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大学へ行く意味って何だろう…。

大学へ行く理由

私が思う大学へいく理由は大きく分けて以下の3つがある。

1. 大卒という肩書を手に入れる
 2. 学びを深める
 3. 視野を広げる

その中で私が一番大切だと思うのは、3つ目の視野を広げるということだ。
具体的な理由は後述する。

在学中、なんでこんなこと勉強してんだ?と迷子になることもたくさんあったし、意味あるのかと疑問に思うこともたくさんあった。しかし、大学卒業間近にして、大学へ行くということは、未来を広げるという可能性に気づいた。

1. 大卒という肩書を手に入れる

世の中には大卒の資格がないと就職できない職業が存在する。例えば、医師や薬剤師などといった専門的な仕事だ。
また大手企業の総合職や国家公務員の総合職などの高度な仕事は大卒程度以上を想定していることが多い。公務員は大卒程度と書いてあっても、大学を出ている必要はないところもあるらしいが…。

公務員になるには

これらの職種は基本的に大卒でないとなれない職業なので、なりたい人は、大学は卒業しといたほうがいい。
また、一般に大卒だと高卒や中卒よりも給料は高い。当たり前だが、定年まで勤めあげるとなると、生涯収入は変わってくる。

生涯賃金だけでも約6000万の差が生まれるそう…。

2. 学びを深める

大学は研究機関であり、学んだり研究したりしにいくのが本来ある姿であろう。好きなことを学んでいればそれでいい。なんでもいいと思う。文学だろうが経済だろうが建築だろうが。

実際、目的意識をもって勉学に取り組んでいる人は、学びに意味があり、就職してから、事業を起こしてから、役に立てようと思っているはずだ。
例えば、将来刑事分野に強い弁護士になるために、刑法の学びを深めるとか。

そうおもってなくて、学問追及が趣味でも私はいいと思う。
なんとなく、この学問系に興味があるから、とりあえず勉強しとこうでもいいと思う。いつか、ああ!これ前に学んだやつだ!役に立った!なんて日が来るかもしれないし。

だが、遊びやアルバイトへ明け暮れて、勉強をおろそかにしている人が一定数いるのも事実である。個人の自由ではあると思うので別に悪いこととは思わないが、大学へ高い学費を払って、せっかく学ぶ機会があるのにさぼってしまうのはもったいないなと思ってしまう。両立できているのならば、問題ないとは思う。

それと大学は専攻を学びに行くところだと思っている人がいると思うが、実はそれだけではない。総合大学として、学部がいくつかある大学は共通科目として、他学部の基礎講義などを受ける機会もある。工学部に所属していても、心理学や経済の科目に触れて、興味が変わることだってあるだろう。そのような場を提供してくれる場所でもあるのだ。

とはいっても、学部変更も難しいし、就職の時に自分の専門をアピールしないことには就業難易度が上がるのも確かだし、興味が変わるのも苦労だと思う。やっぱり1年生のときに教養科目がうけられて、そのあと学部振り分けがあるような大学はやりたいことが明確に決まってない人にとってはうらやましく感じる。

大学の授業料に見合った情報を得られているのか?と、ネットにある情報商材のほうがましだという意見もある。
たしかに、ある特定の知識を得たいだけなら、その通りかもしれないが、大学でしかできないことがたくさんある。
工学部なら実験や研究などは機材も必要なので、単に情報を得て終わりではないのだ。

体験を提供してくれる場でもあるのである。
私自身、通ってみて実感することがあるので、一概に大学へいってもしょうがないとは思わない。また、情報商材などは自分が欲しいともって情報を取りに行くことが多いと思うが、大学は必修科目があり、自分の選択とは関係なくとらなければならない科目があり、広い視野をもつきっかけにもなる。情報が偏らなくて済むというわけだ。

学んだ情報から、それをどうくみ取って、どう活用していくのか。疑問を持って思考し、課題をどう解決していくのかを考える。それがまさに大学がある意味だと思う。

3. 視野を広げる

上述したように、大学という機関にいるだけで、ある一定の学びはできる。だが、それ以上に大切な事がある。それは仲間の存在だと思う。
大学では、高い意識を持っている人に出会える機会がある。私自身、友達から一緒にアプリを開発してみようと誘われてプログラミングの勉強をした。はじめは苦手意識もあったので、自分一人だと絶対に始めなかっただろうし、続かなかったと思う。そういうきっかけがある場所でもあるのだ。

専攻でもそうだと思う。例えば、国際関係が専攻なら、アメリカのことを研究している人、中東の研究をしている人など、みんな違うフィールドだからこそ、共有できるものがあるし、各国の違いや共通点など自分一人では気づけなかったことに気づかされることだってあると思う。

私は学歴厨でもないし、興味のあるところだったらどこでもよいかと思っていたときもあったが、やはり高学歴といわれる学校に行くと、そういう高い意識で勉強している人に出会える確率が上がるので、できれば良い大学に入ったほうがいいと思う。自分にとってもいい刺激になるのではなかろうか。

それがたとえ、就職先に必要な知識でなかったとしても、学びの過程にこそ意味があるのではないだろうか。

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