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大人の学び直し-小学校の算数から人生をやり直す

この1ヶ月で小学校4年生、5年生の算数を一気にやり直しています。
今はYouTubeと言うありがたい先生がいつでもどこでも私の算数の先生になってくれるので本当にいい時代ですね。

大人のくせに小学校の算数?とお思いかもしれませんが、
恥ずかしがらずに自分の勉強不足を今こうしてnoteで公表しています。

ちなみに周りの知り合い何人かに
「子供に算数をきちんと教えられる?」と聞くと、
案外「自信ない特に高学年は」と言う返答も実は少なくない印象でした。

そうなんです、多くの大人は「もう大人だし」小学校の算数なんて
過去の事だとタカを括っている人がけっこう多いんですよね。
けれども親が小学校の基礎的な算数を概念も含めて
ちゃんと子供に教えてあげられるかどうかは、
”答えを導く手段や最短で問題解決する方法”を
算数のルールに則って子供に習慣づける事ができますから、
本当に算数は侮れない、と言うか絶対に必要な知識として
小学校の算数くらいはGoogleを活用せずに、スラスラと子供に
教えてあげたいですよね。

普段の生活の中でも
やみくもに子供に対して「高いからそれは買えない」と言うのではなくて、
子供が欲しい物の値段と月のお小遣いや、
生活費から差し引いて優先順をつけさせたり、その物の市場価値や
必要性を理解させる為にもやはり算数のルールは有効です。

平均や合計を求めたり、
1日に何秒自分の心臓が鼓動しているのか?
そんな素朴な疑問も、日-時間-分-秒で細かく数字を分けていくと
数字は大きくなりますが、答えを導く事ができます。

当たり前のように自分の命が今日も鼓動を打ってる。
それを数字で考えてみると、80歳まで生きた場合、
私達の心臓は2,522,880,000秒、
29,200日、960ヶ月…鼓動を打ち続けます。

こうやって数字で心臓の鼓動回数を見てみると、
算数から始まった答え探しも
限られた時間の中でどう生きるか?と言う哲学のテーマにも
繋がっています。

お金や投資の勉強を早期教育にも取り入れると聞きますが、
そんな漠然とした”お金”の知識を子供達が得るよりも
”私たちに与えられた体は一つしかない”と言う前提にまず向き合って、
たやすく有限の時間を人や物に差し出してはいけないとか
もっと「稼ぐ貯める増やす」以前の命の授業を算数を通して
学ぶ方がよっぽど身に付くものがあるのでは?と感じています。

これまでに心臓の鼓動回数を意識してみた事はありますか?
自分の体を使って、そして身近な生物や環境問題からも
実に様々な算数の基礎が役立ちます。
逆に算数の基礎がないと世界中で起きている問題のほとんどを
理解する事は不可能です。

子供の頃からずっと何年も放置してしまった算数と数学。
当時は自分の好みの先生を選べなかったけれど、
今はいくらでも教え方の上手な先生をYouTubeから選べる時代です。

1人の先生からしか教わる事の出来ない極めて受動的な学校教育の限界を
感じつつ、将来はより多くの生徒が多様性のある学習環境(オンラインなど)で世界中から学べるチャンスが増えるといいなと期待しています。
「大人の学び直し」は現役の学生が当たり前のように過ごすスクールライフとは違って、実に深みがあり、
また日常のあらゆる場面で直感力や明晰な判断力が冴える
抜群のツールにもなりえます。

学生生活が終わってからもう30年以上、この辺りで当たり前のように
新しい時代に向けて「学び直し学び続ける情熱」が必要になりそうです。


グレイス


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