昨日裁判所と法務局に行って愕然とした。

ある事業所に何百回も「どこに電話かけてもメッセージ残しても留守電に入れても繋がらない。繋がる方法を教えて欲しい」と最低限のお願いを言っていたが改善されない。いつも知人から施設長に電話を掛けてもらって連絡してもらってきた。
その間も何回も利用してきた。
ついに堪忍袋の緒が切れて「もう調停申し立てて御社の登記謄本取りますよ」と本音を言った。
それきり連絡が途絶えた。

どうしようもないので裁判所に申し立て用紙をもらって法人登記を取りに行った。

すると驚愕の事実が判明した。
法人登記していなかったのだ。闇営業だ。

老人介護は介護保険のおかげで大分整備されてきた。
きちんとしたケアマネジャーを選択して信頼できる事業所を紹介してもらえる。
懸念があったらケアマネジャーに連絡するだけで調整してもらえる。

しかし、障がい者介護は最近計画相談事業所が入ったが、何の資格もないし面倒な案件には「嫌ですよー。私あの社長嫌いなんで連絡したくないですよー。巻き込まないで下さいー」と平気で言う。
あなたの仕事って何？全く頼りにならない。

結局自分で動いて情報をとって交渉しなければならなくて疲弊する。
しかしどんなに解りやすく例え話を用いて伝えても、話が通じない人がいる。
他の業界より格段に多い。
人手不足の為、誰でもいいから雇うことが常態化しているせいだと思う。
最終的には調停を申し立てて弁護士や調停委員を挟んで話をしないと通じない。

私は親の介護や自分の家の維持や世話で分刻みで忙しいが、そこに調停や裁判が入るとかなり辛い。
私に夫がいたらこんな理不尽な目に遭わないと思う。
バカは「貧乏な母子家庭＝踏み躙ってもどんな意地悪しても大丈夫」と侮っている。

実際被害や法令違反をしていても役所や相談機関は動いてくれない。
私も新事業所ができる情報があると、すぐに見学に行ったり話を進めたりしている。逃げることも可能だ。
しかしそこで悪徳事業者と対峙しないと新たな被害者を増やすだけだと思う。
いくら私が辛くても次世代に負の遺産を引き継ぐ訳にはいかない。

今別件で申し立てた事業者も弁護士が入ることになって新たな事実が判明した。
法令通りのサービス時間、代理受領書を送って欲しいと伝えても無視され、どんどん時間が削られて他の事業者と契約できなかったが、実際は持ち時間の半分しか使われていなかったこと。
その為に他の事業所と契約ができなかった。
原因はただの嫉妬。それだけでここまで嫌がらせする人がいるのだ。
誰も注意してくれる人がいない為に、私を何年も苦しめてきた。

先日のニュースで「日本人の5人に4人はTwitterの内容が理解できていない。メッセージを読んで会議室を予約できる人は8.2%のみ」と衝撃的なニュースを読んだ。
私は肌感覚で理解した。

若い人は「介護の仕事に就きたい」と資格を取りつつ従事し信頼できる人もいるので事業所に「若い人を」とお願いして上手くやっている。

男性は他業種出身でも最低限の常識を持っている人が多いので頼みやすい。
難しい資格も所持しているが、敢えて現場で働いているので話が通じる。
結構前に話した事も覚えている。それだけでかなり信頼できる。

東京では多種多様な職種がある。
スーパーのレジでも倉庫の検品でも交通整理でもそこそこ稼げる。
しかしそこでも勤まらない人が最低賃金で介護業界に流れてきている。
特に女性。一昔前は風俗業で稼いでいたが、今は若くてアイドル並みの容姿の子が整形を繰り返して従事しているので仕方なく介護に流れて来ている人が多い。
特徴的なのは介護の仕事なのに、やたら厚化粧。つけまつ毛やネイルまでしている。
何を話しても計画を立てても「知らない」と逃げてしまい、連絡が取れなくなる。
ベテランなのに簡単な資格も取れない。
多分「文章問題を読んで答えを出す」ことも無理なんだと思う。
しかし意地悪とプライドは人並み以上で散々傷つけられた。
とにかく嘘つき。お金もルーズ。
こういう人が他の介護者を虐めて実権を握ると地獄だ。
話が通じないし施設長や社長に伝えても「彼女がそう言っているので仕方がない」と逃げてしまう。
バカな男は怖い女に抗えない。自分の母の記憶を上書きできないからだ。
問題を直視できずにひたすら揉め事から逃げる。
これが介護業界の一番の闇だ。

誤解して欲しくないのは、私の知人友人でも誇りと優しさを持って介護士をしている人はたくさんいる。
彼女たちは「自分が辛いのは利用者のせいではなく制度自体の問題だ」
と俯瞰的に見て闘っているのだ。
賛同している。
私は「介護職の賃金を月5万円引き上げて欲しい」と思っている。

看護師もそうだったが賃金を引き上げるだけで有能な人が集まり、嘘つきインチキ業者が淘汰されると思っている。
保育師も介護士も賃上げして欲しい。
誰もが通る道なのだから。