見出し画像

未知なる冒険⁉大航海時代

15世紀中頃から始まる大航海時代。
ポルトガル・スペインに次ぐヨーロッパ諸国による航海の時代。

当時のヨーロッパでは、地球は四角く、大西洋の果てには煮えたぎる海があり怪物が棲んでいる、などといった迷信が信じられていました😨

そんな迷信を払拭すべく未知の大洋へと漕ぎ出すヨーロッパの人々。
そもそも何故、彼らは航海に繰り出す必要があったのでしょうか?

大航海時代の地図

富めるアジア、貧しいヨーロッパ

まず当時のヨーロッパは、後発国でとても貧しかったということが挙げられます。
土地も痩せていて、食料争奪、疫病、戦争、餓死などが度々起きました。

一方のインドや中国などのアジア諸国は文明も発達し、交易などで栄えていました。
アジアからヨーロッパに入ってくる香辛料や絹織物、工芸品や宝石類などはとても高価で魅力的な商品でした。

高価だった香辛料

航海の目的は、そんな富める国アジアとの貿易にあります。
アジアとの貿易の主な目的は、香辛料黄金や貴重な宝石類にあります。

ヨーロッパの食生活には、香辛料は不可欠でした。
ヨーロッパでは放牧のできない冬期には、家畜の大半を殺してその肉を塩漬けにしました。
臭気はかなりのもので、臭気をごまかす香辛料は必須でした。
また、鮮度の落ちた肉の味をうやむやにもしました。
当時は香辛料は大変高価で、コショウは1粒ずつ数えられていました。
その香辛料をアジアから買い付けることが、航海の大きな目的でした。

黄金の国ジパング

マルコ・ポーロの「東方見聞録」でも紹介されている「黄金の国ジパング」。
「藁ぶき屋根を黄金と見間違えた」という説や「そもそも日本になど到達していない」という説もありますが、ともあれこれを信じたヨーロッパの人々。
東洋の何処かには、宮殿も民家まで黄金で出来た豊かな島があると信じられてきました。
東の海に浮かぶその島を探し出すことが航海の目的の1つでもありました。

魅惑の国インディアス

インド洋に突き出た半島インド。
紀元前から世界の海洋交易の中心地であり、中国からの絹や中央アジアや日本の貴重な品々がインドに集積され、それらはローマやエジプト、アラブ諸国に向け輸出されていました。

下のマップの「海の道」でもお分かりのように、インドは貿易拠点として重要な位置にありました。

シルクロード

他にも真珠や象牙、ダイヤモンド、サファイヤなど希少な宝石、ヨーロッパに必要不可欠な多量の香辛料が輸出されました。
古代からインドは、世界交易の中心地であり、富める国でした。

当時のヨーロッパではインドを拡大解釈し、インディアスという名称が使われていました。
東方見聞録に出てくる「黄金の国ジパング」もインディアスの一部と考えられていました。
そのため、航海の最大の目的はまずはインディアスに到達することでした。


まだまだ序盤ですが、長くなってしまうので今回はこれくらいにしておきます☆彡
続きはまた今度書きます☆彡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?