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『家庭教師ヒットマンREBORN！』7巻

著 : 天野明

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苛烈する【VS.ヴァリアー編】。

【雨の守護者】【霧の守護者】【雲の守護者】の
対決が収録されていました。

表紙は”ベルフェゴール”。
冠と首の部分が特に魅力的で、
細さのなかに質感が感じられて好きです。
作品中では、”ベル”は未だ表紙を飾る迄の
役割を担っていないですが、
美しいので表紙にして頂き嬉しいです。
“ベル”のファンではないですが、
“REBORN”の美しく格好いい表紙は
毎回楽しみにしている節があります。

【雨の守護者】戦では、ようやく”スクアーロ”を堪能できてとても良かったです。
“スクアーロ”は単体でどの漫画に出張しても好きなキャラクターになるだろうなと思います。
『進撃の巨人』に性格的にも合っているので、
調査兵団No.2として出て欲しいくらいです。
技名を決して自身で発しないところも良かったです。
【雨】戦での、背景の鮫の描写も一コマながら
世界観が凝縮されていて度肝を抜かれました。

昔、読んだ時には流すだけだったイタリア語も
第二外国語として少し学んだせいで読めるのが
味わい深いです。
『ジョジョ』も『REBORN』も「Arrivederci」とか仰ります。

【霧の守護者】戦では、『NARUTO』にも匹敵する幻術対決で術(演出)の密度が素晴らしく、前回の”骸”戦を遥かに越えた化かし合いでした。
人体実験の水中の様な所で鎖に縛られている
”骸”のビジュアルも圧倒的に思いました。

【雲の守護者】戦を観た上での改めての感想として、『REBORN』は魅力に”2番手”を絶対に作らないようにしている作品だと実感しました。
“雲雀恭弥”をはじめ誰一人として、縦割りの順位としてでは魅力を語れない、一人一人が一番にみえる演出が施されていると感じました。

感想を述べてから
次の巻を読むルールエグいです。
でも、感想をまとめてこそ
より味わい深いとも思っております。

次巻も楽しみです。

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