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死闘の果てに レアルマドリードvsマンチェスターシティ

今季の真価が問われる戦い 舞台は整った。ついに1年前のトラウマを消し去る時がやってきたのだ。思えばこの1年は、攻撃の軸であったベンゼマがチームを去り、CB2人の大怪我による長期離脱するなど、不安要素だらけのスタートであった。だがその中でも、ベリンガムら新戦力の加入、大幅なシステム変更などによりチームに大きな変化を加え、トライアンドエラーを繰り返し新たな勝ち方を模索するシーズンとなった。この状況下でも持ち前のマネジメント力でチームをまとめ上げた指揮官アンチロッティの手腕は大い

    • フランス対ドイツ 2024/03/23

      7年振りに核を欠いたフランス, 3年振りに核が帰還したドイツ フランスはグリーズマンが怪我で84試合振りに代表戦を欠場、対するドイツはクロースが代表復帰戦となるこの偶然とは思えないカード。もちろん、両チーム共に大きな変化が生まれるのには間違いないが、互いにとってEURO前の最終調整となる親善試合でチームの頭脳となる中心選手の有無がどう影響を及ぼすのか、楽しみな一戦だ。フランスは如何にしてグリーズマンの莫大な量の役割を分担するか、もしくは根本のシステム自体を大きく変更するのか

      • GOUDINHO選出 シーズン前半戦BEST11

        メッシ、ロナウド、ネイマール、ベンゼマ、筆者世代の青春を彩ったアイドル達が続々と欧州から離れていき、サッカー界は1つの転換点を迎えようとしている。そうして始まった23-24欧州サッカー界も2023年を終え、シーズン折り返しの時期となった。 今シーズンはミラクルジローナ、シャビアロンソレヴァークーゼンの大躍進、リヨン、アヤックス、マンチェスター・ユナイテッドの失墜など、チーム単位では主要リーグでそれぞれ例年以上の波乱が起こっている。 また、過密日程からなのか多くのチームで怪我

        • El Clásico (主演:ジュード・ベリンガム) 2023/10/28

          第11節で今季初クラシコ。カンプノウはまだ改修中らしい。バルサはここまでは新戦力が噛み合いまくってかなり好調を維持してる印象。対するマドリーは前節でセルヒオラモス率いるセビージャに弱点を突かれ痛恨の引き分け。CLのブラガ戦は割といい内容で勝ったが最高のパフォーマンスとは言えない。少しずつ仕上がりつつあるがまだ完璧とは言えない状態で伝統の一戦に挑む。 バルサのスタメンはいつも通りヴィニ封じのRSBアラウホ。中盤にはギュンドアン、ガビ、フェルミンといかにもマドリーが捕まえるのに

        死闘の果てに レアルマドリードvsマンチェスターシティ

          ナポリ vs マドリー 2023/10/04

          さぁ、待ちに待った7年ぶりのナポリ戦だ。ナポリはミンジェが抜けたり、オシムヘン関係のゴタゴタがあったりと大変そうな開幕だがやはりここ2試合は本領発揮してきた感じだ。正直クヴァラツヘリア、オシムヘン、ポリターノの前線は全く油断できない。対策としてはカルバハルのカバーにフェデが入ってクヴァラに有利な状況を作らせない事、リュディガーのオシムヘンマンマーク、カマの超人的対人能力で優位性を保ちたいところ。リュディガーはあのハーランドすら封じてしまったんだからかなり信頼している。中盤は3

          ナポリ vs マドリー 2023/10/04

          マドリーvsラレアル 2023/09/18

          タケが絶好調なのは日本代表の試合を見ても明らかだった。ラレアルでもチームを引っ張る活躍をしているらしい。マドリー相手に新築ベルナベウでどれほどやれるのか、楽しみだ。 新・タケ無双を迎え撃つ白い巨人マドリーは今季のグランドルールとなった4312。ピボーテのチュアメニの脇でトニはいつも通りビルドアップの開始点となるが、フェデは違う。WGがいない分めちゃくちゃ高い位置を取るカルバハルの後方支援と守備のタスクを担っている。前節のヘタフェ戦ではモドリッチだったんでカルバハルが孤立する

          マドリーvsラレアル 2023/09/18

          シャビアロンソのチームが凄いらしい

          シャビアロンソ率いるレヴァークーゼンが今シーズン4連勝で23ゴールと絶好調らしい。そして同じくバイエルンも全勝中と言うことで首位決戦のバイエルン対レヴァークーゼンを観てみた。 バイエルンと互角にやれてたレヴァークーゼン結果、レヴァークーゼンめちゃくちゃ強かった。試合内容も五分五分だった。攻撃は聞いてた通りカウンター中心、守備は引いた状態からのCB,CM陣のインターセプトが多かった印象で、データ見たらバイエルン7回に対して18回。攻撃時になると右は快足&運動量のあるフリンポン

          シャビアロンソのチームが凄いらしい

          日本戦を終えて、ドイツサッカーに思う事

          ハンジフリックが解任された。後任はナーゲルスマンだろうけど個人的にはそこでドイツサッカーは転換期を迎える気がする。 今日の試合見て思ったのは、ドイツって国柄自体がペップあたりが発展させてきた現代のポジショナルプレーと親和性が低いのでは?ってとこ。 考えてみればW杯優勝の時も"ゲルマン魂"とか言ってフィジカルに長けた選手達が組織力と走力で相手を上回ってたわけで、ピッチ上にテクニシャンと呼べる選手はエジルくらいだったはず。中盤は豊富な運動量、前線にはクローゼやマリオゴメスが

          日本戦を終えて、ドイツサッカーに思う事