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山頭火に遊ぶ-句をいじる



山頭火を読むとついいじってみたくなるんです。
いけないとは分かっているんですが、どうにも抑えられない。
たぶん彼は笑ってゆるしてくれると思うんですが・・・

いじった山頭火先生の俳句をあげておきます。

どうしようもないわたしが歩いている
まつすぐな道でさみしい
さびしさのはてのみちは藪椿
酔い覚めの風のかなしく吹きぬける
分け入っても分け入っても青い山
一杯やりたい夕焼け空
よい宿でどちらも山で前は酒場で
燃え尽くしたるこころさびしく曼珠沙華
猫といつしよに欠伸するのか
笠へぽつりと椿だった
夕闇の猫がからだをすりよせる
秋風の石を拾う
秋となった雑草にすわる
しとどに濡れてこれは道しるべの石
ほろほろ酔うて木の葉ふる

「種田山頭火句集」より

☆このサイトは山頭火の俳句を単語で検索できます。
 たとえば「椿」と入れるとずらっと彼の俳句が出てきます。お勧めです。


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