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昔話をかっこよく話せるのは、今かっこいいヤツだけだ!

バレンタイン、東京は大雪でキャリーバッグとともに埋もれて動けななくなった。

岡山の警察の方が怖すぎて半泣きになった。

震災後の東北の方に逆に元気をもらった。

名古屋の路上のメッカの場所に車が突っ込んでもしかしたら死んでたかもしれなかった。

他にもいろんな思い出があった全国路上ライブツアーはもう4年以上前になってしまった。

あとあと僕は全てが嫌になって音楽も半分投げ出してしまった。せっかく繋がってもらえたツイッターのアカウントも消してしまった。

新しいことも初めてみたけれど、心の一番奥の部分は止まったまんまで、活動を「続けている」というよりも「続いている」というのがしっくりくるような3年間を過ごした。

もちろん適当にやっていたのではなく、本気でやっているはずなのに、どこかで心が苦しくて仕方なかったという状態だった。そんな時でも人の温かさに触れる瞬間は心から嬉しかった。というよりその温もりがなければ「続いて」いくことさえできなかっただろう。

名前を変えた時、ライブを減らしてMVを作り続けていた時、突発性難聴になってライブができなかった時、ツイキャスをメインにしようとした時、路上ライブをやめていたとき、2回目の路上ツアーの時、毎月主催ライブをやっていた時、3年ぶりのバンドワンマンをやった時、それぞれの時間に感謝と温もりがあった。

そして今、その過去も背負って新しい道を探している。


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ボロボロになりながら、がむしゃらに目標に向かって走る姿は「ドラマ」なんだろう。自分自身も、応援してくれる人も一緒に熱くなれる。

全国路上ライブツアーの後のライブが僕の過去最高動員を叩き出したのはそれだけあのツアーにドラマがあったからだろう。

だけどこのライブ以降、後藤大の動員と注目は一気に落ちた。

僕自身も路上ライブツアーを超えるドラマになるような走り方をできていない自覚がある。

それはね、正直に言っちゃうと、がむしゃらにやりながらもどこかで「絶望」していたから。

いくら頑張っても、いくら主催やワンマンに人を入れても、結局その次のライブはガラガラで、路上ライブをすればチラシ1枚も受け取ってもらえない。

そんな繰り返しに未来が見えなくなっていた。

今まで頑張って来たこと、今頑張っている人、否定なんてしない。頑張れるのは素晴らしいことだ。ただ、僕はこの繰り返しに未来を見ることができないまま、だけど他の選択肢もいつけられないから、無理やり希望を作り出して、苦しい苦しいと思いながら活動してきた。

だから、だからこそ、ひとつひとつの温もりや応援の声が嬉しかった。
砂漠を歩く僕に水を飲ませてくれるようなひと時だった。


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やっぱり「今」を走らなきゃいけない。
心底、「熱」を持ってやらなきゃいけない。

例えば昨日の安西彩矢を応援するブログ。

one-makeのライブで歌わせてもらった時のブログ。



愛須ばにらさんのアイドル卒業ライブのブログ。

この3つはここ最近でも群を抜いて心が揺れ動いた1日を切り取ったブログだ。

そして、この3つは自分にとっても読んでくれた人にとっても胸の奥を掴むものが書けたと思う。それだけ「熱」がこもっていた。

だけどこの時「今」を走っていたのは僕ではなく安西彩矢であり、one-makeであり、愛須ばにらさんであり、僕はそれに乗っかっているだけだとも言える。

いつまでも路上ライブツアーの話をしているわけにはいかない。
ちゃんと今を走らないと何をやっても届かない。
だから探しているんです。希望と熱を持って全力で駆け抜けられる道を。

セオリー外の道は茂みに隠れていたり、森の中の分かれ道の中だったり、簡単には見つからないんだけど、絶望しながら舗装された道を進む100万倍いい。

もしかしたらそんな道を探そうとしていることさえも、過去の思い出を語るよりもドラマなのかもしれない。

そうだ。きっとそうなんだ。

今を生きろ!今に熱くなれ!
人の道にも勇気をもらいながら、自分自身も走れ!

昔話をかっこよく話せるのは、今かっこいいヤツだけだ!


僕は今グルグルグルグル迷って行ったり来たりしてるけど必ずこれだ!って道を切り拓いてやる!


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