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子どものこと:~1歳*学んでよかったこと

育休最終日に、この1年間を振り返る。
vol.2 学んでよかったこと

妊娠、出産を経て足を踏み入れた、母親という領域。
経験するすべてが未知の世界で、たくさんの学びがありました。

子どもと過ごしている、ただそれだけで発見も学びもたくさんあるんだけど、それに加えて知識としてインプットしてよかったことのまとめ。


■排泄のこと

乳幼児期の発達に基づく排泄のしくみ。

kuccaモロイさんの排泄講座でこれを学んだことで、おむつ交換や排泄に関わる時間が大事なコミュニケーションの時間と捉えられるようになったのは、大きすぎる収穫。

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ベビー玩具の商品開発に始まり、PR/マーケティングを経てkuccaをオープンした男児三兄弟の母・モロイさん。児童心理学や発達心理学、脳科学に基づいて設計された商品と排泄講座の産みの親。お話が深くておもしろすぎる。

赤ちゃんが泣くのって、おっぱい・ねむい・おしっこ この3つが同じくらいの頻度であるそうな。それってつまり、排泄って、食べることと寝ることに匹敵するほど、生きものにとって大事な営み

今でこそ「出す」ことは「入れる」ことより先に大事にすべきことだと思えるけど、今まで自分の身体のことすらきちんと考えられてなかった私だったので、モロイさんのおっしゃる『コミュニケーションとしての排泄』の前に、まずは排泄そのものの大切さを知った。

排泄コミュニケーションが楽しめると、赤ちゃんとの暮らしの質が格段に上がる!♡
だって、0歳で生まれたばかりの赤ちゃんが、まさかおしっこ出る前のムズムズを自分でしっかり感じてるなんて、言われなきゃ気付かない~。気付いても、気のせいかな?とか思っちゃいそう。

その時期の赤ちゃんが何を感じていて、だからどう寄り添ってあげたらいいのかを、観察のポイントも抑えながら学んで、そのあと日々の暮らしの中で我が子とともに実践する。最高♡


■発達のこと

助産師/看護師として未熟児室/小児心臓手術後のICUなどで勤務後、整体の勉強をして、女性の身体・妊婦さんの身体づくり・赤ちゃんの触り方・子育てのことなど発信されている、柴田星子さん

ほしこさんの『赤ちゃんを育てるときに知っておきたいこと』というテキストが、歩き始めるまでの我が子を理解するのにものすごく役立った

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短い妊娠期間を経て、ある日から突然母親になるわけだけど、核家族社会の今、それまでの生活の中で赤ちゃんのこと教わる機会なんてほとんどない。母親だからって赤ちゃんのことが何でもわかるわけじゃない。むしろわからないことだらけ。

私はどちらかというと、赤ちゃんは大人より本能で生きる力が強いだろうから、勝手に上手に成長してくれるものだと思っていたタイプだけど、ほしこさんの発信をみて、家庭で整える環境がよくも悪くも赤ちゃんの発達に大きく影響することを知った。赤ちゃんが楽に整うために、からだの発達に寄り添って私の手で整えてあげることができることも知った。

0歳児の歩き出すまでの時間って、保育園や幼稚園にも行く前で、保育士さんという育児のプロフェッショナルにみてもらう機会もほとんどなく、赤ちゃんと二人きりで過ごすことの多い時間。そんな時期に、日に日に変わっていく赤ちゃんの身体や行動のことを教えてもらえたのは、とっても心強かった。


■子どもの身体と病気のこと

これまたほしこさんのテキスト『子どもの病気のみかた 初級編』。

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身体のしくみ。症状の意味。病院・お医者さんのこと。薬の働きと注意点。そして、子どもの看病の基本。免疫力の上げ方。

病気の子どもに寄り添うときに必要な基礎の考え方を学んだ本。届いたときにざーっと目を通して、生後6か月で初めて高熱を出したときには、何度も手に取って読み返した。

基本的にあまり病院に行かず薬に頼らず育てられたので、自分の身体であれば「風邪なんて寝てたら治る」派だけど、赤ちゃんは免疫力も低いし、コミュニケーションもとれないし、何か症状を見過ごして大きな病気につながったらと思うと怖い。だからこそ、「ここまでだったら家で診る」の自分なりの判断ができると強い


これと併せて家に置いてある本がこれ。

小児科へ行く前に―子どもの症状の見分け方』John Garwood , Bennett Amanda
この薬、こどもに使ってはいけません!』浜六郎

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お医者さんは専門家だけど、専門職の大学にいたからこそ実感として感じる:専門家でも知識も能力も人によって幅がある・専門家だからこそ視野が狭くなる場合もある。
どこかの本に、あるお医者さんが自分の誤診率が15〜20%程度だと公表したら、一般の人からは「そんなに高いの!?」と驚かれ、同業者からは「そんなに低いの!?」と驚かれたと書いてあった。つまり、お医者さんであってもいつも完璧には診断できていないってことよね。
もちろん時にはきちんとお医者さんに診ていただきながら、でも子どもにどんな治療を受けさせるのか、どんな薬を飲ませるのかを最終的に判断するのは親だと思う。言われるがままではなく自分で判断しようと思ったら、最低限の知識は必要。オペの前にも予防接種の前にも承諾書にサインしなきゃいけないもんね。


■予防接種のこと

これが一番難しくて、何冊も本を読んで講座を受けていろんな人の考えをきいた。迫りくる予防接種スケジュールに焦りながら、これいつになったら自分なりの答えに辿り着くんだろうって思いながら。

予防接種についてはいろんな考え方があって、それぞれの正解があると思うけど、きちんと知ってその上で選択することを大事にしたい。


■自然に沿った子育てのこと

人間が本来持っている生命力を高めるような、そんな暮らしをしたい。子どもも、私も。

生き物の持つ力ってすごい。私たちが持っているこの身体って、本当によくできたシステムだと思う。それを最大限生かす暮らしができたら、私たちの身体も輝ける気がする。

そしてその暮らしは、地球への負荷が少ないといい。地球に生かされてる私たちだから、一緒に長く続いていけらたらいいよね(人間視点)。

本間先生の本が好き。
自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全』本間真二郎
病気にならない暮らし辞典』本間真二郎

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■性のこと

子育てママたちの発信をみていたら、出てきたワード「性教育」。

性教育って、正しい知識を子どもに伝えること:だと思ってたんだけど、性教育って、愛♡だなあと最近は思う笑。

性教育とは、
●命の誕生としての性
●愛情としての性
●身を守るための性
命の尊さ、愛情の深さ、相手をいたわる心を、伝えること。

大事。

だけど、性のことなんて自分もちゃんと教わったことないし(日本は性教育後進国らしい)、公に話題にするような機会もないから、子どもに伝える方法云々の前に、そもそも正しい知識を持っていなくて、まずは自分が学びなおし。

のじまなみさんの本はAmazonベストセラーだし、子どもとのコミュニケーションを助けるツールとしての絵本もたくさん出てる。

●男女のからだのちがい
●デリケートゾーンの洗い方
●おしっこのしかた
●子どもへの伝え方
●性犯罪の被害者/加害者にならないために
などなど。知らないことばかり。まだまだ勉強は続く・・・

お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』のじま なみ
おかあさんとみる性の本』山本 直英

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■お金のこと

親にお金を出してもらっていた学生時代が終わり、社会人になって自分で稼いだお金で生活を始めて7年目。その間に結婚して移住もしたけど、長い目でお金のこと考えたこと、なかった。

子どもが生まれると、家族を守るためにやっぱりお金は大事になってくる。

子どもが成人するまで育て上げるためのお金が必要。自分たちに必要なお金を考えて守るため。そしてその先に、お金を上手に捉えて、お金とうまく付き合っていける子に育ってほしい。

自分たちに必要なお金は守りながら、みんなでHAPPYになるために社会の中で循環させていけたらいい。

お金の本質と、日本の現状とこれから、そして具体的にどう貯めて/どう守って/どう増やしていくのか、これをざーっとぎゅぎゅっと実践できるように教えてくれた川上さんの『お金の学校』。
実はお金のこと本当に興味なくて、ぎりぎりまで参加するかどうか迷ってたんだけど笑、お話聞けて本当によかった。オススメされた本も何冊か読んだけど、お金の話でも読みやすかったり素敵な考え方の本たくさんある。

必要なことには投資して、応援したいことにお金を循環させていく、そんな流れにのっていけたらいいなあ。


■政治のこと

恥ずかしながら、今まで政治って難しくてよくわからなかったけど、こぢまりえさんの『未来会議』に参加して、その後暮らしていく中で時間をかけて照らし合わせていきながら、自分たちの暮らしに密接に関わるものだと認識を改めました。

政治の話なのに、りえさんが、家庭やみんなに身近なことに例えながら表現してくれるので、とってもわかりやすく、しかもそれが自分たちの普段の暮らしに本当に関わっているんだということがよくわかる。

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未来会議では、
◎政治は、みんなで暮らすための集団のルール
◎日本では代表者が集まって決めて、みんなで守ることになってる
◎今、政治がわたしたちみんなのものになっていないことが問題じゃない?
という問題提起があった上で、

子どもたちの生きる未来に
生きる権利、生き方を選ぶ権利、心地よくないことにNOと言う権利
を残すために、
政治を知って、選べる人を増やしていきたい。

そのために、
①みんなで取り組むこと
②今、何を選ぶと何が残るのか
③個で備えたいこと
を考えて。

私たちの未来ももちろんだけど、子どもたち、そのまた子どもたちが幸せに生きられる社会があるために、今私たちがしなければいけないことを、常に考えていかなきゃいけないなと思います。


他にもいろいろとあるんだけど、大きいかったのはこんな感じ。


いろいろと個別で学んでいったんだけど、1年間ぜんぶまとめて振り返って思うのは、最終的にはみんな同じ。幸せに過ごすために、心と身体を整える、そしてそのために暮らしを整えるというところに、結局はぜんぶ繋がっていく。

たった1年でこんなに世界を広げてくれる、子どもの力って、すごいな。


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