本日の読書 #013 「マヤ文明とLiDAR」
参考書籍:『ナショナル ジオグラフィック 2024年3月号』
マヤ文明。
数千年にわたり繁栄したが、入植者によって滅ぼされ、その痕跡は今やジャングルに埋もれてしまった。
多くが木で覆われてしまい、文明の詳細はしばらく謎に包まれていたが、新しい技術によってその解明に進展が見られているようだ。
その技術が、LiDAR。
Light Detection And Rangingの略称で、
簡単にいえば、「レーザーを対象物に当て、跳ね返るまでの時間を計測して距離を測る」というものらしい。
見ての通り本来は自動運転に使われている技術なのだが、
これがマヤ文明の遺跡を見付けるのに役立っているというのだ。
「レーザーによって距離が分かる」ということは、上空から下に向けてレーザーを照射すれば「地面までの距離が分かる」ことになる。
その距離の違いで、「おそらくここに遺跡があっただろう」と予想することが可能になったのだ。
樹木を通過するレーザーを使用すれば、ジャングルに埋もれた場所でも関係なく計測が可能になる。
これにより、肉眼ではいつまで経っても見つけられなかったマヤ文明の痕跡が、次々と見つかっている。
これは本当に凄いことだと思う。
世界には我々の知らないことがまだまだたくさんある。
それをテクノロジーの進歩が克服していくのが、たまらなく好きだ。
今後も幅広いことを学んでいきたい。
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