字数制限を無視したい舞台感想✍️

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最近の記事

劇団四季ミュージカル『美女と野獣』が沼すぎてどうしよう(観劇感想)

舞浜アンフィシアターでロングラン上演中、劇団四季のミュージカル『美女と野獣』にものすごい勢いでハマってます。何かに夢中になっている時の熱量を自分のnoteにぶつけるのが好きなので、よろしければお付き合いください。 昨年観劇した『ノートルダムの鐘』、熱狂しすぎて初めて前日予約にもチャレンジした『ウィキッド』、呆気に取られた『ジーザス・クライスト=スーパースター』。私の中の四季旋風が止まるところを知らず、先月ついに『美女と野獣』を観劇。振り返ってみると2015年の観劇以来、でも

    • 五感の解放、無敵のディーバの底力(望海風斗ドラマティックコンサート 『Hello,』感想)

      先週は望海風斗さんのコンサート『Hello,』に参加してきました。ビルボードライブに行けなかったので、私にとっては『Look at Me』以来の、望海さんのパフォーマンスに全集中する舞台。3/20の初日と3/24マチネに参加しました。友人と連番できたことも本当に楽しかったな!思い出! 「プログラムを購入するとセットリストが見れますよ」って舞台上で案内されていたので(下記リンク)、ここに書き出すのも…と少し悩んでいたけど、公式でセトリを公開してくれたので、心置きなく進めたい。

      • イアソンは生きて苦しめ、(『メディア/イアソン』3/22ポストトークメインの感想)

        言いたいことを140字にまとめることが得意じゃないのでnoteに逃げてきちゃったけど、一昨日観劇したメディア/イアソンについて、終演後のポストトークメインで感想を書きます。 ちなみに前回書いた感想はこれです。 もっと原題を深く勉強した方が楽しめるんじゃない…?って考えてたけど、今回のポストトークを聴いて、机での勉強よりも、劇場でどう感じるかを重きにおいて良いんだなと思えたので、引き続きそちらに力を入れたい。 3月22日、14:00開演。本編が2時間、余韻に呑まれてしまっ

        • 演劇の可能性、変わらない人間の性(さが)(『メディア/イアソン』感想)

          好きな俳優さんが出ているからといって初日も千秋楽も絶対に行くぞと義務化することは苦しくなるのでもう卒業することに決めたけど(ただしムーランルージュ以外)、今回運良く初日のチケットが取れたので観劇して参りました。苦しくなるというのは、身体が辛いとかではなく、初日や楽ってみんなが行きたいものだから、取れなかった時が辛いのだ。 そして一昨日のソワレも観劇し、一旦立ち止まって噛み締めたり考えたくなった。ストプレ初心者ながら抱いた感銘や、この作品が『メディア』ではなく『メディア/イア

        劇団四季ミュージカル『美女と野獣』が沼すぎてどうしよう(観劇感想)

        • 五感の解放、無敵のディーバの底力(望海風斗ドラマティックコンサート 『Hello,』感想)

        • イアソンは生きて苦しめ、(『メディア/イアソン』3/22ポストトークメインの感想)

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          \みんなでCAN!CAN!/ 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023総括

          死ぬ前に見る景色ってこんな感じなのかな。極彩色の光景に、聴き馴染みのある音楽、派手な電飾、惜しみなく降る紙吹雪、そして完璧なキャスト陣。まさに走馬灯のよう。でも、一度浴びると点滴のように摂取し続けないと禁断症状が出そう。私にとっての『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』との出会い、そしてその後の熱狂期間はそんな感じでした。2023年の夏、2ヶ月強に及ぶ長期にわたる公演期間を1公演もかけることなく完走できたこと、そして再演決定、今更ながら本当におめでとうございます。サティーン

          \みんなでCAN!CAN!/ 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023総括

          “赤”の呪縛とメリーバッドエンド(続・『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 望海サティーンと芳雄クリスチャンについて)

          7月上旬に書いた長文の続きです。2023年の『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル』は、元々この二人が揃う回をメインにチケットを取っていたので、観劇回数も多かったし、相当気持ちが熱いです。そして先日の芳雄のミューへの望海さんゲスト出演&芳雄さんとの『星のさだめ』のデュエット……ありがとうございました。二人の声が重なる時に「これだ〜〜!!!(涙)」ってなり、心揺さぶられて鳥肌が立つような興奮と、あの熱狂の日を懐かしく思い涙腺が熱くなるような感動の瞬間が証明するように、やっぱり

          “赤”の呪縛とメリーバッドエンド(続・『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 望海サティーンと芳雄クリスチャンについて)

          『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 望海風斗さんのサティーンについて

          喋るように歌う人だなと改めて思った。喜怒哀楽どんな時も。お芝居と歌の間に明確な境界線はなく、それでも、ショータイムの見せ方は圧巻。クリスチャンが冒頭に語る「これはサティーンの物語」の説得力の強さを存分に放ち続けた望海風斗さんに夢中な公演期間でした。 本当は千秋楽の8月30日が終わってすぐアップしたかったけど、タイミングを逃し続け、年も明け、チケット先行も始まり、あまりにも大遅刻だけどようやく投稿です。当時、千秋楽のカテコで望海さんがとても晴れやかな気持ちだとお話されていたよ

          『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 望海風斗さんのサティーンについて

          ミュージカルだからこそ —音楽家の矜持、絶望の連鎖、報われぬ恋。それでも運命はこの手で— (『ベートーヴェン』 感想)

          ※notレポ、not研究、not考察。ものすごい偏ってる感想だと思います。 ※この作品も、芳雄さんが演じるルートヴィヒも、個人的に大好き。大変に刺さりまくったので大千秋楽まで引き続き楽しみ尽くしたい所存。 あけましておめでとうございます。そして日生劇場12月公演『ベートーヴェン』東京千秋楽!…のタイミングで更新したかったけど、あっという間に年越しも済み、福岡公演も終わってしまった。どちらも千秋楽おめでとうございました。 東京公演を少し早めに観納めてしまったけど、12月24日

          ミュージカルだからこそ —音楽家の矜持、絶望の連鎖、報われぬ恋。それでも運命はこの手で— (『ベートーヴェン』 感想)

          栄光と屈辱を経て「世界は新しい時代を迎える」ということ(ミュージカル『ラグタイム』主観強めの感想)

          https://www.tohostage.com/ragtime/ 「ネタバレしかない」と言いつつ、あんまりにもショックだった終盤を中心に(そして遥海さんあーちゃん塚本さんが素晴らしすぎる!!ということを)初日観劇後に書いたけど、2回目、3回目、4回目…と観劇を重ねるうちに、見える景色がかなり変わった。あっという間にmy楽になりそうなので、自分の言葉で一旦感想をまとめてみます。何を語ってもネタバレになってしまうし、観劇を控えている方にはまず真っ新な気持ちで観てご自分の感性

          栄光と屈辱を経て「世界は新しい時代を迎える」ということ(ミュージカル『ラグタイム』主観強めの感想)

          ミュージカル『ラグタイム』 ネタバレしかない初日の感想

          底無し沼から片脚をずっと引っ張られてる感覚。逃れられない、考えて向き合い続けなければならないテーマと、壮大な音楽に飲まれる恐怖、完璧なキャストが見せてくれるあまりにもセンセーショナルな光景。ラグタイムを観劇するということは、この観劇後の余韻と一生付き合っていかなければならないということだったんだな。 井上芳雄さん演じるコールハウス・ウォーカー・Jr.のソロ曲だとは事前に把握していた『Make Them Hear You』、あのタイミングで歌われる曲だと思ってなくて、明るい曲

          ミュージカル『ラグタイム』 ネタバレしかない初日の感想

          『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 井上芳雄さんのクリスチャンについて

          ※レポではない主観強めの感想です。 ※タイトルのとおりなので他のことにはほぼ触れていません。 ※Wの甲斐くんや他のキャストの皆さんを含めた感想は下書きにしたため中…my楽後に思いっきり書きます!✍️ 夜寝る前も、朝目覚めても、そこにいる。取り憑かれてるんだ。アブサンを呷る前の、サティーンに取り憑かれてる「ショーのことは考えられない!僕はもうサティーンのことしか考えられない」なクリスチャン状態であることを認めれば楽になれると思って供養!セリフの中の「サティーン」を彼が演じるク

          『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 井上芳雄さんのクリスチャンについて

          絶賛取り憑かれ中の『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル』、神席で召されてきた話(7/21 13時公演の感想)

          7月21日 13時公演(産経新聞社半館貸切)の感想です。140字に区切ることを今回も諦めました。でも目次はつけたぞ! 号外ありがとうございました。そしてとんでもない神席をありがとうございました。見えないものを見ようとしたらオペラグラスを覗かない方が見えました。前方席は強い。でも1階後方も2階も大好きです。つまり全部好き。その時々で見える景色が違って全て宝物だ〜! 吸い込まれそうなほど近いX◯列…までは届かないけど、そのすぐ後ろで『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』を観

          絶賛取り憑かれ中の『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル』、神席で召されてきた話(7/21 13時公演の感想)

          140字に収まらない『ムーランルージュ!・ザ・ミュージカル』の感想(望海風斗さんのサティーンと井上芳雄さんのクリスチャンについて)

          自分で想像していた以上に夢中になっている2023年の夏を過ごしています。帝劇の地下に住みてえ〜〜〜!!!手拍子で盛り上がれる大ナンバー、豪華絢爛な客席、贅沢すぎるキャスト、紙吹雪まで降らせてくれる客席。好きな要素しかないし、取り憑かれてるな〜って我ながらすごく思う。でも帝劇の地下に住むファントムになってクリスティーヌの歌声をずっと聴いていたい…みたいな気持ちにすらなっています。ずっとこの空間で、この盛大なお祭りを浴びて、余韻に浸っていたい。 Twitterにそのまま流すには

          140字に収まらない『ムーランルージュ!・ザ・ミュージカル』の感想(望海風斗さんのサティーンと井上芳雄さんのクリスチャンについて)

          夢だけど夢じゃなかった『ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル! 』(本初日の感想)

          待ちに待ったムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカルをようやく観にいけました。本初日、個人的に大好きな望海風斗さんと井上芳雄さんがサティーンとクリスチャンを演じられる回。あまりにもドリームキャストなのでずーっと観劇を楽しみにしてた。そしてムーランルージュは、社会人になったばかり&ミュオタ初期の頃にTSUTAYAでバズ・ラーマン監督の映画をレンタルし、その華やかさと夢夢しさに大感動して、ミュージカル化してるなら日本でもやってほしいなと願った日のことをすごく覚えてる。映画とミュージカ

          夢だけど夢じゃなかった『ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル! 』(本初日の感想)

          至高のミュージカル『ドリームガールズ』(好きなシーン等を順不同でつらつら)

          ※ネタバレしています。 ※映画は未視聴です。 ※観劇は1回のみです。もっと観たかった…でも1回観れただけでも本当に良かった。観るべき作品。 https://twitter.com/xxx3220amo/status/1623945210081468417?s=46&t=VGpR7p8R2YIOr-MYrvkUiw 言語化する…(できるのか……?とにかく劇場で観て体感してください、と書くことが一番良い気もする。そのくらいの作品だった。) 望海風斗さん主演の『ドリームガール

          至高のミュージカル『ドリームガールズ』(好きなシーン等を順不同でつらつら)

          「“愛”が世界を回らせる」のよ、2022年観劇納め(愛月ひかるクリスマスディナーショー「Sainte Nuit -聖なる夜に-」)

          「私を!!!見て!!!!!」というか、むしろ俺を見ろと言わんばかりの眩いオーラを放ちながら、キラッキラで歌い踊る愛さんが好きだなぁと改めて思った、2022年観劇納め。五臓六腑に染み渡るほどの癒し…というのもあるけど、こちらまで高みに引き上げられるようなエネルギーが好きです、とても。 「こんな活動をしてほしい」「こんな舞台に出てほしい」とか、何を言ってもファンのエゴにすぎないというのは十分わかってるけど、やっぱり愛さんのステージを見てる時に思うのは、全力の「舞台に立つ愛月ひか

          「“愛”が世界を回らせる」のよ、2022年観劇納め(愛月ひかるクリスマスディナーショー「Sainte Nuit -聖なる夜に-」)