手軽であること+抜けがないこと(GTDの良さであり、継続のためのポイント)(後)
個人的に感じているGTDの良さであり、継続する上でのポイントで、重要と感じる点を絞って、二つあげます。後編です。
後編:抜けがないこと
仕事術や整理術において、抜け漏れが発生して、そのままに放置し始めると、継続しなくなります。これはなぜか?というと、
「あの『リスト』を見ても、古いし、漏れているから信用できないよ」
という気持ちになるからです。信頼を失った「リスト」はもはや意味を失ってしまいます。信頼をおけない、ということは、忘れるリスクや不安を感じてしまうので、常に頭の中に記憶しようとして、結局は集中状態になれません。
なので、いかに抜け漏れがない、信頼をおける「リスト」を維持するか、ということが重要になります。
そのためにまず重要になるのが、実は前編で触れた「手軽であること」です。手軽であることは、抜け漏れ防止にとても役に立ちます。
日常でメンテナンスしながら進める
抜け漏れを防止するためには、メンテナンスが必要です。大きなメンテナンスは必要になりますが、日常での運用の仕方が重要になります。
ビジネスによっても違いますが、月に1回のメンテナンスでは、リストは荒れ放題になるでしょうし、1週間でも溜めれば大変です。
そのため、意識として、
「一つタスクを進めたら、リストも一つ進める」
これがシンプルですが、重要になります(個人的にはこれが、実践のための極意だと思っています)
例えば、
「Aさんに・・・のメールを打つ」というタスクをこなしたら、終わった後に、リストの項目を「Aさんからの返事待ち」と書き換えるところまでして、そのタスクが終わったと考えるようにしたら、だいぶメンテナンスが楽になります。
タスクの書き換えは、パソコンやスマホを開いていれば、分単位までの時間をとらずに実行できます(これがリストのデジタル管理の大きな利点です)その一手間の積み重ねが、自分のコントロール感を保ち、安心感や集中にもつながります。
だいぶ絞って、二点でお伝えをしましたが、「手軽さ」と「抜けがない」という二点を自分のシステムで突き詰めてみてください。
決して「複雑なシステム」にはしないよう気をつけましょう。
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