが理想。組織で出世を目指すのもキャリア、目指さないのもキャリア。副業や独立、転職もキャリア形成のいちプロセス。育児や学び直し、休職など、仕事だけでない人生そのもの
・キャリアプランは、永遠に完成せず常にアップデートしていく永遠のベータ版。大事なのは、変わることを前提にその時のやりたいことを言葉や文章で明確にし、それに向かって行動を起こすこと。
・やりたいことが見つからない原因は、イメージがつかないこと。例えば、泳げない人に「50mを何秒で泳ぎますか?」ときいても、答えようがない。これまでの経験や体験、知識、情報によるイメージが必要。そのためにも、越境学習やリスキリングが有効。
・野球やエンターテインメントは社会から求められているとわかっているので、それを目指せば適応できる。それ以外の好きを適応させていくことが、プロティアンキャリアの真骨頂となる。自分が納得いく形で「社会に求められていることと自分の好きなこと」を適応させた新しい独自のキャリアのスタイルを創る。まずは、自分の市場価値「希少性×市場性×再現性」を知ることから。
自分が好きなこと、得意なこと、社会的な需要があること、お金を稼げることの4つが重なり合う仕事をする時間を増やしていくことが、心理的成功につながる。

3 自己資本分析

23年2月時点におけるプロティアンキャリアについて、自身の資本分析を行いました。
【ビジネス資本】
・読書(延べ300冊)と記録(ワードで800ページ)によるインプットとアウトプットのスキル
・(5歳から70歳くらいの老若男女500~600人を対象とした)コミュニケーションスキル(アサーション、アンガーマネジメント、傾聴)
・マネジメントスキル(利益・予実・部下・顧客管理)
・チームビルディング力(心理的安全性の向上、モチベーション管理)
・人材育成・指導力(エンゲージメント向上スキル)
・無形商材の営業スキル(提案、交渉、クロスセル、アップセル、カスタマーサクセス、課題発見と解決(仮説思考)、口コミの醸成)
・教育に関する専門性
・マルチ&トリプルタスク実行スキル
・仮説&論理的思考力
・PDCAサイクル、OODAループ実行スキル
・講義&指導スキル
・ファシリテーションスキル
・DX推進スキル
・仕組み作り、ルール制定スキル
・実用英語技能検定2級
・エクセル表計算検定
・テクノロジーに関するスキル(セミナーや読書と日々の情報収集、ディープラーニングG検定、ITパスポート)
・大卒
【社会関係資本】
・家族、兄弟、友人
・社内人脈
・同業界の社外人脈
・オンラインコミュニティ
・前職場の仲間、顧客
・メタバース内のフレンド
【経済資本】
・預貯金
・損害保険

4 気づきと今後

ワークを行ってみて、以下のことに気づきました。
・経済資本のなさ。
・すでにある社会関係資本の整理(社内外資本)、維持(家族)、発展(オンラインコミュニティ)
・社会関係資本の蓄積を、リアルとオンラインに分ける
・顧客の情報整理。
・テクノロジー系ビジネス資本の不足
・ビジネス資本と自分の専門性がリンクしていない。
・ビジネス資本を生かし、オンラインコミュニティやメタバースで行動(トライ&エラー)を。
・現職でのビジネス資本蓄積の停滞感
・時間がいくらあっても足りない。

プロティアンは、来る新時代に向けて多くの人に希望を与えると思います。
春に行われる講座と検定取得で、理解を深めたいと考えています(土曜に休めるかどうか!)。
今回も、ありがとうございました。
しくよろ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?