1週間で40時間Twitterに使ってた話。
「先週の画面を見ている時間は平均9時間46分/日でした。」
スマホを使った平均時間を教えてくれる機能からお知らせが来るようになった。
「先週から7%減りました」と言われるとなんだか少し安心するし、「5%増えました」と教えられるとバツが悪い気持ちになる。
僕は1週間でTwitterを39時間45分、LINEを10時間50分使っていたらしい。全体だと単純計算で68時間、つまり僕の1週間は約4日だということ。これは恐ろしい話だ。
今月中にあれを仕上げなきゃ。明日は予定があるから今日中にこれをやらなきゃ。ああ、でももっと寝たい。ゲームがしたい。ダメだダメだやらないと。
そうやって悩んでる間にモヤモヤしてきてしまってその結果、仕事をするでもなく思い切って寝るでもなくTwitterを開いている自分がいる。
面白い漫画があったり、興味深い知識へのリンクがあったり、何よりいろんな人の思考が雑多に入ってくるTwitterがほんとうに楽しいのだけど、おそらく39時間45分のうち半分ぐらいはそのモヤモヤに持っていかれている。
犬が雑巾がけをしている動画を見て「かわいっ!」と言って、とにかく行動することが大事!って140文字に「それなんだよなあ」と思いながら画面をスクロールし続ける自分に矛盾を感じたりしているうちに2時間ほど経っている。
しかもそこから画面を見るのに疲れて結局寝てしまったりする。目が覚めて罪悪感でさらにモヤモヤしてまたTwitterを見る。
そんな悪循環にはまってしまって最後まで抜け出せずに終わってしまう日もある。積み重なって積み重なって39時間45分。
僕は多分いいねがほしい。
いいねのために生きると幸福感が減ると思うけど どうしてもほしい。モヤモヤしていると自分がダメに思えてくる。そんな時にいいねの通知があると安心する。安心したい。
僕が僕にいいねをあげられたら一瞬で解消される話。目の前のことに一生懸命に動ければ解決できる話。モヤモヤという複雑に思えるルービックキューブは、行動というコツによってあっけなくそろえられる。
頭ではわかっているのに承認欲求はルービックキューブの1面だけをとにかくそろえたがったりする。裏も横もよく見たらぐちゃぐちゃのままだ。
結局いいね欲しさにTwitterを開いて面白いものを見つけてしまってやめられない。
「あなたの承認欲求が先週から7%減りました。」
いっそ そう言ってもらいたいぐらいに持て余している寂しさは一生消えることはないんだろうか。
そういえばこの前も仕事をするか休むかの狭間で揺れ動いた挙句、何を思ったか突然ホットケーキが焼きたくなり全てを放置して、卵と牛乳とホットケーキミックスを混ぜ始めた。
ダマができにくいのは粉に水だったっけ、水に粉だったっけなんて考えながら、今回こそは焦がさずにつくるぞと意気込んでいるうちに楽しくなってきて気がついたら寂しさは消えていた。
難関のひっくり返しがうまくいった時は誰に褒められるでもないけど自分に50こぐらいいいねをつけた。
不安や寂しさが「認められたい」に変わってしまう前に、一生懸命に集中できるものをやってしまえばいいのかもしれない。
クロノ・トリガーというゲームで一見本編とは関係なさそうなミニゲームの景品が、主人公を生き返らせるために必要なアイテムだったように、たとえそれが今やらなきゃいけないことじゃないとしても、一生懸命遊んで手に入れた幸せはがんばる心を生き返らせてくれるんだろう。
やりたいこと選んじゃえよ。
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僕らは矛盾だらけ、それで普通だから安心していいよ。
後藤大
シンガーソングライター/作曲家/文章書き
自分をみとめてあげられる瞬間が好き。
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