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納得と説得。

かっこいい人の言葉には「おもみ」がある。ライブの歌はもちろん、MCも口数少なくてもズシッと胸にくる人がいる。

歳を重ねていてもヘリウムを入れた風船みたいにあっちこっちへ飛んでいくようなことしか言わない人もいるし、感動的なセリフを感情を込めて叫んでも想いの矢は刺さらずにすり抜けていってしまうこともある。

「おもみ」は言い換えると説得力、いや「納得力」になるのかもしれない。

説得される時は自分の気持ちをねじ曲げられて用意された型にはめられたような感覚になる。片や納得できる時はテトリスの長い棒が完璧にはまって4段分一気に消せた時のような腑に落ちる感覚がある。

年齢とか立場で人を動かそうとする時や、かっこつけたセリフに感情を込めて感動を引っ張り出そうとする時は相手を説得しようとしている。感情と想いは別物で感情は軽い。

「おもみ」のある言葉を発する人はこれまで生きてきた道も含め、今自分が思っていること、やっていることに自分自身が納得しているのだと思う。

押し付けでもなく、引っ張り出すでもなく、ただズシリと納得した想いがそこに置かれているから受け取る側も納得するのだろう。

「おもみ」とは「想み」であり「重み」なのだ。


あの人の言葉、「おもみ」があるなあ。

そう言ってもらえるように一生懸命に日々を過ごしたい。



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