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チケットが高い……(平日2,800円、休日3,000円!)と諦めていたところへ、救いの神が!有難や~。日頃から美術展の話をしていると、良いことがあるものです。割とストライクゾーンは広い方かと思いますし。

モネは《睡蓮》が好き。特に身近で何度も観ていて好きな睡蓮が、国立西洋美術館とアーティゾン美術館です。アーティゾンは予約制で入りにくくなってしまいましたが、ブリヂストン美術館だった頃は金曜の夜にふらりと立ち寄って、睡蓮の前のソファに座ってぼんやり眺めていると、蓮の葉が池に浮いているように見えてくるものでした。

あいにくフランス行きがまだ叶わず、オルセー美術館やオランジュリー美術館、マルモッタン美術館へは行けていないのですが、NYのMoMAの睡蓮の部屋は圧巻でした。

睡蓮以外では《ラ・ジャポネーズ》を観に、ボストンまで行きました。当時は門外不出と言われていましたが、その後、修復を終えてあっさり世田谷美術館に来日。門外不出って……?でもいいんです、再会しに行きましたよ。

今回は周辺の印象派作品はなく、”100%モネ"が謳い文句。いざ!

まず、入口に睡蓮の池が!葉の上を歩くと揺れが伝わってきたり、水面がユラユラして波紋が広がったりします。

動画も可だそうです
明るいところにいる方の足元がゆらゆらしているの、わかりますか?

明らかに葉ではないところを歩いたら落ちるのかな、と思いましたがやめておきました。カエルにでもなった気分、楽しいです。

1章 印象派以前のモネ

今回は風景画ではなく気に入ったポストカードを買ったのですが、それがこれ。初期はこんな静物画も描いていたのだなぁ、と。

《桃の入った瓶》

桃は杏ぐらいの大きさなのだろうか、瓶に入っているのはコンポートだろうか……想像が膨らみます。

2章 印象派の画家、モネ
3章 テーマへの集中
4章 連作の画家、モネ

4章の途中で撮影可能となります。最近、撮影可能な展覧会が増えましたが、実物を観た方が良いのは確かですので、雰囲気だけ……。

まずは連作、ウォータールー橋。

《ウォータールー橋、曇り》
《ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ》
《ウォータールー橋、ロンドン、日没》

そしてこの、チャリング・クロス橋。自分が動くと水面のキラキラも動くようなこの光。

《チャリング・クロス橋、テムズ川》

このキラキラの余韻が眩しくて、もうこの辺りの写真はやめてあとは目だけで観ようという気になりました。よく美術展鑑賞について、「どれか1点買うなら?という目で観るのもいいよ」と言われますが、今日はこれ!

5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭

上述の通り、モネといえば睡蓮。

《睡蓮》ロサンゼルス・カウンティ美術館
出張の途中、LAで時間があった時に観たかな…?
《睡蓮の池》ハッソ・プラットナー・コレクション

2014年の『チューリヒ美術館展』には幅6mもある睡蓮が展示されましたが、赤が強い印象で驚いた記憶があります。

やっぱり国立西洋美術館とアーティゾン美術館の睡蓮が好き、と再確認。アーティゾンの《睡蓮の池》は、大阪展で展示されますよ!

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招待券は日時指定が要らないので、恐らく10時頃に入館したと思います。館内はそこそこ混んでいました。さすがモネ。休日だともっと混むのでしょう。

グッズ売場は一旦出てから、当日の入場券を見せて入ります。入口で
「出直してきたのに、入れないんかい!ここだけ入りたいのよ!」
と怒鳴っているオバサマがいました。観覧日には行列が長くて諦めたのでしょうか……。

この時は並ばず入れてレジも数人待ちでしたが、出てきたら入場制限をしているようで列がだいぶ長くなっていました。コラボグッズが多くて、好きな人にはたまらないでしょうね。聞こえてくる合計額は”万”が多かったです。今回は物欲がなくて良かった!と胸をなでおろす無職8日目でした。

《ヴェンティミーリアの眺め》

外の巨大看板やチラシ、チケットに使われているのが《ヴェンティミーリアの眺め》、これも癒しの風景画でした。

《昼食》(初来日)

これが出口を出たところにありました。せっかく大作を準備したのにサロンには落選したというこの絵でしたが、落選したおかげで印象派が生まれたわけで……ある意味、美術史を変えた絵とも言えるかもしれませんね。

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