2024年3月に読了した本の紹介
2024年3月が終わりました。
読了本の紹介も、3ヶ月目に入りました。
今後は習慣化していこうと思います。
Xの方でも、以下のポストをしました。
今月読了したのは以下の3冊です。
それぞれ簡単に書評を書いていきます。
教養を磨く
昨年の8月、本屋の新刊コーナーで出会って、パラパラと読んだら本の構成が好みだったので買いました。
様々なテーマについて、著者の田坂さんがその思想を見開き2ページでまとめています。
一言でいえば「自己内省に使える短編集」ですね。
実は私のマガジン「本日の読書」も、本書の構成に触発されています。
一つ一つのテーマがかなり濃く、読んだあとに「自分はどう思うか」「自分はどうしていきたいか」と考えるきっかけが生まれます。
「1日に1テーマ読む」ような使い方が良いように感じますね。
ゆっくりと楽しんでいたので、読了まで時間がかかりました。
他著への誘導がしばしばあるのが気にはなりましたが、総じて良い本だったと思います。
同じ著者の本をもう一冊買って、いま読み進めています。
プラスチックとごみ問題
軽い読み味の本が無性に読みたくなって、図書館で借りてきました。
もともと過去に読んだ本から「人間は毎週、クレジットカード1枚分のプラスチックを摂取している」という情報を持っていて。
その情報のインパクトが強かったので、海洋汚染については一定の興味がありました。
本書ではマイクロプラスチックのこと以外にも、奈良公園のシカがお菓子の包装紙を食べて命を落としているとか、ドイツではプラごみを減らすために、洗剤や歯磨き粉までも「量り売り」しているんだとか、
子どもや家族に話したくなる情報が多く得られたのは、とても良かったですね(すぐに話した)。
気になった点として、子ども向けの書籍なので仕方のないことではありますが、本の中で何度も同じような記述が見られたのには読みづらさを感じました。
未来のビジネススキル19
たまに、こういった「コテコテのビジネス書」を読みたくなります。
私が子育てで参考にさせてもらっているYouTuberさんの本です。
(子育てについての動画はコチラ。)
友村さんは、広島弁で軽快に未来予測を語るスタイルがクセになります。
ただ、2歳の娘さんを丸坊主にするなどといったサイコパスみがある行動や、ヤバめな発言が多いので、特に女性ファンは付きにくそうな人です。
この人の言動の全てを支持できるかと言えばそんなことはないのですが、言っていることは至極真っ当で、頭が良いのだろうなと思います。
(というか東大卒です)
本書は、著者が考える「未来を生きる上で身につけたい19のスキル」を一つずつ紹介する内容です。
このスキルというのが独特で、「自分ブランド力」とか「フルモデルチェンジ力」とか、聞いたことのない本書特有の造語が並びます。
ただこれらは著者の妄言などではなく、読み進めればなるほど確かに、と思わされるものばかりです。
欠点としては、こういったYouTuber発の書籍にはありがちなのでしょうが、チャンネル視聴者にとっては得るものが少ないことでしょうか。
紹介されるスキルも事例も、どこかの動画で聞いたものが多く、そこは残念でしたね。
あとやっぱりこの方の発信は広島弁で聞いてこそ、という印象も受けました。
でも新しい切り口のビジネス書としては、一読の価値があります。
まとめ
2024年3月に読了した本を3冊、紹介してみました。
本当はマイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』を読了する予定でしたが、第九章だけ読んで、内容が難しすぎてお腹いっぱいになりました。
◆ 現在読み進めている本の一覧も載せておきます。
今月は新しい本もいくつか仕入れました。
田坂広志さんの書籍をもう一つ読み始めたのと、最近やたらと話題の安達裕哉さんのベストセラーも読んでおこうと。
4月はこの二冊は読み切ろうと思っています。
あとは『これからの「正義」の話をしよう』の最終章、これは読めれば読みます(すっかり逃げ腰)。
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普段は読書によって得られた知見を交えながら、日記やエッセイを書いています。
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