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【生活と読書】6/1-6/5

6月1日(木)
もう6月!早過ぎる!
今月はももすけ(ネコ)とわたしの誕生日月。そして祝日がない月。
低気圧のせいか、頭痛がひどくてたまらない。在宅だったので午後休取得して横になろうかと思っていたら、電話やメールがひっきりなしにやってくるので、バッサバッサと処理をしてフレックスを使って早めに退勤。

6月2日(金)
午後から外出。
取次さんで打ち合わせをし、駅ナカの大型書店を偵察。今年の夏は厳しい夏になる予感しかないので今からこわい。
帰りが遅くなり晩ごはんを作る気力がいつも以上になかったので、近所の回転寿司屋へ行くことに。
ラクできたけれど、お金はかかる。バランスが難しい。

6月3日(土)
明日は一箱古本市に出店予定。数週間前から予定が決まっていたにもかかわらず、前日にバタバタと準備を始める体たらく。
備品の買い出し、値段設定、本に挟むスリップ作成、お釣りの準備……などなど、もっと早くやっとけよ、と自分にツッコミながら作業を進めていると、何だかハイになってきて、その勢いで先日お遊びで作ったzineをガリガリ印刷してしまっていた。
そんなわたしを見ていた子どもも謎にハイテンションになってしまい、戦国武将しおりを作ってしまっていた(手書きしてものを夫がイラレで加工)
こんな調子で明日は大丈夫なのだろうか。

6月4日(日)
お天気に恵まれ、絶好の一箱古本市日和。約100店舗が並ぶ参道の一角で設営をしている段階からお客様が大勢往来していた。
『積読から発掘!買っただけで満足しました ぜひ私の代わりに呼んでください!』POPをつけたものが売れていく。たくさん読まれてほしい。
感想POPをつけてたものもたくさん売れた。単純に嬉しい。新しい読者はどんなことを感じるのだろう。語り合ってみたい。(が、一期一会の関係、それもまた良き)。
勢いだけで作ったzineも戦国武将しおりもまさかの完売!
夢のような1日だった。

屋号は【はころく商店】
戦国武将しおり
勢いzine


6月5日(月)
古本市の余韻に浸りつつ、日常を過ごす。今朝は小学校で朝読みボランティアに参加。学年で読む本が決まっており、4年生は『しあわせなときの地図』(フラン・ヌニョ 文 ズザンナ・セレイ 絵 宇野和美 訳 ほるぷ出版)だった。
福岡は6月に【福岡大空襲】があったため、この時期に平和学習をすることが多く、今回のテーマは【戦争と平和】だった。
わたしは幽霊部員的な立ち位置なので、朝読みの選書はノータッチなのだけど、朝の会の短時間で読むにはちょっともったいないな、という印象の絵本。ゆっくりじっくり時間をかけて読み、子どもたちの声を聞いてみたい。
(今のウクライナ情勢のような物語です)


仕事帰りの書店で『累々』(松井玲奈 集英社文庫)を見かけたのでパラ見。

そういえばハードカバーで買ってたわ、と自宅本棚から発掘をし再読。
帯に”企みに満ちた「恋愛」小説集”と書かれているけれど、普通の恋愛小説と思ったら大間違い。
恋愛をしているのは相手の男ばかりで、独りよがりな恋愛観から逃れるため、上手に生きていくため、もがく23歳の女の子のお話だと感じてしまった。

相手にいい顔して好かれたいのなんてみんな一緒だし。嫌われるのが怖いから、誰かの望む人になろうとしちゃうんですよ。結局みんな小さな嘘を吐きながら歩み寄るのが恋愛だと思うし。本気の恋なんてよくわかんないですよ。

「累々」119ページ

初めてキスされた時にかかっていたスピッツの「チェリー」。愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよと歌っていたあの歌詞は、浮かれた気持ちのことだと思っていた。けれど、本当は失恋の曲だったんだと今になって気がついた。

「累々」186ページ

もう誰かのための自分にはなりたくない。そのままの私を認めて欲しい。

「累々」187ページ

もう誰かのための自分にはなりたくない。そのままの私を認めて欲しい。
切に、切に、そう思いながらわたしも生きている。

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