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一日を彩る、小さな心のかけらたち

大きなことがあったわけではないけど、いい意味で些細な心の動きを感じる日だった。

帰り道、遅くなってしまったが、暑すぎず寒すぎず、うるさすぎず静かすぎず、涼しめの風も吹いていてとても心地いい夜だった。実際心地よい夜だっし、そのことに気づけて嬉しかった。

地元で電車を降りたとき、反対側にガラガラの上り電車が入ってきた。朝ガラガラの下り電車を見るとこのまま乗ってどこかへ行きたいなと思うのに、夜見てもはやく家に帰ろうと思うだけで乗りたいとは思わないな。

仕事の後、長引いて遅れてしまったど文喫で行われた雑誌「nice things」のイベントへ。途中からだったけど、関わっている方々の強い意志や気高い使命、あたたかい心を感じられて心から参加してよかったと思えるイベントだった。わたしはこのところ書く人としてこれからどんな形を目指していくべきかを考えていたけど、もしかしたらそれは目的ではなく手段となるもので、もっと大きなテーマや目標、自分の使命と思えるようなものも見つけたいなと思った。

レポートは後々書く。そう、いつも立派な大きなレポートを書かねばならないと思ってそのままお蔵入りになるイベントレポが多いが、こんな風にまず数行の感想を残したっていいのだ。

たまたまおととい、今日と1日おきの文喫イベント参加となったが、どちらもとても素晴らしい気づきを得られたイベントだった。ちなみにおとといのイベントは三宅香帆さんの「人生が変わる文章教室」だ。こちらも持っていた概念をひっくり返されて、新しい扉を開いてくれたので、あらためてレポートを書きたい。

今日帰り際に冷たいお茶を頼んだら店長さんが出てきて、覚えていてくださったようで嬉しかった。文喫のスタッフさんたちは髪色がそれぞれ自由で、話しかけてくださる感じも軽やかで心地いい。

おとといは、バッジを返そうとカウンターに近づき、カウンターに立つスタッフさんも「お、来るな」という感じで待ってくださったのに反対側に並んでいた本に気を取られてくるっとそっちを向いたものだから、一部始終見ていたスタッフさんに笑われてしまい、わたしも笑ってしまった。「本、気になって立ち止まりたくなっちゃいますよね」と同意していただき、その通りだと思って頷いた。

彼女たちのように人に話しかけられるようになりたいな。文喫はシステムやラインナップだけでなく、素敵なところだ。

六本木は苦しい思い出といい思い出が詰まってて、苦しい思い出がちょっと勝ってて、行きたくないということはないけど懐かしさとともに少しだけ胸がぎゅっとなる場所だ。でも文喫に行って帰りに駅までの道を歩くたび、すてきな思い出が少しずつ増えた気がして、少し晴れやかな気持ちになれる。

今月初めて行ってたまたま機会が重なって3回めだが、また来たい。いつも帰りの時間を気にして本を選ぶ時間がないのがもどかしい。平日の朝から夜までいてみたい。

工藤遥ちゃんが最近あまりSNSを更新していなくて、もともとがマメな人なものだから自分を含め彼女を好きな人たちが少し心配している。いろいろあったので何もないといいが、元気でおいしいものを食べていてくれればそれでいい。そもそもたくさんブログ更新してくれていたことがこの上なくありがたいことだったのだな。

というわけで(?)朝、工藤遥ちゃんがCMに出ている午後ティーを買った。


飛び上がるほど嬉しいことがなくても、こんな風に感情の動きを感じながら過ごせる日も大切だ。

そんな1日の締めくくり、洗面所で手を洗っているときに、横に立てかけられたほうきの上の黒いところが動いたのかと思ってびっくりして飛び上がった。違ってよかった。



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