石野昇太 / 水中写真

八丈島のダイビングサービスで下積みを5年間した後、恩納村で独立。現在は写真家として日本…

石野昇太 / 水中写真

八丈島のダイビングサービスで下積みを5年間した後、恩納村で独立。現在は写真家として日本全国の魚類の生態行動を追いかけてます。海外のフォトコンで受賞できるようになったので水地撮影に関する記事を書いてます。スキンダイバーをモデルにポートレート撮影も時々やってます。

最近の記事

水中撮影ではシャッタースピードを速くした方がいい2つの理由 #5

水中写真を撮影するとき みなさんはシャッタースピードを どのくらいに設定してますか? 人それぞれ目指しているレベルも ダイビングスキルも違うし、 撮りたい写真も違うので 私が言っていることは強制でも なんでもありません。 ただ、これまで10年もの間 フォト派インストラクターとして 活動してきた経験から、 水中写真を始めたばかりの人は こういう点を気を付けると その悩みが解決するよ ということが伝えたくて 再びnoteを書きます。 今回の内容は、 水中写真を難しくしている

    • 覚えれば魚に逃げられなくなる、気配を消すコツ4つ #4

      読者様からこんな質問をいただきました。 これ、すっごい分かります。 気づくまではすごく近くにいたのに、 目が合った瞬間逃げられちゃうってやつ。 野生動物の観察って 駆け引きを楽しむのも 醍醐味の一つですよね。 せっかくレアな生物を見つけたのに 逃げられちゃってそれっきり見られなかった ということはよくありますし、 魚類の繁殖行動を観察していて 長い時間こう着状態が続き、 一瞬気が散った隙をつかれて 産卵されてしまったなんてこともざらにあります。 今回は、私のダイビン

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        前回の記事では 「写真を撮り始める前に やってほしいこと(その1)」 と題して 水中写真を始めたばかりの人に 知っておいて欲しい 魚が持つテリトリーに ついてお話しました。 要約すると 魚を見つけたら 撮り始める前に まずはどこまで寄れるか 確かめた方がいいよ という内容でした。 フォト派ガイドとしての 目線が強すぎて もしかしたら一般ダイバー が参考にするには 少し難しかったかもしれません。 もちろん、 すぐできるようになるよ と思って書いてはいません。 ですが、

        • 水中写真を撮り始める前にやってほしいこと(1/2)#2

          あなたは今ダイビングをしていて、 真っ赤なイソバナの脇に 白黒の幼魚を見つけました。 その魚はくねくねとした動きで せわしなく泳いでいます。 パンダのような模様をした とても愛らしいその魚の名は マダラタルミです。 おそらく、 多くの方がすぐさまカメラを向けて 撮り始めてしまうことでしょう。 でも、 ちょっと待ってください。 そうやって撮った写真に 満足ができたことって、 ありましたか? 恥ずかしながら 今回の記事も前回と同様、 カメラの使い方などには 一切触れていま

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          水中写真を始める人が最初に練習すべき4つのスキル #1

          この記事は、 これから水中写真を始めてみたい方や、 水中写真を初めたばかりの方に 向けて書いたものです。 おそらく、みなさんは それぞれ通われている ダイビングショップの インストラクターさんから カメラの設定の仕方や 細かい撮り方などについて いろいろ教えてもらっている と思います。 なので、カメラに関することは そちらにお任せして わたしはもっとざっくりとした 考え方や姿勢というか。 要はダイビングスキルが一番大切だよね ということについて 長々とお話したいと思って

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