最高のプレゼンの実話
アマプラに入会していて良かったです。
映画館上映だと目立たない地味な作品になるかと思いますが、仕事をする人間からするととても学びの多い実話でもある佳作です。
息の合った役者同士で制作した作品でもあり、事実に基づいた胸の熱くなる作品でもあります。
1984年。
バスケシューズ業界は、コンバースがシェアの54%を押さえており、アディダスは29%。
今だからこそ考えられませんが、当時のナイキのシェア率はわずかに17%。
会社のお荷物部門であり、人もいないし予算もない状態。
ここからいかにこの部門が活躍して、今日のナイキにつながる成長をしていったかというターニングポイントの物語です。
ナイキの創業者であるフィル・ナイトの自伝「シュー・ドッグ」も面白かったですが、この映画はその部下であったバスケシューズの担当者、ソニー・ヴァッカロが主人公の物語。
小ネタになりますが、adidasは「all day I dream about sex」(私は毎日セックスを夢見ている)、pumaは「please use my ass」(私の尻を使って)と冗談で弄られているのに、当時のナイキについては誰も弄ることさえなかったという、ただただランニングに特化した地味で目立たない会社だったようです。
そういった立ち位置にいた組織が、いかにしてスター選手であるマイケル・ジョーダンと契約して「エア・ジョーダン」という主力商品を世に生み出したか。
その過程が克明に描かれていて、組織内での根回しや、マイケル一家をかき口説いていく場面には思わず胸が熱くなります。
個人的には、映画を観終わった人たちはマイケルのお母さんのことが好きになるのではないではないかと思っています。
母のことをしっかりと描いてくれ、というのもマイケルからの希望だったようです。
映画館でも同時上映中のようですが、アマプラ会員の皆様はサブスクで観られますのでご自宅で是非楽しんでいただきたいです。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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