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頼み事が楽になる「みかんていいな法」

職場の上司とカフェでコーヒーを飲んでいた時にふと飛び出てきた「みかんていいな」という言葉。

「みかんは確かに美味い」と直感的に心の中で反応しましたが、食べ物の話では毛頭なく、その言葉の実態は、自分も相手も苦しめずに頼み事がしやすくなる魔法だったようです。

つまりは、
①み : 「見たこと(事実や状況)」を伝える
②かん :「感じたこと・考えていること」を伝える
③てい : 提案をする
④いな : 提案を否定された場合に、代案を伝える

このステップを踏んで頼み事をすること。そうすることで、一方的に相手に押し付けることなく、かといって自分で背負いすぎることなく、自他尊重のコミュニケーションができる。

例えば仕事で活用することを想定すると、
①み:今日、私はたくさん仕事を抱えています。
②かん:なので、今日はこれ以上新たな仕事が増えると、対応できないと考えています。
③てい:そのため明日でしたら対応できるのですが、それでも良いですか?
④いな:(明日ではダメで)本日中に対応が必要でしたら、私の代わりにできる方を探しましょうか?

といった感じになります。
こうすることで、相手にも「私が新たに仕事を抱えられない理由」が伝わり、納得感を持って提案を聞いてもらえるし、自分も「断ってしまった」という心理的な負担は軽減され、物理的な仕事による負担も発生しなくなる。「みかんていいな」でコミュニケーションを図り、ポジティブな経験を積むことで「頼み事上手」な人になれるんじゃないか?と思っています。

実際のところ、僕も相手のことを考えすぎるがあまり、ノンアサーティブ(非主張的)になってしまう傾向もあるので、少しだけでも「みかんていいな」に当てはめながら物事を伝えていくことで、習慣的に気持ちよくアサーティブ、相手だけでなく自分も大切にしたコミュニケーションが図れるようになってくるのだろうと考えています。


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