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サオリとタケシの昭和Loveロマンス

【6人声劇台本・コメディー台本】

人物紹介
・宇土(うど)サオリ 兼ナレーション ♀
通称サーリン
真面目で優しい昭和女子

・野崎タケシ ♂
通称タケちゃん
寒いギャグをこよなく愛するお調子者

・サオリ父 ♂
昭和の頑固 お父さん

・サオリ母 ♀
優しく家族を支える昭和の母

・タケシ母 ♀
若くして母となった元ギャルの昭和シングルママ

・タケシ妹 ♀
通称ハーちゃん
タケシの妹 母と姉妹のような関係で
兄を おちょくる ミニギャル

━━━━━━━━━━━━━━━

・サオリ(ナレーション部分)
「かなり久しぶりに あの人の名前を聞いたのは 夜9時のニュースだった

『野崎タケシ』

高校の3年間 付き合っていた人だ
まさか 彼が誰かに殺されるなんて
悪い冗談でしょ…」

┈┈┈昭和60年 高校1年┈┈┈┈

・サオリ(ナレーション部分)
「タケシの10日間にわたる告白と
俺を見てアピールと
寒いジョークが しつこくてw
なかば しぶしぶ
交際をスタートしたのであった」

・タケシ
「今日も21時に電話するからさっ
サーリンすぐ出てよ」

・サオリ
「うん わかった
すぐ出るよ 21時ね」

────21時────

・タケシ
「もしもし あの〜タケシだけど、サーリン ??」

・サオリ父
「もしもし 誰だキミは!?」

・タケシ
「あっ お父さんですか!? 」

・サオリ父
「キミのような失礼な息子は居ないんだが‪💢」

・タケシ
「すっすみません…あのぅ野崎と言いますが、サオリさん 居ますか?! 」

・サオリ父
「サオリに何の用だっ!!」

・タケシ
「えっ!?あの…えっと…」

・サオリ
「ちょっと お父さんっ!!何してんのよっ タケちゃんからでしょ?!」

・サオリ父
「誰だ タケちゃんって コイツは野崎と名乗ってるぞ」

・サオリ
「そうそう その人がタケちゃん」

・サオリ父
「コイツは 何者だ サオリ」

・サオリ
「もういいから、その電話 早く代わってよ」

・サオリ父
「良くないだろがっ」

・サオリ
「お父さん もう うるさい!!お母さん助けて」

・サオリ母
「お父さんっ いい加減にしなさいよっ まったくもう‪💢」

・サオリ父
「母さんは 知ってるのか コイツを」

・サオリ母
「サオリのボーイフレンドよ!!
この前 話したでしょっ
サオリと同じテニス部の子よ」

・サオリ父
「そんな話 聞いてないぞ」

・サオリ母
「お父さん 私の話 いっつも
うわの空で聞いてるから
こうなるのよっ‪💢」

・サオリ父
「おいっ いま する話かっ
……ああ もしもし 野崎くん と言ったかこんな夜遅くに電話をかけてくるんじゃない
わかったなっ‪💢」

※ガシャン←電話を切った音

・タケシ
「あっ 切られちゃった…
夜遅くって まだ夜の9時だよぉ
そんな早くからサーリン家(ち)は
寝るのかなぁ?」

────10分後────

・サオリ
「もしもし あのぅ 宇土(うど)と申しますが…タケシさん いらっしゃいますか?」

・タケシ妹
「もしもしー あっお兄 ですか?!
一匹 居ますよ〜
ちょっと待っててね
┄┄┄┄
おーい お兄ー!! うどんチャンから電話ーーー!! 」

・タケシ
「おいっ バカ!! 何やってんだよっ
お前 保留のオルゴールのヤツやってないじゃんっ
いつもやれって言われてるだろっ」

・タケシ妹
「はいはい 悪うございましたねっ」

・タケシ
「もういいから 早く代われ
┄┄┄┄
あっ ごめんサーリン
聞かれちゃったかな?ははっ…」

・タケシ母
「ねぇねぇ ハーちゃん
うどんチャンってさ〜女子?」

・タケシ妹
「女子ぃ だったよ」

・タケシ母
「うっそーマジで!?
┄┄┄┄
ちょっと〜タケちゃん
付き合ってんの?!」

・タケシ妹
「ねぇねぇ お兄 から 告ったの?!」

・タケシ母
「ねぇねぇータケちゃん♡教えてよ」

・タケシ
「もう うるさいよ お袋!!」

・タケシ母
「いつもママって言うのにぃ
タケちゃん彼女の前でカッコつけてるぅ♡」

・タケシ妹
「やーねー」

・タケシ母と妹
「(>ω<)(>ω<)ネー」

・タケシ
「まったくもう‪💢
扉 閉めるから 開けるなよ!!
┄┄┄┄
ごめんね サーリン うるさくって」

・サオリ
「家族 仲良さそうでいいね」

・タケシ
「それほど仲良くないよっ はは…
あっあのさ
サーリンの家族は 夜9時に寝るの?」

・サオリ
「そんなに早くに寝ないよ」

・タケシ
「さっき サーリンのお父さんが
こんなに夜遅く電話するなって言ってたから」

・サオリ
「まったくもう お父さんったら…
あのね…
お父さんが学生は勉強するもんだ
恋愛ごっこは止めなさいって…」

・タケシ
「ボクはサーリンのこと本気で思ってるんだよ!!
この熱い心を見せてやりたいよっ
ギャグは寒いけど!!」

・サオリ
「私も そう言ったの
ギャグは寒いけど タケちゃんは熱い人だって!!」

・タケシ
「ははは…サーリン それ地味にキツいよ…」

・サオリ
「あっごめんごめんw
ギャグが寒いのも ひっくるめて
私はタケちゃんが好きなんだよ 」

・タケシ
「サーリンありがとう」

・サオリ
「あのね…お父さんがタケちゃんを うちに連れてこいって…言ってて」

・タケシ
「えっ!! あっそうなんだね
わかったよ
日曜日 伺うよ 部活は休みだし」

・サオリ
「ごめんね タケちゃん」

────日曜日 ────

・タケシ母
「タケちゃん コレ持って行きな」

・タケシ
「えっ 何それ?」

・タケシ母
「何って [お持たせ]でしょ
菓子折りぐらい持ってきなさいよ」

・タケシ
「ただ サーリン家(ち)に行くだけだよ」

・タケシ妹
「娘さんをくださいって言うんでしょ♡
お兄ー ファイト!! 」

・タケシ母
「そうよっタケちゃん 気合い入れて」

・タケシ
「はあ!?何言ってんの💦 まだ俺たち高1だよ」

・タケシ妹
「お兄 ビビってんのw!?」

・タケシ
「そんなことねーしっ」

・タケシ母
「タケちゃん コレ食べて!!口開けてっ
 ほらっホウレン草よ 」

・タケシ
「もぐもぐ(・ч・)
あっ…とっさに食ってしまった…
なんで ホウレン草?」

・タケシ妹
「チカラをつける為に決まってるでしょっ
常識じゃん!!」

・タケシ母
「ポパイみたいにね」

・タケシ母と妹 同時
「(>ω<)(>ω<)ネー」

・タケシ
「まったく…
┄┄┄┄
じゃあ 行ってくるね」

・タケシ母と妹 同時
「ファイトーー!!」

─────サオリ宅─────

・タケシ
「娘さんを くださーい!!」

・サオリ母
「あらぁ♡まぁ♡」

・サオリ父
「なっ何を いきなり言ってるんだキミはっ‪💢」

・サオリ
「たっタケちゃんセリフが違うでしょ💦」←小声

・タケシ
「娘さんを いただきマンモスっ!」

・サオリ母
「(〃゚艸゚)プッ」

・サオリ父
「キミは 馬鹿にしとるのかねっ」

・サオリ
「タケちゃん 緊張のあまり おかしくなってる…
どうしよう💦」

・タケシ
「あっ忘れていました
ささっコレを お納めください
黄金に輝く饅頭です」

・サオリ父
「おおっ 儂(わし)の好物を知っておるとは…
お主 やりおるのぉ」

・タケシ
「やはり お好きでしたか? お代官様」

・サオリ父
「野崎屋 お主も悪よのぉ( ≖ᴗ≖​)ニヤッ」

・タケシ
「いやいや お代官様ほどでは( ≖ᴗ≖​)ニヤッ」

・タケシとサオリ父
「ハッハッハ」

・サオリ
「えっ まさかの意気投合っ!!」

・サオリ母
「めでたしめでたし
これにて 一件落着(いっけんらくちゃく)!!」

・サオリ
「お母さんまで ノリノリだ…」

・タケシ
「では お代官様!!
娘さんとの 交際を認めていただけるんでしょうか
  スリスリ」

・サオリ父
「よきにはからえっ」

・タケシ
「(ノ_ _)ノははー」

・サオリ
「あれ??認められたの?? こんなに あっさり?」

・サオリ母
「時代劇好きに 悪いヤツは いねーってことよっ!!
てやんでいっ!!」

・サオリ
「ああ もうヤダーー!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

・サオリ(ナレーション)
「そんなことがあり、お互いの親も公認の仲になりました

2人とも 警察官になりたい!と言う目標があり励まし合いながら交際していました

私は、念願の警察学校に入学が決まったのですが
タケちゃんは、お爺さんの跡(あと)を継いで農家になりました

それからは お互い忙しくなって自然消滅となってしまったのです

まさかっ あのタケちゃんが 殺されるなんて… 」

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