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「念願かなって」・・・あの熱狂に勝てるものはあるのだろうか。

嬉しくて、連載を飛ばしても書かずにはいられない。

1970年だから、53年ぶりという事か。
当時はその意味もちゃんと理解せず、何か凄いことが行われている、という事でツアーで連れて行ってもらった。
結果としては、ただ人が多かった事が一番印象深い。
でも、いくつか観て回ったパビリオンの記憶は鮮明に覚えている。

それが今回、太陽の塔を中心に、熱狂の思い出と共に甦って来た。

太陽の塔

数年前に再公開の記事を読んで、是非行こうと思っていたが、
ようやく行くことが出来た大阪万博の会場跡地に立つ太陽の塔。

この異様なまでの存在感。完全な左右対称でもなく、黄金比でもない。
そこに人の作ったモノ、という喜びがある。
背面にある「黒い太陽」は特に良い。

黒い太陽

内部の生物などの展示物のデザインは、ウルトラマンの造形で知られる成田亨が岡本太郎の原案を元に制作したという。これらの模型(展示物)は円谷プロが製作を行ったそうだ。

そして何より、そびえ立つ外観と、塔内部の展示を見ている間ずっと

「これがあるから、もういいじゃん」

という言葉が頭の中に浮かんでいた。

それはともかく、
太陽の塔のすぐそばには、国立民族学博物館がある。

ここは本当にオススメ。
実に見ごたえがある。真面目に見たら、一日では絶対回り切れない。

世界各地域別に民族の文化を象徴するものを一同に集めている。

写真では全く伝わらないその物量。
文化に込められたシャーマニズムや思想、人が守って来た畏敬の念。
様々な思いが伝わって来る。

特に私が印象的だったのは、
「アステカの暦石」である。

アステカの暦石

実物大に再現されたレプリカではあるが、その迫力は満点。
直径3.6m。
アステカの宇宙観、時間観、歴史観をあらわす石彫の造形物で、実際には暦ではないらしいが、その存在感は強烈だ。

この他にも70年万博の記録を残す「EXPO'70パビリオン」も近くにあり、見どころが多い。
是非皆さんも実際に体感して頂きたい。

大阪モノレール万博記念公園駅から徒歩約10分。


民族学博物館の入り口にある面。三つ首で羽のある龍?が乗っている。



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