ひなまつり
今日はひなまつり。おかげ様でたくさんのお客様にご来店いただきました。ありがとうございます。
昨今のご時世ですので、以前(まあ20年とかもっと前かな)に比べると、デコレーションケーキの台数も減りましたし、来客数そのものも減ったというイメージですが、それでも菓子屋にしてみると大きなイベントであるには違いないんですね。
関西は特にそうで、大阪ではそうでもないみたいですが、京都とか奈良ではうっかりすればクリスマス並みの所もあったりとかで(昔はね)地域差が関西の中でも結構出るもんです。
関東の事はよくわかりませんが、関西ほどひなまつりにケーキは出なかったんじゃないかなあ、と昔の修行時代からも感じていましたが昨今はどうなんでしょうかね。
そもそも、ひなまつりというと「ひなあられ」とか「菱餅」といったどちらかというと和菓子屋さんのイベントのイメージでしたから。「桜餅」とかはこの季節なりのものかな?
とかく、ケーキ屋というのは文化とか伝統とかあんまり関係ない?(イベント絡みに関してです)感じで、「とにかく乗っかれ!」的なノリですから、ひなまつりにケーキを食べるってのも別に意味は無いわけですよね。
多分に、昔は「ケーキを食べる事がご馳走であって贅沢」で、一家揃って食事の後の団欒の中でケーキを食べていたので、一家揃って食べる機会にこういうイベントが利用されたという事でしょう。
家族関係が希薄になってきている昨今では、一家揃って食事することも少ないからまあ仕方ないって言えばまあそうなんですが。(いや、我が家は違うぞ!という方はすいません🙇)
「ああ、あの頃は」、なんてな事を言い出すと昔を懐かしむ「ノスタルジー」の兆候が出だした証拠なんでしょうな。
事商売に関してはノスタルジーに浸っていては商売にならないですから、現実を直視しながらよくわからない未来を想像するという頭を捻り続ける日々が続くのであります。
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