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感性、繊細、せっくす、死

出逢った日、貴方にお願いした言葉が
八ヵ月と少しで現実になった
繊細で今にも首を括りそうな演出家が
私にくれたartの恩返しがしたかった
脚本家でも役者でもない自分は何もできない
彼は孤独だった
否定から始まる苦行の生
同じ匂いがした
作品からも、彼自身からも
私たちは
太宰と富栄であり死に場所を共有したがっていた
しかし玉川上水は干上がっていて
カルモチンはない
ベットの上で裸で抱き合い
自分の無力さを強固にした
何度、射精しても
何度、ピストンを繰り返しても
闇に溶けた喘ぎが虚しくて
私の胸の狭間で涙を流す芸術家を救うことはできない
一瞬の快楽の内に望み通り殺してあげたかった
ひとりぼっちだと言った
死にたいと言った
恐いと言った
同じだよ、私も同じ

支えに成ってくれる仲間を、その孤独に光を
そして貴方にお願いしたの
「彼の力に成ってあげて」

貴方は何よりも強い力となるでしょう
共に開花する日も近しいと確信しています

ありがとう

嬉しいはずなのに喜ばしいことなのに望んだ事なのに

私は19日を待ってる
先生、私を連れて行って

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