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雨が降らねば風呂にもはいれぬ

入ったお金をすぐ使う、節約ベタなわたし。

「月の生活費△△円達成!○○さんに習う節約生活術」みたいな記事や特集を見ては忘れ、うなずいてはまた忘れる。

だが、そんなわたしにもひとつだけ10年以上続く節約?習慣がある

ふわふわタイム


その習慣のキッカケは海外での高校生活
日本からオーストラリアに渡ってきてまだ1週間くらい、毎日なにかとそわそわしながら暮らしていた頃。

浴槽で湯につかる、という習慣がない家のバスタブには、みんなのシャンプーほかもろもろが置いてあり、「他人の家」感に戸惑った覚えがある。

それでも、シャワーの時間は日本人に戻れる安心のひとときだった。

ーさっきの会話はもっとこういう単語が使えたのかな
ーはじめてできた現地人の友達、あしたも会えるかな

母国語の脳みそでぼんやりその日を見つめなおす、ゆったりと過ごすバスタイムが続いていた。

ちょっと話があるんだけど


そんなある日、パジャマ姿で台所に水をとりに行くと、とつぜんホストファミリーの両親から「実は、話があるのよ」といわれドキドキのまま着席。

すると二人はいつもよりゆっくりと、わたしの理解を確認しながら話してくれた。

「私たちの住むメルボルンは、干ばつ問題に悩まされていて水が足りない状態なの。」「日本には“お風呂”の文化があると聞いていて、伝えにくい話ではあるんだけど。」
「「だからシャワーをもう少し早く済ませられる?」」

感覚だけど毎日15分以上はシャワーをあびていたとおもう

これから住んでいく土地について無知すぎた・・・と反省しつつ、二人がわたしを心配そうに見つめながら伝えてくれる姿に深い優しさを感じた。

思春期に得られた大切な視点


そんなことがキッカケで、わたしは本気を出せば5分でシャワーを済ませられるようになった。(シャワーでの日本語時間は日記に移行した)

日本では「ちゃんとお風呂につかりなさい」と言われてきたので、住む環境でこんなにも『習慣』『子供への教え』が違うのかぁ、とまさに身をもって感じた。

話し合い後のわたしは、ゲームのタイムアタックなみに時短シャワーを楽しみながら実践。笑

ファミリーみんなで囲む食卓で「ぐみのシャワー早いよね!?」と笑い話になる頃には、「他人の家」が「わたしの家」になっていた。

おわりに


健康・美容的な節約術ではないのでおすすめとは言えない。笑
が、わたしは今でもたまにシャワータイムアタックをしている🛁

そのころから10年が経ち、環境問題への取り組みが加速するいまになってみれば、大きい習慣ではないかもしれない。(ネット環境もずいぶん発達したしなぁ🤔)

でも、生活の「あたりまえ」を疑う・感謝する感覚は、この経験が養ってくれたのかなと思い出した午後だった。

10年前に現地では当たり前だったエコバッグ
いまだ愛用しています(壊れないくらいに)

今日はここまで。
みなさま、よい夜を~☕

2日ぶりの交換noteになってしまいました💦
haluさんの次のテーマ、
せっかくなので「ハロウィン」はいかがでしょう👀
(書きにくければフリーでどうぞ!!)


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